暗香蓊勃について

四字熟語 | 暗香蓊勃 |
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読み方 | あんこうおうぼつ |
意味 | どこからかともなく、良い香りが盛んに漂ってくるさま。 「暗香」はどこからか漂う良い香り。 「蓊勃」は勢いが盛んな様子。 |
出典 | 『月瀬記勝』斎藤拙堂 |
類義語 | 暗香浮動(あんこうふどう) |
使用されている漢字
「暗」を含む四字熟語
暗雲低迷(あんうんていめい)
悪い状態が好転する兆候もなく、先行き不安のまま長く続いている状況のこと。 「暗雲」は光が届かないほど厚く、今にも雨が降り出しそうな黒い雨雲のことから、悪いことが起こりそうな気配のたとえ。 「低迷」は雲が高さの低い位置で留まること。 主に経済や社会状況、人の気持ちについていう言葉。
暗香疎影(あんこうそえい)
どこからともなく漂う花の香りと、月光に照らされた木々の影の情景。 または、梅のこと。 「暗香」はどこからか漂う良い香りのこと。 「疎影」はまばらに広がる木々の影のこと。
暗香浮動(あんこうふどう)
真っ暗な中でわずかに漂う梅の香りのこと。 「暗香」はどこからか漂う良い香りのことで、梅の花の香りを言うことが多い。 「浮動」は浮き漂うこと。 春の訪れを言い表す言葉。
暗黒時代(あんこくじだい)
戦乱や疫病などが原因で、社会がひどく乱れていて希望の持てない時代。 「暗黒」は真っ暗という意味から、絶望という意味。
暗黒沈静(あんこくちんせい)
暗闇に覆われて、ひっそりとしている様子。 「暗黒」は暗闇のこと。 「沈静」は物音のしない、静かな様子。
暗箭傷人(あんせんしょうじん)
こっそりと人を陥れたり、中傷したりすること。 「暗箭」は暗がりから放たれた矢のこと。 「傷人」は人を傷つけること。 「暗箭人を傷る」とも読む。
「香」を含む四字熟語
暗香疎影(あんこうそえい)
どこからともなく漂う花の香りと、月光に照らされた木々の影の情景。 または、梅のこと。 「暗香」はどこからか漂う良い香りのこと。 「疎影」はまばらに広がる木々の影のこと。
暗香浮動(あんこうふどう)
真っ暗な中でわずかに漂う梅の香りのこと。 「暗香」はどこからか漂う良い香りのことで、梅の花の香りを言うことが多い。 「浮動」は浮き漂うこと。 春の訪れを言い表す言葉。
衣香襟影(いこうきんえい)
いろんな人の姿、形のこと。 または、人々の様子。 衣服の香りと襟の形という意味から。
遺風残香(いふうざんこう)
過去の賢者やすぐれた風俗のなごり。 「遺風」は過去の賢者が残した教え。または、昔から受け継がれている風習。 「残香」は残り香。
和気香風(かきこうふう)
穏やかな天候で、よい香りが満ち溢れていること。 「和気」は穏やかな気候。 「香風」はよい香りや、よい香りが含まれている風のこと。
香囲粉陣(こういふんじん)
容姿の美しい人に囲まれるということ。 香りに囲まれて白粉(おしろい)が行列するという意味から。
「蓊」を含む四字熟語
暗香蓊勃(あんこうおうぼつ)
「勃」を含む四字熟語
暗香蓊勃(あんこうおうぼつ)
鬱鬱勃勃(うつうつぼつぼつ)
生気が満ちる様子のこと。 「鬱鬱」は植物が活発に茂ること。 「勃勃」は盛んに湧き上がること。
牛溲馬勃(ぎゅうしゅうばぼつ)
役に立たないもののこと。 「溲」は尿、小便。 「勃」は糞、大便。 牛の尿と馬の糞という意味から。 また一説には、「牛溲」は利尿作用があるとされる薬草のおおばこのこと。 「馬勃」は簡単に入手できるきのこの一種のほこりたけのこと。 どちらも貴重ではなく、大して役に立たないものという意味から。 「牛溲馬渤」とも書く。
雄心勃勃(ゆうしんぼつぼつ)
雄々しい勇気が、溢れ出してくること。 「雄心」は雄々しい心や勇気。 「勃勃」は勢いよくわき起こること。