有耶無耶とは

四字熟語 | 有耶無耶 |
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読み方 | うやむや |
意味 | あるのかないのかよくわからないほど曖昧な様子。 「有りや無しや」という言葉を漢文調に有耶無耶と書いて、それを音読したという説が有力な語源である。 |
漢検級 | 準1級 |
場面用途 | 不明確 / 状態 |
類義語 | 曖昧模糊(あいまいもこ) |
五里霧中(ごりむちゅう) | |
渾渾沌沌(こんこんとんとん) | |
朦朧模糊(もうろうもこ) |
使用されている漢字
「有」を含む四字熟語
一切有情(いっさいうじょう)
この世に生きとし生けるものすべてのこと。特に、人間のこと。 「一切」はすべてのこと。 「有情」は生きているもののこと。 仏教用語。
有為転変(ういてんぺん)
この世の全ての現象や存在は常に移り変わり、一定しているものはないということ。または、この世は儚いものであるということのたとえ。 「有為」は様々な因縁から生じる現象。 「転変」は移り変わること。 仏教の言葉。
有為無常(ういむじょう)
この世の全ての現象や存在は常に移り変わり、はかないものということ。 仏教語から「有為」は様々な因縁から生じる現象。
有財餓鬼(うざいがき)
「餓鬼」は仏教語の餓鬼道に落ちて常に飢えに苦しむ亡者のことで、欲深く異常なほど金銭に執着する人のこと。
有情世間(うじょうせけん)
意志や感情を持った生き物のことで、人間や動物のこと。 または、それらが存在する世界のこと。
有情非情(うじょうひじょう)
人間や動物、植物に加えて、命を持たない石や水などを含めた世界に存在する全てのもののこと。
「耶」を含む四字熟語
「無」を含む四字熟語
悪逆無道(あくぎゃくむどう)
人の道をはずれた計り知れないほどの悪行のこと。 「悪逆」は律令法の八逆の中の一つで親族殺しのこと。 「無道」は人としての道理にはずれていること。
鴉雀無声(あじゃくむせい)
周囲に動くものもなく、静まりかえった様子のこと。 鴉(からす)や雀(すずめ)の鳴き声すらしないという意味から。
安心無為(あんじんむい)
信仰することで得た心の安らぎ。
安然無恙(あんぜんむよう)
病気や怪我などがなく、心を悩ませることもなく穏やかなこと。または、軍事などでそれまでに損害が出ていないこと。 「安然」は穏やかな様子。 「無恙」は健康で悩みなどもない様子。 「安然として恙無し」とも読む。
安穏無事(あんのんぶじ)
何事もなく、世の中や暮らしが穏やかで安らかなさま。 「無事安穏」ともいう。
一事無成(いちじむせい)
一つの物事ですら最期までやり遂げることができないこと。 何一つ成果を得られないという意味から。 「一事成ること無し」とも読む。