「他」を含む四字熟語一覧
他を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
依他起性(えたきしょう)
存在は他の存在との関係によって成り立っているという考え。 唯識法相宗(ゆいしきほっそうしゅう)の教義で、三性(さんしょう)の一つ。
我慢勝他(がまんしょうた)
他の人以上に自分の考えを押し通すこと。 または、自分は他の人よりもすぐれていると思い上がって見下すこと。 仏教の言葉で、「我慢」は七慢のうちの一つで、自負心が強いこと。 「勝他」は他の人よりもすぐれていると思うこと。
左右他言(さゆうたげん)
自分に都合の悪いことの話題をそらしてごまかすこと。 「他言」は話題をそらすこと。 話題の答えに困ったり、答える必要がないと思う時の態度のこと。 中国の戦国時代、孟子が斉の国の王にしっかりと国を治めていないことへの責任を指摘され、側近に話を逸らさせたという故事から。
自他不二(じたふに)
絶対的な平等のこと。 仏教の考え方から見ると自身と他人には区別などなく、自身を救うことと他人を救うことは同じことであるという仏教の言葉。
自利利他(じりりた)
自分一人だけで利益を得るのではなく、他の人にも利益を与えること。 または、自身は修行して悟りを求め、他の人には仏法による救いを施すこと。 「自利」は自身の利益。 「利他」は他人の利益。
他言無用(たげんむよう)
内密の話題を絶対に他の人に話してはいけないということを表現する言葉。 「他言」は内密の話題を他人に話すこと。 「無用」はしてはいけないという意味。
他言無用(たごんむよう)
内密の話題を絶対に他の人に話してはいけないということを表現する言葉。 「他言」は内密の話題を他人に話すこと。 「無用」はしてはいけないという意味。
他山之石(たざんのいし)
自身を磨くために役に立つ、他人の間違っている行い。 自分の所有していない、他人の山から採取された粗悪な石でも、自分の山から採取された宝石を磨くには役に立つという意味から。 他人の間違っている行いでも、自分を向上させるためには役に立つということのたとえ。
他人行儀(たにんぎょうぎ)
親しい関係なのに、他人と接するような行動や態度をとること。 「他人」はよく知らない人や親しくない人のこと。 「行儀」は立ったり座ったりなどの動作ということから、普段の生活での動作や行動という意味。
他力本願(たりきほんがん)
自分は努力せずに、他人の力だけを頼りに望みをかなえようとすること。 「他力」は自分以外の人の力のこと。 「本願」は仏と菩薩が修行しているときに立てた誓いのこと。 もとは仏教語で、本来の意味は阿弥陀如来の本願の力で極楽往生できることを願うこと。この用法での他力は阿弥陀如来の力のことを指す。