粗鹵迂遠について

四字熟語 | 粗鹵迂遠 |
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読み方 | そろうえん |
意味 | 質が悪く、役に立たない様子。 「粗鹵」は作りが雑で役に立たないこと。 「迂遠」は遠まわしで面倒な様子。 「疎鹵迂遠」とも、「麁鹵迂遠」とも書く。 |
出典 | - |
別表記 | 疎鹵迂遠(そろうえん) |
麁鹵迂遠(そろうえん) |
使用されている漢字
「粗」を含む四字熟語
褞袍粗糲(おんぽうそれい)
粗末な服装で、粗末な食事をすること。 または、貧しい暮らしをすること。 「褞袍」はどてらのことで、粗末な服装のたとえ。 「粗糲」は玄米のことで、粗末な食事のたとえ。
粗衣粗食(そいそしょく)
貧しい暮らしや質素な生活という意味。 「粗衣」は粗末な衣服のこと。 「粗食」は粗末な食事のこと。
粗言細語(そげんさいご)
荒々しい言葉と取るに足らない言葉。 「粗言」は荒々しい言葉。 「細語」は小さな声で話すような言葉。 「粗言細語」とも書く。
粗酒粗餐(そしゅそさん)
質素な酒と食事のこと。 「餐」は食べ物のこと。 人をもてなす時に出す酒や料理を謙遜していう言葉。
粗製濫造(そせいらんぞう)
質の低い製品を、無計画にたくさん作ること。 「粗製」は粗末な製品のこと。 「濫造」はむやみにたくさん作ること。 「粗製乱造」とも書く。
粗鹵狭隘(そろきょうあい)
見識や学問が雑で狭いこと。 「粗鹵」は作りが雑で役に立たないこと。 「狭隘」は狭いという意味。 「疎鹵狭隘」とも、「麁鹵狭隘」とも書く。
「鹵」を含む四字熟語
荒瘠斥鹵(こうせきせきろ)
土地が痩せていて、荒れ果てていること。 「荒瘠」は土地が痩せていて、荒れていること。 「斥」は干潟のこと。 「鹵」は塩。 塩分が含まれていて作物が育たない土地という意味から。
粗鹵迂遠(そろうえん)
粗鹵狭隘(そろきょうあい)
見識や学問が雑で狭いこと。 「粗鹵」は作りが雑で役に立たないこと。 「狭隘」は狭いという意味。 「疎鹵狭隘」とも、「麁鹵狭隘」とも書く。
「迂」を含む四字熟語
迂疎空闊(うそくうかつ)
回りくどくて実際には役に立たないこと。 または、世間の事柄についての知識や理解が不十分で役に立たないこと。 「迂疎」は間接的で役に立たないことや世情に疎いこと。 「空闊」は広々としている様子やおおざっぱなこと。
迂直之計(うちょくのけい)
一見すると実用的に見えないが、実際は一番実用的なこと。 「迂」は迂回すること、「直」は近道のことで、わざと回り道をすることで敵を油断させて、妨害を受けることなく先回りする兵法のことから。
婉曲迂遠(えんきょくうえん)
直接的に言わないために回りくどいこと。 「婉曲」は遠まわしに言うこと。 「迂遠」は遠まわしで煩わしい、回りくどいこと。
挙止迂拙(きょしうせつ)
立ち居振る舞いがぎこちないこと。 「挙止」は動作、立ち居古間いのこと。 「迂拙」は不器用なこと。または、役に立たないこと。
粗鹵迂遠(そろうえん)
「遠」を含む四字熟語
殷鑑不遠(いんかんふえん)
失敗の戒めになるものは、身近なことにあるということ。 「殷」は古代中国の国の名前。 「鑑」は鏡のことで、手本や見本のたとえ。 殷は、昔の出来事を手本にするよりも、圧政で滅びた前代の夏の国を手本とするべきであるという戒めから。 「殷鑑遠からず」という形で使うことが多い言葉。
永遠偉大(えいえんいだい)
いつまでも変わらずに立派な様子。 「永遠」は永久、いつまでも変わらずに続くこと。
永遠回帰(えいえんかいき)
宇宙の全ての事象は永遠と同じものが同じことを繰り返しているということ。 「永遠」は終わりがない長い時間。 「回帰」は同じところに帰ってくるという意味。 この世は延々と循環運動を行っていて、来世や前世というものは考えず、今の人生を繰り返していてもその生を肯定して、一瞬を大切にして生きるべきであるということ。 ドイツの哲学者ニーチェの根本思想であり、生への絶対的肯定。
永遠不変(えいえんふへん)
いつまでも変化しないこと。 「永遠」は永久、終わることなく続くこと。 「不変」は変わらないこと。
永遠不滅(えいえんふめつ)
いつまでもなくなることなく、残り続けること。 「永遠」は永久、終わることなく続くこと。 「不滅」はいつまでもなくならないこと。
永遠無窮(えいえんむきゅう)
果てしなく続くこと。または、終わりのない永遠に続く長い時間。 「無窮」は限りが無いこと。
「疎」を含む四字熟語
暗香疎影(あんこうそえい)
どこからともなく漂う花の香りと、月光に照らされた木々の影の情景。 または、梅のこと。 「暗香」はどこからか漂う良い香りのこと。 「疎影」はまばらに広がる木々の影のこと。
迂疎空闊(うそくうかつ)
回りくどくて実際には役に立たないこと。 または、世間の事柄についての知識や理解が不十分で役に立たないこと。 「迂疎」は間接的で役に立たないことや世情に疎いこと。 「空闊」は広々としている様子やおおざっぱなこと。
志大才疎(しだいさいそ)
大きな目標を掲げているが、それに見合う才能や能力がないこと。
内疎外親(ないそがいしん)
内心は嫌っているが、それを隠して親しげに接すること。 「内疎」は内側で嫌っていること。 「外親」は外側で親しいように見せかけること。
朴魯疎狂(ぼくろそきょう)
飾り気がなく愚かで、落ち着きがなく、常識はずれなこと。または、その人のこと。 「朴魯」は見た目を繕わず、愚かなこと。 「疎狂」は落ち着きがなく、常識はずれなこと。 君子の理想像とされ、完璧な人よりも、多少愚かで常識はずれな振る舞いをするほうがよいとことをいう。
網目不疎(もうもくふそ)
法が細かいところまで厳しく定められていて抜け道がないこと。 「網目」は法の網の目のこと。 「疎」はあらいや大雑把ということ。 法の網の目があらくないという意味の言葉。