「兼」を含む四字熟語一覧
兼を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
花実相兼(かじつそうけん)
見た目と内容がどちらもすぐれていること。 「花」は草木の花のことで、見た目や外観のたとえ。 「実」は果実のことで、中身や内容のたとえ。 「花実(かじつ)、相(あい)兼(か)ぬ」とも読む。
兼愛交利(けんあいこうり)
全ての人を愛して、互いに利益を与え合うこと。 「兼愛」は全ての人を愛するという意味。 墨子が儒教の「仁愛」を差別愛と批判して唱えた思想。 「交利」はお互いに利益を与え合うこと。
兼愛無私(けんあいむし)
全ての人を愛すること。 「兼愛」は全ての人を愛するという意味。 墨子が儒教の「仁愛」を差別愛と批判して唱えた思想。 「無私」は個人的な感情がないこと。 「兼愛(けんあい)私(わたくし)無し」とも読む。
兼弱攻昧(けんじゃくこうまい)
弱いものが併合して、道理に合わないものを攻撃すること。 また、弱いものが協力して、政治が乱れ衰えた国を討ち果たすこと。 「昧」は、乱れていること。道理に合わないこと。 「弱を兼ね昧(まい)を攻む」とも読む。
功徳兼隆(こうとくけんりゅう)
素晴らしい功績があり、それに見合った人徳があること。 「功徳」は功績と人徳。 「兼隆」は盛んな様子。 中国の唐の皇帝の太宋を褒め称えた言葉から。
才色兼備(さいしきけんび)
才知と美しい容姿を兼ね備えている女性。 聡明で美しい女性のこと。 「才色」は才知と美しい容姿。 「兼備」は兼ね備えるという意味。
才色兼備(さいしょくけんび)
才知と美しい容姿を兼ね備えている女性。 聡明で美しい女性のこと。 「才色」は才知と美しい容姿。 「兼備」は兼ね備えるという意味。
才色兼備(さいそくけんび)
才知と美しい容姿を兼ね備えている女性。 聡明で美しい女性のこと。 「才色」は才知と美しい容姿。 「兼備」は兼ね備えるという意味。
才徳兼備(さいとくけんび)
すぐれた才能と知恵、人徳を持っていること。 「才徳」は才能、知恵、人徳。 「兼備」はどちらも身に付けていること。
晨夜兼道(しんやけんどう)
急いで仕事をすること。 または、昼も夜も休まずに先へ進むこと。 「晨」は朝のこと。 「兼道」は二日かかる行程を一日で進むこと。
昼夜兼行(ちゅうやけんこう)
一日中休まずに仕事をすること。 「昼夜」は昼と夜のことから、一日中という意味。 「兼行」は先を急ぎ、一日に二日分の距離を進むこと。
智勇兼備(ちゆうけんび)
知恵と勇気の両方を持っていること。 「智勇」は知恵と勇気。 「兼備」は複数のものを全て持ち合わせること。 主に男性をほめるときに使う言葉。 元は中国の趙の藺相如を褒め称えた言葉。 「知勇兼備」とも書く。
知勇兼備(ちゆうけんび)
知恵と勇気の両方を持っていること。 「智勇」は知恵と勇気。 「兼備」は複数のものを全て持ち合わせること。 主に男性をほめるときに使う言葉。 元は中国の趙の藺相如を褒め称えた言葉。 「知勇兼備」とも書く。
氾愛兼利(はんあいけんり)
たくさんの人々を同じように愛して、利益を公平に分かち合うこと。 「氾愛」は全ての人々を平等に愛すること。 「兼利」は利益を分かち合うこと。 中国の戦国時代、荘子が墨子の思想について述べた言葉から。 「氾(ひろ)く愛し兼ねて利(り)す」とも読む。
文武兼備(ぶんぶけんび)
学問と武道のこと。 または、学問と武道の両方にすぐれた能力があること。 「文武」の「文」は文学や学問、芸術などの道、文道、「武」は剣術や柔術、弓術などの道、武道。 「兼備」は二つとも持っているということ。 現代では、主に勉学と運動のどちらも優れていることをいう。
墨子兼愛(ぼくしけんあい)
中国の墨子が唱えた博愛主義のこと。 「墨子」は人の名前で、中国の思想家。 「兼愛」は博愛ということで、儒家の唱えた仁愛を差別愛として唱えた思想。