「解」を含む四字熟語一覧
解を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
衣帯不解(いたいふかい)
他のことを忘れるほど、あることに集中すること。 「衣帯」は着物と帯のこと。 衣服も着替えず、不眠不休で仕事に取り組むことから。 「衣帯(いたい)を解かず」とも読む。 「不解衣帯」ともいう。
一知半解(いっちはんかい)
知ってはいるが、完璧には理解していないこと。 「一知」は一つのことを知っていること。 「半解」は半分だけ理解していること。
解衣推食(かいいすいしょく)
人に恩を施すことや人を重用すること。 「解衣」は着ている衣を解き与えること。 「推食」は自分の食べ物を推して食べさせること。 「衣(い)を解き、食(しょく)を推す」とも読む。
解甲帰田(かいこうきでん)
甲を解いて田園に帰るという意味から、除隊や退官して故郷へ帰り平和に暮らすこと。
解語之花(かいごのはな)
美人のたとえ。 「解語」は言葉を理解するという意味で、唐の玄宗が「蓮の花の美しさも、言葉を理解する花には及ばない」と楊貴妃をさして言った故事から。
瓦解土崩(がかいどほう)
物事が根元から崩壊して、手の施しようが無いこと。 「土崩」は盛っていた土の山が崩れること。 「瓦解」は落ちてきた瓦が砕けてばらばらになること。 「瓦解土崩」ともいう。
瓦解氷消(がかいひょうしょう)
物事がばらばらになること。または、完全に無くなること。 氷が解けて消えるように、屋根の瓦の一部分の崩壊から全体が次々と崩れるように、ばらばらになるという意味から。 「氷(こおり)と消え瓦(かわら)と解く」とも読む。 「氷」は「冰」、「消」は「銷」とも書く。 「瓦解氷消」ともいう。
瓦解冰銷(がかいひょうしょう)
物事がばらばらになること。または、完全に無くなること。 氷が解けて消えるように、屋根の瓦の一部分の崩壊から全体が次々と崩れるように、ばらばらになるという意味から。 「氷(こおり)と消え瓦(かわら)と解く」とも読む。 「氷」は「冰」、「消」は「銷」とも書く。 「瓦解氷消」ともいう。
空中分解(くうちゅうぶんかい)
航空機が飛んでいる途中に、空中でばらばらに壊れること。 または、計画や組織などが、途中でつぶれたり、くずれたりしてだめになることのたとえ。
傾揺解弛(けいようかいし)
気持ちが落ち着かず不安で、やるべきことがいい加減になること。 「傾揺」は不安で落ち着きがないこと。 「解弛」は怠ること。 「傾揺懈弛」とも書く。
解脱幢相(げだつどうそう)
僧侶が着る服装、袈裟のこと。 「解脱」は煩悩の迷いから開放されて悟りの境地に達すること。 「幢相」は寺の庭に立て、小さな旗のついた幢に袈裟の形が似ているということから。 「解脱幢相衣」を略した言葉。 「解脱同相」とも書く。
解脱同相(げだつどうそう)
僧侶が着る服装、袈裟のこと。 「解脱」は煩悩の迷いから開放されて悟りの境地に達すること。 「幢相」は寺の庭に立て、小さな旗のついた幢に袈裟の形が似ているということから。 「解脱幢相衣」を略した言葉。 「解脱同相」とも書く。
酒酔酒解(しゅすいしゅかい)
二日酔いの気持ち悪さをごまかすために、酒を飲むこと。 酒の酔いを酒の酔いで解くという意味から。
食馬解囲(しょくばかいい)
恩を受けた人が、恩人の危機に助けに行くこと。 中国の秦の穆公は、逃げた愛馬を探していると、野人が馬を捕らえ食べようとしていたが、穆公は野人の気持ちを察して馬だけでなく酒も出してやった。 その後、穆公が戦争で危機に陥ると、駆けつけた野人のおかげで穆公は戦争に勝利したという故事から。 「馬を食らいて囲みを解く」とも読む。
大惑不解(たいわくふかい)
自分の心にある迷いを理解できない人は、いつまでも真理を悟ることができないということ。 または、様々なことを疑い迷って、疑問を解くことができないこと。 「大惑」は酷く迷うということで、自分の心にある迷いを理解できない人をいう。 「大惑(たいわく)解(と)けず」または、「大惑(たいわく)は解(さと)らず」とも読む。
転迷解悟(てんめいかいご)
煩悩による迷いを捨てて、悟りの境地へ至ること。 「転迷」は煩悩による迷いを捨てること。 「開悟」は悟りを開くこと。 「転迷解悟」とも書く。
凍解氷釈(とうかいひょうしゃく)
氷が解けるように疑問や問題などが解決すること。 「解」と「釈」はどちらも氷が解けるという意味。
東風解凍(とうふうかいとう)
冬から春に変わる季節の変わり目のこと。 春の暖かい風で雪が解けるという意味から、春の訪れをいう言葉。 中国で季節を表す七十二侯の一番初めの期間をいう。 「東風(とうふう)氷を解く」とも読む。
土崩瓦解(どほうがかい)
物事が根元から崩壊して、手の施しようが無いこと。 「土崩」は盛っていた土の山が崩れること。 「瓦解」は落ちてきた瓦が砕けてばらばらになること。 「瓦解土崩」ともいう。
杯酒解怨(はいしゅかいえん)
「杯酒」は杯に注いだ酒。またはそれを飲むこと。 杯を酌み交わして、怨みを忘れるという意味。
破天荒解(はてんこうかい)
今まで誰もできなかったことを成し遂げること。 または、常識では考えられないやり方をすること。 「天荒」は凶作などで、雑草などが生い茂った荒れ果てた土地。または、未開の土地のこと。 「解」は解送者のことで、中国の科挙の本試験を受けるための地方試験に合格した人のこと。 中国の荊州では、長い間地方試験に合格する人がいなかったために「天荒解」と呼ばれ、劉蛻が始めて合格したときに、天荒を破ったと人々に言われたという故事から。
半解半知(はんかいはんち)
知っているだけでほとんど理解していないこと。 「半知」は全体の半分だけ知っていること。 「半解」は全体の半分だけ理解していること。 一つのことの半分しか理解していないという意味から。 「半解半知」ともいう。
半知半解(はんちはんかい)
知っているだけでほとんど理解していないこと。 「半知」は全体の半分だけ知っていること。 「半解」は全体の半分だけ理解していること。 一つのことの半分しか理解していないという意味から。 「半解半知」ともいう。
冰銷瓦解(ひょうしょうがかい)
物事がばらばらになること。または、完全に無くなること。 氷が解けて消えるように、屋根の瓦の一部分の崩壊から全体が次々と崩れるように、ばらばらになるという意味から。 「氷(こおり)と消え瓦(かわら)と解く」とも読む。 「氷」は「冰」、「消」は「銷」とも書く。 「瓦解氷消」ともいう。
氷消瓦解(ひょうしょうがかい)
物事がばらばらになること。または、完全に無くなること。 氷が解けて消えるように、屋根の瓦の一部分の崩壊から全体が次々と崩れるように、ばらばらになるという意味から。 「氷(こおり)と消え瓦(かわら)と解く」とも読む。 「氷」は「冰」、「消」は「銷」とも書く。 「瓦解氷消」ともいう。
不解衣帯(ふかいいたい)
他のことを忘れるほど、あることに集中すること。 「衣帯」は着物と帯のこと。 衣服も着替えず、不眠不休で仕事に取り組むことから。 「衣帯(いたい)を解かず」とも読む。 「不解衣帯」ともいう。
庖丁解牛(ほうていかいぎゅう)
非常にすぐれた技術のたとえ。 「庖」は仕事として料理をする人。 「丁」は人の名前。 「解牛」は牛を骨と肉に解体すること。 料理の達人とされる丁は、牛を解体する技術がすぐれていたということから。 料理で使う道具の「包丁」の語源とされている。 「庖丁(ほうてい)牛を解く」とも読む。
妄談臆解(もうだんおくげ)
本人だけの勝手ででたらめな解釈や考え方のこと。 「妄談」は根拠のない適当な主張、「臆解」は本人だけの勝手な解釈のこと。 仏教で修行していない人の仏道の間違った解釈のことをいう仏教語。