「ふと」を含む四字熟語
「ふと」を含む四字熟語 — 16 件
意路不倒(いろふとう)
人の考えでは理解することのできない不思議なこと。 または、悟りの境地は人の思考や論理では理解できないということ。 「意路」は思考の筋道。
禍生不徳(かしょうふとく)
その人自身の不徳が原因となって、不幸が起こるということ。 「禍」は災難、不幸。 「禍(わざわい)は不徳(ふとく)に生(しょう)ず」とも読む。
求不得苦(ぐふとくく)
仏教の八苦の中の一つで、求めているものを得ることが出来ない苦しみのこと。
群而不党(ぐんじふとう)
すぐれた人物は、人と仲良くしても徒党を組むことはないということ。 「党」は徒党を組んで身内を優遇すること。 「群して党せず」、また「群すれども党せず」とも読む。
尺布斗粟(しゃくふとぞく)
兄弟の仲が悪いこと。 「斗粟」の「斗」は容量の単位。 一斗の粟のことから、少しの食べ物のたとえ。 「尺布」の「尺」は長さの単位。 一尺の布のことから、少しの衣服のたとえ。 中国の漢の淮南王と文帝は腹違いの兄弟だったが、文帝はおごり昂って法に背く行いを多くしたために、淮南王に王位を奪われ流罪にされた。 その道中で文帝は悶え苦しみ、食を断って死んだ。 人々はそのことについて「一尺の布でも一斗の粟でも、分け合えば互いの寒さと飢えをしのげるのに、何故仲良くできなかったのか」と歌ったという故事から。 「尺布斗粟」ともいう。
真金不鍍(しんきんふと)
真の実力や才能があれば、わざわざ外見や表面を飾る必要はないということ。 金自体が高く評価される素材であるため、めっきで表面を飾る必要がないことから。 「鍍」はめっきのこと。 「真金(しんきん)は鍍(と)せず」とも読む。
独立不撓(どくりつふとう)
他人に頼らずに、自分自身の力だけで物事を行い、辛いことがあってもくじけないこと。 「撓」は枝がたわむということから、心が折れる、くじけるということのたとえ。
万夫不当(ばんぷふとう)
たくさんの男が向かっていっても、勝負にすらならないほど強い人のこと。 「万夫」は大勢の男。 「不当」は相手にもならないこと。 「万夫(ばんぷ)当たらず」とも読む。
百折不撓(ひゃくせつふとう)
何度失敗しても信念を曲げないこと。 「百折」は何度も折れること。 「不撓」は決して曲がらないこと。 非常に意志が固いことをたとえた言葉で、物事が何度途中で駄目になっても、決して諦めないという意味から。
尾大不掉(びだいふとう)
臣下の力が大きくなりすぎると、君主が統制することができなくなるということ。 「尾大」は尾の大きさが大きいこと。 「掉」は振り動かすこと。尾が大きすぎると自力で尾を動かすことができないという意味から。
不義不徳(ふぎふとく)
人としての道理から外れること。 「不義」は人としての道理から外れること。 「不徳」は人としての道理に背くこと。
不智不徳(ふちふとく)
知恵や学識がなく、正しい行いや品性が欠けていること。 「智徳」は知恵や学識、知識と道徳や人格を兼ね備えていること。 「智徳」に否定の意味の「不」を添えた言葉。 「不知不徳」とも書く。
赴湯蹈火(ふとうとうか)
苦しむことを恐れずに、危険なことをすることのたとえ。 「赴湯」は熱湯に向かうこと。 「蹈火」は熱湯を踏みつけること。 熱さを問題とせず、熱湯に向かって、燃えている火を踏むという意味から。 「湯に赴(おもむ)き火を蹈(ふ)む」とも読む。
不撓不屈(ふとうふくつ)
苦労や困難があっても決して諦めることがないこと。 「不屈」と「不撓」はどちらも決して屈しない、諦めないという意味。 似た意味の語を重ねて強調した言葉。 「不屈不撓」ともいう。
不得要領(ふとくようりょう)
大切な部分のことがよくわからないこと。 「要領」は着物で大切な部分の腰帯と襟のことで、物事の大切な部分のことをいう。 「要領を得ず」とも読む。
不偏不党(ふへんふとう)
主義や思想にこだわることなく、また特定の党に所属することなく、公平で中立の立場をとること。 「不偏」はかたよらないこと。 「不党」は特定の主義や主張を持つ党派に所属しないこと。
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