「山」に関連する四字熟語一覧
「山」に関連する四字熟語の一覧です。
屹然特立(きつぜんとくりつ)
山などが一際高くそびえ立っていること。 「屹然」は山などが高く立っている様子。 「特立」は周囲より際立って高く立っていること。
窮山幽谷(きゅうざんゆうこく)
人里から遠く離れた、奥深い場所にある静かな山と谷。 「窮」と「幽」はどちらも奥深いという意味。
空山一路(くうざんいちろ)
人の気配のない静かな山の中に一つの道が通じていること。 「空山」は人気のない寂しく静かな山。 「一路」は一つの道。
桟雲峡雨(さんうんきょうう)
山の中にあるかけ橋付近に漂う雲と谷の中に降る雨のこと。 「桟」は丸太や蔓などを使って、山の険しい場所にかけられているかけ橋のこと。 「峡」は山間の谷間。
山光水色(さんこうすいしょく)
山や海、川などの自然の風景。 「山光」は山の風景。 「水色」は海や川、湖などの水辺の風景。
三国無双(さんごくむそう)
日本・中国・インドの三つの国の中で比べることができるものすらないこと。 もとは富士山のことをいった言葉。
山容水態(さんようすいたい)
山や川などの美しい自然の風景のこと。 「容」と「態」は姿や、様子という意味。
残山剰水(ざんざんじょうすい)
戦争によって荒れ果てた山や川の様子。 または、山水画を描く技法のこと。 山や川の全体を描かずに、一部分を描いて雄大な自然を表現する技法をいう。 「残」と「剰」はどちらも「残っている」という意味。 「剰水残山」ともいう。
青山一髪(せいざんいっぱつ)
遠く離れたところにある山が見える様子。 または、水平線を言い表す言葉。 髪の毛一本に見えるように、遠くはなれた山と地平線が重なって見えるということから。
青苔黄葉(せいたいこうよう)
山と山の間にある家の美しい景色。 「青苔」は青い色のこけ。 「黄葉」は秋になって、葉の色が黄色に変わった葉のこと。
尺山寸水(せきざんすんすい)
高い山の上から見下ろした景色。 「尺」と「寸」はどちらも長さの単位で、どちらも短い長さのたとえ。 上から見た他の山や川が小さく見えるということから。
千仞之山(せんじんのやま)
非常に高さのある山を言い表す言葉。 「仞」は長さの単位で、「千仞」は非常に高さがあることのたとえ。 「千尋之山」とも書く。
鋳山煮海(ちゅうさんしゃかい)
たくさんの財産を蓄えること。 または、山や海の資源が豊かなこと。 「鋳山」は山から銅を採掘して銅貨を作ること。 「煮海」は海水を煮て塩を作ること。 「山に鋳(い)、海を煮る」「山に鋳(い)、海に煮る」とも読む。
名山勝川(めいざんしょうせん)
景色のいい山と川。 「名勝」と「山川」を組み合わせた言葉。 「名勝」は景色がよいことで有名な場所のこと。
遊山玩水(ゆうざんがんすい)
山や川などの美しい自然の景色を見て、自然を楽しむこと。 「玩」は満足するまで楽しむこと。 「山に遊びて水を玩(もてあそ)ぶ」とも読む。 「遊山」は「游山」とも、「玩水」は「翫水」とも書く。
竜飛鳳舞(りょうひほうぶ)
山々が連なっていて立派な様子。または、文字の書き方や筆の勢いが生き生きとしていて、自在なこと。 伝説上の存在である竜が飛び上がって、鳳凰が空を舞う様子から。 「竜(りゅう)飛び鳳(ほう)舞う」とも読む。