「色」を含む四字熟語一覧
色を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
黯然失色(あんぜんしっしょく)
衝撃を受けて気力を失うこと。 「黯然」は暗い様子。または、顔色を失うこと。 「失色」は元の色が失われること。または、顔色を失うこと。 本来の色が消え失せて、暗く冴えない色になるという意味から。
歓言愉色(かんげんゆしょく)
楽しげな会話と楽しげな表情。 または、お世辞を言って、愛想よく振る舞うこと。 「歓言」は楽しく話しをする、談笑。 「愉色」は楽しげな表情、笑顔。
姦声乱色(かんせいらんしょく)
人の心を乱し、堕落させる音楽や淫らな女性の容貌のこと。 「姦声」は人の心を乱して堕落させる音楽。 「乱色」は淫らな女性の容貌。
喜色満面(きしょくまんめん)
嬉しそうな表情が顔全体に溢れ出ている様子。 「喜色」は嬉しそうな表情のこと。 「満面」は顔全体のこと。
空即是色(くうそくぜしき)
「空」であることによって、はじめてこの世の全ての事象や物体が成り立つということ。 「空」とは、存在しているが実体性を欠いていることで、 この世の全ての事象や物体などのすべてを否定しているのではない。「空」が事象や物体などの真の姿でもあるという意味。 「色」とは、この世に存在する全ての物質的な物や、人が認識できる全ての事象のこと。
巧言令色(こうげんれいしょく)
心のこもっていない言葉や取り繕った表情などで、相手に気に入られようとすること。 「巧言」は相手に気に入られるために飾った言葉。 「令色」は表情を愛想良く飾ること。
国色天香(こくしょくてんこう)
植物の牡丹の別名。 または、美人を言い表す言葉。 「国色」は国の中にあるものの中で最も美しい色のこと。または、国の中で最も美しい人のこと。 「天香」はこの世のものとは思えないほどのよい香りのこと。 「天香国色」ともいう。
古色蒼然(こしょくそうぜん)
とても古びている様子。 または、古びていて趣のあること。 「古色」は古くなったことで出る独特の色合いのこと。 「蒼然」は古びて、色が薄くなったり変わったりしていること。
五色霜林(ごしきのそうりん)
美しい紅葉の風景。 「五色」は色鮮やかな様子。 「霜林」は霜がふった後の林。 秋の終わり頃の風景を言い表す言葉で、霜がふることで、木々の葉の色が紅や黄色に変化することから。
才色兼備(さいしきけんび)
才知と美しい容姿を兼ね備えている女性。 聡明で美しい女性のこと。 「才色」は才知と美しい容姿。 「兼備」は兼ね備えるという意味。
才色兼備(さいしょくけんび)
才知と美しい容姿を兼ね備えている女性。 聡明で美しい女性のこと。 「才色」は才知と美しい容姿。 「兼備」は兼ね備えるという意味。
采色不定(さいしょくふてい)
怒ったり喜んだりと、感情がころころと変わること。 「采色」は顔つきや顔色。 顔つきが一定しないという意味から。
才色兼備(さいそくけんび)
才知と美しい容姿を兼ね備えている女性。 聡明で美しい女性のこと。 「才色」は才知と美しい容姿。 「兼備」は兼ね備えるという意味。
察言観色(さつげんかんしき)
人の言葉や表情、顔の様子から相手の性格や考え方を見抜くこと。 「色」は表情や顔つきのことで、人の表情や顔つき、言葉を観察するという意味から。 「言(げん)を察して色(いろ)を観る」とも読む。
山光水色(さんこうすいしょく)
山や海、川などの自然の風景。 「山光」は山の風景。 「水色」は海や川、湖などの水辺の風景。
色相世界(しきそうせかい)
実際に目で見ることができる世界、この世のこと。 「色相」は実際に目で見ることができる姿や形、物事の様子。
色即是空(しきそくぜくう)
「色」すなわち「この世の全ての事象や物体」で変化しないものはなく、全てのものの実体は「空」であるということ。 「色」はこの世に存在する全ての物質的な物や、人が認識できる全ての事象。 「空」は物質的には存在しているが実体ではないという意味。
疾言遽色(しつげんきょしょく)
早口で喋ったり、慌てている顔色をしたりして落ち着きがないこと。 「疾言」は早口で喋ること。 「遽色]は慌てふためいた顔色をしていること。
秀色可餐(しゅうしょくかさん)
女性の容姿が美しいことのたとえ。 「秀色」は女性の美しい容姿。 「可餐」は味わう価値があるということ。 「秀色(しゅうしょく)餐(さん)す可(べ)し」とも読む。
秀色神采(しゅうしょくしんさい)
すぐれた風景や様子のこと。 「秀色」は美しい様子や姿のこと。 「神采」はすぐれた外見。または、品格が高い様子。 「秀色神彩」とも書く。
秀色神彩(しゅうしょくしんさい)
すぐれた風景や様子のこと。 「秀色」は美しい様子や姿のこと。 「神采」はすぐれた外見。または、品格が高い様子。 「秀色神彩」とも書く。
酒色財気(しゅしょくざいき)
人が注意を払うべき四つのもの。 酒、好色、物欲、短気の四つをいう。
食色性也(しょくしょくせいや)
食欲と性欲は、人が生まれつき持つ基本的な欲求であり、これを取り除くことはできないということ。 「食(しょく)と色(しょく)は性(せい)なり」とも読む。
色若死灰(しょくじゃくしかい)
恐怖などによって、顔から血の気がなくなり青ざめていること。 「死灰」は完全に燃え尽きて白く冷たくなった灰。 「色(いろ)死灰(しかい)の如(ごと)し」とも読む。
色衰愛弛(しょくすいあいし)
美しさや魅力によって愛された人が、衰えてその美しさが失われた結果、愛情も失われること。 中国の春秋時代、衛の国の弥子瑕(びしか)は君主から寵愛を受け、何をしても褒められた。しかし、その寵愛が次第に薄れると、以前と同じ行動でも批判されるようになったという故事から。 「色(いろ)衰(おとろ)え愛(あい)弛(ゆる)む」とも読む。
神色自若(しんしょくじじゃく)
何があっても慌てずに落ち着いていること。 「神色」は精神と顔色。 「自若」は心がいつもと同じこと。 何があっても普段と同じ対応をするという意味から。
十人十色(じゅうにんといろ)
性格、好み、考え方などは人それぞれ違うということ。 「十人」は十人の人のこと。 「十色」は十の種類があるということ。 人の性質は人それぞれ違うため、十人いれば十の種類に分かれるという意味から。
翠色冷光(すいしょくれいこう)
冷たく感じるような青い光のこと。 また、月の光りを表現したもの。 「翠色」は青緑色、または深い緑色のこと。 「冷光」は冷ややかな光という意味。
水声山色(すいせいさんしょく)
川の水の流れる音と、山の木々の緑のこと。 穏やかな村を言い表す言葉。 「水声」は川の流れの水の音。 「山色」は山の木々の緑色。
清光素色(せいこうそしょく)
月の澄んだ白い光のこと。 「清光」は清らかな光ということから、月の光のこと。 「素色」は白い色。 夜に月が美しく輝いていることをいう言葉。
青松落色(せいしょうらくしょく)
交友関係が途切れそうになることのたとえ。 「青松」は常緑樹の松のこと。 「落色」は色が落ちること。 常緑樹の松が色あせるという意味から。
蒼然暮色(そうぜんぼしょく)
夕方になって、少しずつ暗くなっていく様子。 「暮色」は日が沈んで薄暗い夕方の景色。 「蒼然」は日が沈んで薄暗い様子。 「蒼然暮色」ともいう。
大驚失色(たいきょうしっしょく)
非常に激しく驚き恐れて、血の気が引いて青ざめること。 「大驚」はとても激しく驚くこと。 「失色」は顔色を失うということから青ざめるという意味。
談虎色変(だんこしきへん)
実際に経験したことがある者だけが真実を知っているということ。 実際に虎に襲われたことがある人は、虎という言葉を聞くと、その恐怖を思い出して顔色が変わるという意味から。 「虎(とら)を談じて色(いろ)変ず」とも読む。
沈湎冒色(ちんめんぼうしょく)
酒や女性に溺れること。 「沈湎」は酒に溺れること。 「冒色」は女性に溺れること。
天香国色(てんこうこくしょく)
植物の牡丹の別名。 または、美人を言い表す言葉。 「国色」は国の中にあるものの中で最も美しい色のこと。または、国の中で最も美しい人のこと。 「天香」はこの世のものとは思えないほどのよい香りのこと。 「天香国色」ともいう。
天姿国色(てんしこくしょく)
生まれた時からこの世のものとは思えないほど美しい女性のこと。 「天姿」は天から与えられた容姿。 「国色」は国の中で最も美しい女性という意味。
洞庭春色(どうていしゅんしょく)
みかんを使って発酵、熟成させて作った酒のこと。 「洞庭」は中国にある湖の名前、洞庭湖のことで、洞庭湖の春の景色という意味から。 中国では立春の日にこの酒を飲んでいたとされている。
物色比類(ぶっしょくひるい)
同じようなものの中で、見た目をしっかりと調べ、他のものと比べて、その中でよいものを選ぶこと。 「物色」は犠牲になるものの毛の色のこと。 「比類」は他のものと比べて、検討すること。 よい毛の色のものを選んで、供物に合わせた祭礼の組み合わせをしっかりと検討して、慎重に供物を選ぶべきであるということ。 生贄にするものを選ぶ方法をいう言葉。
暮色蒼然(ぼしょくそうぜん)
夕方になって、少しずつ暗くなっていく様子。 「暮色」は日が沈んで薄暗い夕方の景色。 「蒼然」は日が沈んで薄暗い様子。 「蒼然暮色」ともいう。
目迷五色(もくめいごしき)
豊かな彩りに目を奪われ、実態が見えないこと。 「五色」は人が作った文明や、文化などの視覚的産物のこと。 華やかで美しい見掛けに惑わされて、物事の本質を見失う人をあざ笑う言葉。 「目(め)五色(ごしき)に迷う」とも読む。
目迷五色(もくめいごしょく)
豊かな彩りに目を奪われ、実態が見えないこと。 「五色」は人が作った文明や、文化などの視覚的産物のこと。 華やかで美しい見掛けに惑わされて、物事の本質を見失う人をあざ笑う言葉。 「目(め)五色(ごしき)に迷う」とも読む。