「源」を含む四字熟語一覧
源を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
医食同源(いしょくどうげん)
日常の食生活に気を配ることが、一番の病気予防になるということ。 「医食」は医薬と食事。 「同源」は根本が同じであるということ。 病気を治すために飲む薬と日常の食事は、どちらも健康を維持するためのものであり、根本は同じであるということから。
飲水思源(いんすいしげん)
物事の基本を忘れずに大切にするべきという戒め。 または、受けた恩を忘れてはいけないという戒め。 水を飲むときに、水源のことを思うという意味から。 「水を飲むときは井戸を掘った人のことを忘れるな」という中国のことわざから。 「水を飲みて源(みなもと)を思う」とも読む。
開源節流(かいげんせつりゅう)
支出を抑え、財源を増やす健全な財政のこと。 「開源」は水源を開発すること。 「節流」は水の流れの量を調節すること。 川の流れに財政をたとえたもの。
源清流清(げんせいりゅうせい)
君主が善であれば、民も善になることのたとえ。 水源の水が清ければ川の下流も清いという意味から。 「源(みなもと)清ければ流れ清し」とも読む。
源平藤橘(げんぺいとうきつ)
日本を代表する四つの貴族をまとめていう言葉。 奈良・平安時代以降に権勢を誇った貴族で、源氏、平氏、藤原氏、橘氏をいう。
推本溯源(すいほんそげん)
物事の根本を考えて、その全てを知ろうとすること。 根源を推察して、根源にさかのぼるという意味から。 「本を推(お)して源(みなもと)に溯(さかのぼ)る」とも読む。 「溯源」は「遡源」とも書く。 「そげん」は「さくげん」とも読む。
推本遡源(すいほんそげん)
物事の根本を考えて、その全てを知ろうとすること。 根源を推察して、根源にさかのぼるという意味から。 「本を推(お)して源(みなもと)に溯(さかのぼ)る」とも読む。 「溯源」は「遡源」とも書く。 「そげん」は「さくげん」とも読む。
世外桃源(せがいとうげん)
この世とは違う別の平和な世界。理想郷。 「世外」はこの世ではない別の世界のこと。 「桃源」は「桃源郷」を略した言葉で、別の世界にある平和で穏やかな世界をいう。 とある漁師が川をさかのぼって森の奥に進むと洞穴があり、その洞穴を抜けると、そこには桃の花が咲き乱れる美しい地があり、秦の乱から逃れてきた者たちが平和に暮らす理想郷を見つけたという故事から。
抜本塞源(ばっぽんそくげん)
災いの原因になるものを完全に取り除くこと。 「抜本」は木の根を引き抜くこと。 「塞源」は水源を塞ぐこと。 中国の春秋時代、晋が周を攻めようとしたときに、周の景王は晋の平王に使いを出し、周を攻めることは、同族の本家である周をないがしろにして、木の根を抜き、水源を塞ぐようなものだと言ったという故事から。 「本(もと)を抜き源(みなもと)を塞(ふさ)ぐ」とも読む。
武陵桃源(ぶりょうとうげん)
俗世間から離れた別天地。桃源郷。転じて理想郷。 「武陵」は中国の地名。 「桃源」は「桃源郷」を略した言葉で、別の世界にある平和で穏やかな世界をいう。 武陵に住む漁師が川をさかのぼって森の奥に進むと洞穴があり、その洞穴を抜けると、そこには桃の花が咲き乱れる美しい地があり、秦の乱から逃れてきた者たちが平和に暮らす理想郷を見つけたという故事から。