膝癢掻背について

四字熟語 | 膝癢掻背 |
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読み方 | しつようそうはい |
意味 | 要点から外れた行いのたとえ。 膝が痒くなって背中を掻くという意味から。 議論などで要点から外れているときに使う言葉。 「膝癢くして背を掻く」とも読む。 |
出典 | 『塩鉄論』「利議」 |
類義語 | 縁木求魚(えんぼくきゅうぎょ) |
使用されている漢字
「膝」を含む四字熟語
膝癢掻背(しつようそうはい)
平伏膝行(へいふくしっこう)
神仏や貴人の前での座礼作法のことで、恐縮しながらひれ伏して進み出る様子のこと。 または、頭を地に付けるように低くして、目を伏せて膝頭で這って進むこと。
匍匐膝行(ほふくしっこう)
両手をついて、膝を床につけ、ひれ伏したまますり足で移動すること。 地位の高い人の前で、恐縮しながら移動するときの作法。 「匍匐」は腹を地面に付けて寝そべること。 「膝行」は膝を地につけて、するように移動すること。
「癢」を含む四字熟語
膝癢掻背(しつようそうはい)
「掻」を含む四字熟語
隔靴掻痒(かっかそうよう)
望みどおりにならないことに苛立ちを覚えること。 または、物事の重要な部分に触れることができずに、もどかしいこと。 履いている靴の上から、足のかゆいところをかくという意味から。 「靴(くつ)を隔(へだ)てて痒(かゆ)きを掻(か)く」とも読む。 「隔靴掻癢」とも書く。
膝癢掻背(しつようそうはい)
麻姑掻痒(まこそうよう)
物事が思い通りにうまくいくこと。 または、細かい要望に対して満足する結果で応えることができること。 痒い所に手が届くという意味。 「麻姑」は手の爪が鳥のように長い中国の伝説の仙女の名前。 「掻痒」は痒いところをかくということ。 漢の桓帝の時代、蔡経が「麻姑の爪で背中をかかせたら気持ちが良いにちがいない」と思ったという故事から。
「背」を含む四字熟語
眼光紙背(がんこうしはい)
読解力が極めて優れていることのたとえ。 「眼光」は眼の光のこと。転じて、物事を見通す力。 「紙背」は文章などが書かれた紙の裏のこと。 眼の光が鋭く、紙の裏まで貫くという意味から。 「眼光紙背に徹す」を略した言葉。
項背相望(こうはいそうぼう)
人の行き来が非常に多いこと。 「項背」は背中とうなじのこと。 「相望」はお互いに見ること。 前後にいる人の背中やうなじをお互いに見るという意味から。 「項背相望む」とも読む。
紙背之意(しはいのい)
言葉の裏に隠された深意のこと。 「紙背」は言葉や文章などが書かれた紙の裏のこと。
人心向背(じんしんのこうはい)
人々の心がどちらに向かうかということ。 「人心」はたくさんの人たちの心。 「向背」は従うか背くかということ。 たくさんの人たちが同意するか、反対するかという意思やその傾向のことをいう。
中肉中背(ちゅうにくちゅうぜい)
普通の体重で、普通の身長、普通の体格のこと。 「中肉」は太ってもいない、痩せてもいない中間の体系。 「中背」は高くもない、低くもない中間の身長。
二律背反(にりつはいはん)
互いに矛盾している二つの命題が、互いに同じだけの合理性や整合性があること。 「Aが正しければBは偽り」 「Bが正しければAは偽り」 このような事例でAとBどちらにも同じだけの合理性や整合性があることを言う。 「二律」は二つの法則や原理。 「背反」は対立すること。 ドイツ語のアンチノミーの訳。