愁苦辛勤とは

四字熟語 | 愁苦辛勤 |
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読み方 | しゅうくしんきん |
意味 | 思い悩んで嘆き、悲しみ苦しむこと。 「愁苦」は嘆き悲しむこと。 「辛勤」は苦労しながら勤めること。 |
出典 | 白居易「王昭君」 |
漢検級 | 準2級 |
場面用途 | 嘆く / 感情 |
使用されている漢字
「愁」を含む四字熟語
窮愁著書(きゅうしゅうちょしょ)
不遇な境遇に負けずに、そのことを書物に書き、その意志を書き記すこと。 「窮愁」は苦しんで悩むこと。 「窮愁書を著す」とも読む。
愁苦辛勤(しゅうくしんきん)
春愁秋思(しゅんしゅうしゅうし)
春の日に感じる憂鬱と、秋に感じる寂しさのこと。 心地よい気候のときに急に気が塞いだり、寂しくなったりすることをいう。
多愁善感(たしゅうぜんかん)
物事にとても感じやすく、感傷的になりやすい様子。 または、そのような人のこと。 「愁」は心の中に悲しい気持ちを持つこと。 「善」はよくそうなることがあること。
粉愁香怨(ふんしゅうこうえん)
美しい女性が怨み悲しむ様子。 「粉」はおしろい、「香」はお香のことで、どちらも化粧をした美しい女性のたとえ。
幽愁暗恨(ゆうしゅうあんこん)
誰にも知られることのない深い恨みや憂いのこと。 「幽愁」は奥深い嘆き、「暗恨」は深い恨みのこと。
「苦」を含む四字熟語
愛別離苦(あいべつりく)
仏教の八苦の一つで、親子や兄弟、夫婦などの愛する人との生別または死別することの悲しみや苦しみのこと。
悪因苦果(あくいんくか)
元は仏教語で、悪いことをすると必ず悪い報いがあるという意味。 「悪因」は悪い報いの原因、「苦果」は悪い結果や報いということ。 悪いことをせずに、正しいことをするべきであるという戒めの言葉。
悪戦苦闘(あくせんくとう)
困難な状況の中で強敵と決死の覚悟で戦うこと。 または、困難に打ち勝つために必死に努力すること。 「悪戦」は自分に不利な状況で戦うという意味。
一意攻苦(いちいこうく)
苦労しながら、ひたすら考えること。 「一意」はいちずに、一心にという意味。 「攻苦」は苦難、苦境とたたかうという意味から、苦労しながら勉強すること。
怨憎会苦(おんぞうえく)
自分が怨んだり憎んだりしている相手とも会わなければならない苦しみのこと。 仏教語でいう八苦のうちの一つ。 八苦とは「生」「老」「病」「死」「愛別離苦」「怨憎会苦」「求不得苦」「五陰盛苦」の八つの苦しみのこと。
艱苦辛苦(かんくしんく)
苦しみながら悩み苦労すること。 「艱」と「苦」はどちらも苦しむことや悩むこと。 「辛苦」は苦しみ悩みこと。 似た意味の言葉を重ねて強調した言葉で、人が生きる上で起こる、多くの辛い出来事に苦しみ悩むことをいう。
「辛」を含む四字熟語
夏癸殷辛(かきいんしん)
暴君のたとえ。 古代中国の夏王朝の桀王と殷王朝の紂王のことから。 「癸」は桀王の名前。 「辛」は紂王の名前。 桀王と紂王はどちらも暴君として有名。
艱苦辛苦(かんくしんく)
苦しみながら悩み苦労すること。 「艱」と「苦」はどちらも苦しむことや悩むこと。 「辛苦」は苦しみ悩みこと。 似た意味の言葉を重ねて強調した言葉で、人が生きる上で起こる、多くの辛い出来事に苦しみ悩むことをいう。
艱難辛苦(かんなんしんく)
困難な状況に苦しみ悩むこと。 「艱」と「難」はどちらも苦しむことや悩むこと。 「辛苦」は苦しみ悩みのこと。 似た意味の言葉を重ねて強調したもの。 「辛苦艱難」ともいう。
艱難辛困(かんなんしんこん)
苦しみながら悩み苦労すること。 「艱」と「難」はどちらも苦しむことや悩むこと。 「辛困」は苦しみ悩みこと。 似た意味の言葉を重ねて強調した言葉で、人が生きる上で起こる、多くの辛い出来事に苦しみ悩むことをいう。
辛苦遭逢(しんくそうほう)
非常に辛く苦しい出来事にあうこと。 「辛苦」は辛く苦しい出来事。 「遭」と「逢」はどちらも遭遇するということ。
辛労辛苦(しんろうしんく)
ひどく辛い苦労をすること。 「労苦」という言葉に、「辛」を加えて強調した言葉。 「辛労」は「心労」とも書く。 「辛苦辛労(辛苦心労)」ともいう。
「勤」を含む四字熟語
勤倹小心(きんけんしょうしん)
熱心に働いて、無駄遣いをせず、注意深いこと。 「勤倹」はしっかりと働いて、無駄遣いせずに質素に暮らすこと。 「小心」は些細なことにも気を配ること。
勤倹尚武(きんけんしょうぶ)
しっかりと働いて、質素に暮らしながら武芸に励むこと。 「勤倹」はしっかりと働いて、無駄遣いをしないようにすること。 「尚武」は武士の生活態度の基本をいう言葉で、武芸を尊ぶという意味。
勤倹力行(きんけんりっこう)
しっかりと働いて、質素に暮らしながら力の限り努力すること。 「勤倹」はよく働いて、無駄遣いをしないようにすること。 「力行」は力の限り努力すること。
勤王攘夷(きんのうじょうい)
天皇に忠義を尽くすことと、外国人を追い払うこと。 「勤王」は天皇に忠義を尽くすこと。 「攘夷」は外国人を自国から追い払うこと。 日本の江戸時代、王制に戻ることを目指した倒幕運動の中で唱えられたもの。 「勤皇攘夷」とも書く。
勤労奉仕(きんろうほうし)
公の利益のために、報酬を得ずに仕事をすること。 「勤労」は報酬を得て、決まった時間働くこと。 「奉仕」は人のために尽力すること。
精励恪勤(せいれいかっきん)
全力を尽くして仕事や勉学に励むこと。 「精励」は全力で物事を行うこと。 「恪勤」は真剣に物事を行うこと。 「恪勤精励」ともいう。