円融三諦とは
円融三諦
えんにゅう-さんだい
四字熟語 | 円融三諦 |
---|---|
読み方 | えんにゅうさんだい ※「えんにゅう」は「えんゆう」、「さんだい」は「さんたい」とも読む。 |
意味 | 仏教の言葉で、空、仮、中の三つの真理がそれぞれの立場を保ちながらも、互いに溶け合っている状態が同時に成り立っていること。
「円融」はお互いに融合しているが、それぞれ立場を保ちつつ妨げになっていないこと。 「三諦」は空、仮、中の三つの真理のこと。 天台宗が説く三つの真理のことで、全てのものには実体が存在しないという「空」と、全てのものは因縁によって存在するという「仮」と、それら二つを超越して存在しているという「中」のことをいう。 「三諦円融」ともいう。 |
異形 | 三諦円融(さんだいえんにゅう) |
漢検級 | 準1級 |
場面用途 | 仏教の言葉 |
使用漢字 | 円 / 融 / 三 / 諦 |
「円」を含む四字熟語
- 円滑洒脱(えんかつしゃだつ)
- 円孔方木(えんこうほうぼく)
- 円鑿方枘(えんさくほうぜい)
- 円実頓悟(えんじつとんご)
- 円頂黒衣(えんちょうこくい)
- 円転滑脱(えんてんかつだつ)
- 円転自在(えんてんじざい)
- 円頭方足(えんとうほうそく)
- 円頓止観(えんどんしかん)
- 円融三諦(えんにゅうさんだい)
- 円木警枕(えんぼくけいちん)
- 円満具足(えんまんぐそく)
- 円満成就(えんまんじょうじゅ)
- 円融滑脱(えんゆうかつだつ)
- 水随方円(すいずいほうえん)
- 智円行方(ちえんこうほう)
- 破鏡重円(はきょうじゅうえん)
- 福徳円満(ふくとくえんまん)
- 方鑿円枘(ほうさくえんぜい)
- 方底円蓋(ほうていえんがい)
- 老成円熟(ろうせいえんじゅく)
「融」を含む四字熟語
- 円融三諦(えんにゅうさんだい)
- 円融滑脱(えんゆうかつだつ)
- 虚融澹泊(こゆうたんぱく)
- 融通無礙(ゆうずうむげ)
「三」を含む四字熟語
- 一月三舟(いちがつさんしゅう)
- 一行三昧(いちぎょうざんまい)
- 一字三礼(いちじさんらい)
- 一日三秋(いちじつさんしゅう)
- 一読三嘆(いちどくさんたん)
- 一念三千(いちねんさんぜん)
- 一国三公(いっこくさんこう)
- 一倡三歎(いっしょうさんたん)
- 一刀三礼(いっとうさんらい)
- 一筆三礼(いっぴつさんらい)
- 韋編三絶(いへんさんぜつ)
- 益者三楽(えきしゃさんごう)
- 益者三友(えきしゃさんゆう)
- 円融三諦(えんにゅうさんだい)
- 喙長三尺(かいちょうさんじゃく)
- 河東三鳳(かとうのさんぽう)
- 華封三祝(かほうのさんしゅく)
- 帰依三宝(きえさんぽう)
- 九夏三伏(きゅうかさんぷく)
- 挙一反三(きょいちはんさん)
- 尭階三尺(ぎょうかいさんじゃく)
- 君子三畏(くんしのさんい)
- 君子三戒(くんしのさんかい)
- 君子三楽(くんしのさんらく)
- 戯作三昧(げさくざんまい)
- 挙一明三(こいちみょうさん)
- 狡兎三窟(こうとさんくつ)
- 虎渓三笑(こけいさんしょう)
- 五障三従(ごしょうさんじゅう)
- 歳寒三友(さいかんさんゆう)
「諦」を含む四字熟語
- 円融三諦(えんにゅうさんだい)
- 三諦止観(さんたんしかん)
- 熱願冷諦(ねつがんれいてい)