「穿」を含む四字熟語一覧
「穿」を含む四字熟語(五十音順)
衣弊履穿(いへいりせん)
貧しいことのたとえ。 「衣弊」は使い古して敗れた衣服。 「履穿」は履物が破れ穴があくこと。 ぼろぼろになった衣服ということから、貧しい服装をいう言葉。 「衣(い)弊(やぶ)れ履(くつ)穿(うが)つ」とも読む。
衣履弊穿(いりへいせん)
ひどく粗末な服装のこと。 「衣履」は服と靴のこと。 「弊穿」は破れたり、穴があくこと。 破れた服と穴の空いた靴という意味から。
山溜穿石(さんりゅうせんせき)
小さな努力を重ねていけば、どんなことも成し遂げることができることのたとえ。 「山溜」は山から滴り出る水。 山から滴り出る水が、長い時間をかけて岩石に穴をあけるという意味から。 「山溜、石を穿つ」とも読む。 「山霤穿石」とも書く。
山霤穿石(さんりゅうせんせき)
小さな努力を重ねていけば、どんなことも成し遂げることができることのたとえ。 「山溜」は山から滴り出る水。 山から滴り出る水が、長い時間をかけて岩石に穴をあけるという意味から。 「山溜、石を穿つ」とも読む。 「山霤穿石」とも書く。
心堅石穿(しんけんせきせん)
意志を貫き通せば、どんな困難なことも解決することができるということ。 「心堅」は意志が固いこと。 「穿」は穴を空けるや、貫き通すということ。 意志が固ければ、石に穴を開けることもできるという意味から。 傅先生は師から木ののみだけを渡されて、岩盤に穴を開ける修行を与えられたが、四十七年かけて穴を開けたという故事から。 「心堅ければ石をも穿つ」とも読む。
水滴石穿(すいてきせきせん)
小さい力でも積み重なれば強大な力になることのたとえ。 「水滴」は一滴の水、「石穿」は石に穴をあけること。 水滴も同じ位置に落ち続ければ、いずれ石に穴をあけることができるという意味から。 「水滴石を穿(うが)つ」とも読む。
尺蚓穿堤(せきいんせんてい)
小さなことが原因となり、大きな災難が発生すること。 「尺蚓」は小さなみみず。 「穿堤」は堤防に穴をあけること。 小さなみみずが堤防に穴をあけたことが原因になり、そこから堤防が決壊して一つの村が水に浸かるということから。 「尺蚓堤を穿つ」とも読む。
穿壁引光(せんぺきいんこう)
貧しい生活をしながら勉学に励むこと。苦学のたとえ。 壁に穴を開けて隣の家の光を盗み、盗んだ光で勉強をするということから。 前漢にいた匡衡は貧しく、灯火の油を買うことができず、壁に穴を開け、隣家の明かりを盗んで勉学に励んだという故事から。 「壁を穿ちて光を引く」とも読む。
短褐穿結(たんかつせんけつ)
貧しい人の質素な衣服。 「短褐」は丈の短い粗末な布の服。 「穿結」は破れていたり、繕ったりしている服。
朝穿暮塞(ちょうせんぼそく)
建物を頻繁に壊したり、作ったりすること。 「穿」は穴を掘ること。 朝に穴を掘って、夜にはその穴を塞ぐという意味から。 「朝に穿ち暮れに塞ぐ」とも読む。
鉄硯磨穿(てっけんません)
強い意志を持ち続けて、達成するまで変えないこと。または、休まず学問に励むこと。 「磨」はすり減らす、「穿」は穴をあけること。 鉄の硯に穴をあけるほど学問に励むという意味。
点滴穿石(てんてきせんせき)
小さい力でも積み重なれば強大な力になることのたとえ。 「点滴」は一滴の水、「穿石」は石に穴をあけること。 水滴も同じ位置に落ち続ければ、いずれ石に穴をあけることができるという意味から。
百歩穿楊(ひゃっぽせんよう)
すぐれた射撃の能力があること。 「穿」は穴を開けること。 「楊」は柳のこと。 百歩離れた場所から、細い柳の葉を打ち抜くという意味から。 「百歩楊を穿つ」とも読む。
磨穿鉄硯(ませんてっけん)
強い意志を持ち続けて、達成するまで変えないこと。 または、休まず学問に励むこと。 「磨」はすり減らす、「穿」は穴をあけるということ。 鉄の硯に穴を空けるほど学問に励むという意味。