「本質を見抜く」に関連する四字熟語一覧
「本質を見抜く」に関連する四字熟語の一覧です。
一葉知秋(いちようちしゅう)
わずかな前兆や現象から、物事の本質や変化、衰退などを察知すること。 「一葉」は一枚の葉のこと。 「知秋」は秋がきたことを知る意。 一枚の葉が落ちるのを見て、秋の訪れを察知するということから。
綱挙網疏(こうきょもうそ)
細部にとらわれることなく、問題の根本や大元を捉えることに重点を置くこと。 また、巨悪の根源や本質を追及するために、小さな悪事を見逃すこと。 「綱」はもとづな。網を締めくくる部分。 「網疏」は網の目が粗いこと。
着眼大局(ちゃくがんたいきょく)
細かいことだけにとらわれずに、全体をしっかりと把握して本質を見極めて対処すること。 「着眼」は大事なことに注意して見ること。 「大局」は全体を見ること。
熱願冷諦(ねつがんれいてい)
熱意をもって真剣に願うことと、冷静になって本質を見きわめること。
燃犀之明(ねんさいのめい)
物事の本質を鋭く見抜く力があることのたとえ。 怪物がいるといわれる深い淵の中で、犀(さい)の角を燃やして探してみると、水の底に本当に怪物がいたという故事から。
牝牡驪黄(ひんぼりこう)
物事の見た目にこだわらず、本質を見抜くことのたとえ。 「牝牡」はめすとおすのこと。 「驪黄」は色の黒色と黄色。 中国の秦の穆公が、馬を見抜く名人である伯楽に推薦された九方皐に馬を探しに行かせた。 九方皐が黄色い牝馬を見つけたという報告を受けたが、連れ帰られた馬は黒い牡馬であった。 穆公は馬の色や性別も分からないのかと怒ったが、これに対して伯楽は色や性別などの見た目にこだわらず、馬本来の能力を見るべきだといった。 そして、その馬は他と比べることのできないほどの名馬だったという故事から。
不失正鵠(ふしつせいこく)
物事の一番大切な部分を正確にとらえること。 「正鵠」は弓の的にある中心の黒い星のこと。 矢を外すことなく、正確に正鵠を射抜くという意味から。