「諭す」に関連する四字熟語一覧
「諭す」に関連する四字熟語の一覧です。
引而不発(いんじふはつ)
人に教える時に、基本的な方法だけを教えて、その人が自ら理解するまで待つ方法。 弓の射方を教える時に、弓の引き絞る方法だけを教えて矢を放たないということから。 「引(ひ)きて発(はっ)せず」とも、「引(ひ)きて発(はな)たず」とも読む。
応病与薬(おうびょうよやく)
人の性格や素質、理解力などの能力に合わせて適切な指導をすること。 「病に応じて薬を与える」とも読み、仏教語で症状に合う薬を与えると言う意味から。
開示悟入(かいじごにゅう)
全ての人々に仏の悟りを示して理解させ、仏道に入らせること。 「開示」は教えて理解させること。 「悟入」は悟りの境地を得ること。
誨人不倦(かいじんふけん)
手を抜かずにしっかりと人を教え導くこと。 「誨」は教えるという意味。 相手が理解するのに時間がかかっても、諦めずに教えることをいう。 「人を誨(おし)えて倦(う)まず」とも読む。
苦口婆心(くこうばしん)
相手のことを思い、口を苦くして何度も教えさとすこと。 「苦口」は口を苦くするという意味から厳しい助言。 「婆心」は慈愛溢れる老女のような心のこと。
耳提面命(じていめんめい)
細かいところまで行き届いた丁寧な説明をして、理解できるように説き聞かせること。 「耳提」は耳を引いて寄せること。 「面命」は向かい合って説き聞かせること。
随宜所説(ずいぎしょせつ)
教えを聞く相手の素質や能力に合わせて、理解できるように説かれた仏の教えのこと。 「随宜」は仏教語で相手に順応するという意味。
対牛弾琴(たいぎゅうだんきん)
苦労しても何も効果がなく無駄なこと。 または、愚かな人に立派な道理を説いて聞かせること。 牛に琴を弾いて聞かせても意味がないことから。
提耳面命(ていじめんめい)
細かいところまで行き届いた丁寧な説明をして、理解できるように説き聞かせること。 「提耳」は耳を引いて寄せること。 「面命」は向かい合って説き聞かせること。