邪説異端について

四字熟語 | 邪説異端 |
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読み方 | じゃせついたん |
意味 | 少数派に信じられている正統ではない主張や信仰、学説のこと。 「邪説」は邪な主張や学説。 「異端」は少数によって信じられている主張、信仰、学説などということから。 |
出典 | 『宋史』「程顥伝」 |
類義語 | 異端邪説(いたんじゃせつ) |
使用されている漢字
「邪」を含む四字熟語
異端邪説(いたんじゃせつ)
少数派に信じられている正統ではない主張や学説、宗教のこと。 「異端」は多くの人には認められず、少数の人によって信じられている主張や学説、宗教などのこと。 「邪説」は道理に外れた主張や学説のこと。
淫祠邪教(いんしじゃきょう)
邪な神をまつり、人の心を惑わす宗教のこと。 「淫祠」は邪な神をまつっている祠。 「邪教」は邪な教えのこと。 本人が信仰している宗教以外の他の宗教を批判するときに使うこともある。
改邪帰正(かいじゃきせい)
悪い行いをやめて、正しいことをするように改心すること。
干将莫邪(かんしょうばくや)
古代中国にあったとされる名剣の名前。 「干将」は中国の春秋時代の呉の国の刀工の名前。 「莫邪」はその刀工の妻の名前。 干将は呉の王に剣を作るように言われ、剣を作り始めたが、上手くいかなかった。 炉に妻の髪と爪を入れてみると、二振りの名剣が完成して、その剣に「干将」と「莫邪」という名 づけて献上したという故事から。 「干将莫耶」とも書く。
奸佞邪智(かんねいじゃち)
性格がひねくれていて、悪知恵がはたらくこと。 「奸佞」は心がひねくれていて悪賢く、人にこびへつらうこと。 「邪智」は悪いことにだけよく働く知恵。 「奸佞」は「姦佞」とも、「邪智」は「邪知」とも書く。
曲直正邪(きょくちょくせいじゃ)
正しいことと、正しくないこと。 「曲直」と「正邪」は、どちらも正しいことと、正しくないことという意味で、似た意味の言葉を重ねて強調した言葉。
「説」を含む四字熟語
異端邪説(いたんじゃせつ)
少数派に信じられている正統ではない主張や学説、宗教のこと。 「異端」は多くの人には認められず、少数の人によって信じられている主張や学説、宗教などのこと。 「邪説」は道理に外れた主張や学説のこと。
一字不説(いちじふせつ)
仏法の心理、悟りは奥深く、言葉で言い表すことはできず、自ら体得するしかないということ。 釈迦が悟り得た境地を、一字も説いていないということから。
因機説法(いんきせっぽう)
相手の能力や、その場の状況に合わせて仏の教えを説くこと。 仏教の言葉で、「機に因りて法を説く」とも読む。
郢書燕説(えいしょえんせつ)
関連のない物事を無理に関連付けて説明すること。 「郢」は楚の国の郡の名前。 「燕」は国の名前。 郢の人が燕の大臣に手紙を書いたときに、周りが暗かったので「燭を挙げよ」と言うと、その言葉を書記がそのまま手紙に書いてしまった。 これを読んだ燕の大臣が「賢人を登用せよ」という意味だと無理矢理解釈して王に進言して実行すると国がよく治まったという故事から。
横説竪説(おうせつじゅせつ)
縦横自在にいろいろな観点から弁舌をふるうこと。 「竪」は縦という意味。
街談巷説(がいだんこうせつ)
世間で流れている何の根拠もない噂のこと。 「街談」と「巷説」はどちらも町中で出回っている噂話のことで、同じ意味の言葉を重ねて強調した言葉。
「異」を含む四字熟語
異域之鬼(いいきのき)
祖国に帰れず異国の地で死ぬこと。またはその人の魂。 「異域」は自分の国でない国、外国。 「鬼」は死んだ人の魂のこと。 故郷から離れて、外国に留まり続けている死者の魂という意味から。
異曲同工(いきょくどうこう)
見た目は違っているが、手法や技術に大きな差がないこと。 「曲」は音曲、「工」は技術、 技巧のこと。 同じ技巧の音曲でも味わいが異なっていたり、同じ技巧の詩文でも趣が異なっていること。
異口同音(いくどうおん)
全員が同じことを言うこと。 または、全員の意見が一つに揃うこと。 「異口」は多くの自分以外の口。 「同音」は口をそろえて言うこと。
異国情緒(いこくじょうちょ)
異国の風物がかもし出す自国とは違う雰囲気や風情のこと。
異国情調(いこくじょうちょう)
異国の風物がかもしだす、自国とは違う雰囲気や風情のこと。
異体同心(いたいどうしん)
それぞれ異なる体を持っているが、心は強く結ばれていること。 「異体」は異なる体のこと。 「同心」は心が同じであること。 おもに夫婦や親しい人間関係などの深い関係をいう言葉。
「端」を含む四字熟語
異端邪説(いたんじゃせつ)
少数派に信じられている正統ではない主張や学説、宗教のこと。 「異端」は多くの人には認められず、少数の人によって信じられている主張や学説、宗教などのこと。 「邪説」は道理に外れた主張や学説のこと。
影迹無端(えいせきむたん)
痕跡や手がかりになるものが何もないこと。 「迹」は痕跡。 「端」は手がかり。 「影迹端無し」とも読む。
詭計多端(きけいたたん)
悪知恵がよく働き、人をだます計略をたくさんもっていること。 「詭計」は計略、「多端」は多くもっていること。
経緯万端(けいいばんたん)
物事が入り組んでいて、解決策の糸口がつかめないこと。 「経緯」は縦糸と横糸のこと。 「万端」はたくさんの糸口のことで、多くの糸が絡まり糸口を見つけられないという意味。
譎詐百端(けっさひゃくたん)
嘘や裏切りが非常に多いこと。 「譎詐」は嘘や裏切り。 「百端」は数が多いことのたとえ。
乾端坤倪(けんたんこんげい)
天地の一番端のこと。 「乾端」は天の端、「坤倪」は地の果て。