「ちゆ」から始まる四字熟語
絞込み検索
忠君愛国(ちゅうくんあいこく)
君主に忠義を尽くして、国を愛すること。 「忠君」は君主に忠義を尽くして仕えること。 「愛国」は国を愛すること。
忠言逆耳(ちゅうげんぎゃくじ)
他人からの忠告は聞き入れがたいものだということ。 「逆耳」は聞きづらいということで、他人からの忠告は聞きづらいが、ためになるものなので、聞く態度をもつことが大切だという意味。 「忠言は耳に逆らう」とも読み、「忠言は耳に逆らえども行いに利あり」を略した言葉。
中権後勁(ちゅうけんこうけい)
軍隊の策略と陣容が整っていること。 「中権」は陣営の中央で参謀が策略を練ること。 「後勁」は後ろに強い部隊が待機していること。 「中(ちゅう)は権(はか)り後(のち)は勁(つよ)し」とも読む。
中原逐鹿(ちゅうげんちくろく)
多くの英雄が天子の位を狙って争うこと。または、一つの地位などの目的を狙って競い合うこと。 「中原」は中国の黄河中流域のことで、当時の国の中心ということから天下のたとえ。 「逐鹿」は鹿を追いかけることで、「鹿」は天子の位のたとえでもあり、猟師が鹿を追いかけることを天下を狙って競い合うことにたとえたもの。
中原之鹿(ちゅうげんのしか)
多くの英雄が天子の位を狙って争うこと。または、一つの地位などの目的を狙って競い合うこと。 「中原」は中国の黄河中流域のことで、当時の国の中心ということから天下のたとえ。 「鹿」は天子の位のたとえ。 天下を狙って競い合うことを、猟師が鹿を追いかけることにたとえた言葉。
智勇兼備(ちゆうけんび)
知恵と勇気の両方を持っていること。 「智勇」は知恵と勇気。 「兼備」は複数のものを全て持ち合わせること。 主に男性をほめるときに使う言葉。 元は中国の趙の藺相如を褒め称えた言葉。 「知勇兼備」とも書く。
知勇兼備(ちゆうけんび)
知恵と勇気の両方を持っていること。 「智勇」は知恵と勇気。 「兼備」は複数のものを全て持ち合わせること。 主に男性をほめるときに使う言葉。 元は中国の趙の藺相如を褒め称えた言葉。 「知勇兼備」とも書く。
忠孝一致(ちゅうこういっち)
主君に忠義を尽くすことと親を敬い尽くすことは同じことだということ。または、それらを両立することはできるということ。 「忠孝」は主君に忠義を尽くすことと親へ孝行すること。 「一致」は複数のものが完全に同じものであること。 日本国民を一つの家族とした場合、天皇は家長にあたるため、主君に忠義を尽くすことと親を敬い尽くすことは同じことだということから。
抽黄対白(ちゅうこうたいはく)
美しい文章を創作すること。または、美しい色をほどよく組み合せること。 「抽黄」は黄色を抜き出すこと。 「対白」は白に対比するということ。 四六駢儷文の創作についていう言葉。 「黄(こう)を抽(ぬ)きて白(はく)に対す」とも読む。
中冓之言(ちゅうこうのげん)
夫婦や男女が寝室で語り合うこと。 「中冓」は家の奥にある部屋ということから、夫婦の寝室のこと。
昼耕夜誦(ちゅうこうやしょう)
昼間は農作業をして、夜は勉強すること。または、貧しい生活をしながらも勉学に励むこと。 「昼耕」は昼に農作業をすること。 「夜誦」は夜に本を声に出して読むこと。 「昼は耕し夜は誦(しょう)す」とも読む。
忠孝両全(ちゅうこうりょうぜん)
君主への忠義と両親への孝行のどちらも果たすこと。 君主へ忠義を尽くすことと、両親へ孝行することは全く別のものだが、どちらも両立させるという意味。 「忠孝(ちゅうこう)両(ふた)つながら全(まっ)とうす」とも読む。
忠魂義胆(ちゅうこんぎたん)
忠義と正義を尊重する精神のこと。 「忠魂」は忠義を貫き通す精神。 「義胆」は正義を重んじる気持ち。
鋳山煮海(ちゅうさんしゃかい)
たくさんの財産を蓄えること。 または、山や海の資源が豊かなこと。 「鋳山」は山から銅を採掘して銅貨を作ること。 「煮海」は海水を煮て塩を作ること。 「山に鋳(い)、海を煮る」「山に鋳(い)、海に煮る」とも読む。
鋳山煮海(ちゅうざんしゃかい)
たくさんの財産を蓄えること。 または、山や海の資源が豊かなこと。 「鋳山」は山から銅を採掘して銅貨を作ること。 「煮海」は海水を煮て塩を作ること。 「山に鋳(い)、海を煮る」「山に鋳(い)、海に煮る」とも読む。
疇咨之憂(ちゅうしのうれい)
すぐれた人材を集めなければいけないという悩み。 「疇咨」は相談して人材を探すこと。 政治を行うものには、優秀な人材を確保することがいつも大きな悩みであるということ。
中秋玩月(ちゅうしゅうがんげつ)
仲秋の夜に月を見て楽しむ宴会を催すこと。 「中秋」は仲秋のことで、仲秋は秋を三分割した中の月のことで、陰暦八月十五日のこと。 「玩月」は月を見ること。または、愛でること。 「仲秋翫月」とも書く。
仲秋翫月(ちゅうしゅうがんげつ)
仲秋の夜に月を見て楽しむ宴会を催すこと。 「中秋」は仲秋のことで、仲秋は秋を三分割した中の月のことで、陰暦八月十五日のこと。 「玩月」は月を見ること。または、愛でること。 「仲秋翫月」とも書く。
中秋名月(ちゅうしゅうのめいげつ)
仲秋の夜の満月のこと。 「中秋」は仲秋のことで、仲秋は秋を三分割した中の月ということから、陰暦八月十五日のこと。 「仲秋名月」とも書く。
仲秋名月(ちゅうしゅうのめいげつ)
仲秋の夜の満月のこと。 「中秋」は仲秋のことで、仲秋は秋を三分割した中の月ということから、陰暦八月十五日のこと。 「仲秋名月」とも書く。
中秋無月(ちゅうしゅうむげつ)
美しい満月が出る、秋の十五夜に月が出ないこと。 または、風流を邪魔されることのたとえ。 「中秋」は月が美しく見え、月を観賞して楽しむ、陰暦の八月十五日のこと。 「無月」は雲に覆われて、月が見えないこと。
稠人広衆(ちゅうじんこうしゅう)
群集や公衆のこと。 「稠人」はたくさんの人。 「広衆」は集まること。
忠信孝悌(ちゅうしんこうてい)
誠意を込めて親や目上の人に仕えること。 「孝悌」は両親や目上の人にしっかりと仕えること。 「忠信」は誠意をもって、決して欺かないこと。 儒教の四つの徳目。 「孝悌」は「孝弟」とも書く。 「忠信孝悌(忠信孝弟)」ともいう。
忠信孝弟(ちゅうしんこうてい)
誠意を込めて親や目上の人に仕えること。 「孝悌」は両親や目上の人にしっかりと仕えること。 「忠信」は誠意をもって、決して欺かないこと。 儒教の四つの徳目。 「孝悌」は「孝弟」とも書く。 「忠信孝悌(忠信孝弟)」ともいう。
抽薪止沸(ちゅうしんしふつ)
問題を根元から解決すること。 「抽薪」は火のついている薪をかまどから引き抜くこと。 「止沸」は沸騰している湯を冷ますこと。 沸騰している湯を冷ますために、燃えている薪をかまどから引き抜くということから。 「薪を抽(ぬ)きて沸(たぎり)を止(とど)む」とも読む。
誅心之法(ちゅうしんのほう)
実際に行動を起こしていなくても、心の中に悪意があれば罰を与えること。 中国の春秋時代の法で、「原心定罪」と呼ばれ、動機に応じた罰を与えるということ。
疇昔之夜(ちゅうせきのよ)
昨晩。昨夜。前日の夜。 「疇」は過ぎた時間を言い表す言葉。
昼想夜夢(ちゅうそうやむ)
昼に考えていたことが、夜になって夢になること。または、いつも思い続けていることを言い表す言葉。 「昼想い、夜夢(ゆめ)む」とも読む。
躊躇逡巡(ちゅうちょしゅんじゅん)
いつまでも悩んで、物事を決めることが出来ないこと。 「躊躇」と「逡巡」はどちらもぐずぐずするという意味で、似た意味の言葉を重ねて強調した言葉。
中通外直(ちゅうつうがいちょく)
君子の広い心には邪心がなく、行いは正しく、まっすぐなこと。 君子のあり方を説いた言葉。 「中通」は蓮の茎の内側が空で何もないという意味から、邪な心を持っていないことのたとえ。 「外直」は蓮の茎の外側の形はまっすぐな形であるということから、堂々としている立派な態度のこと。 「中(なか)通(つう)じ外(そと)直(なお)し」とも読む。
中途半端(ちゅうとはんぱ)
始めたことが最後まで終わっていないこと。 または、はっきりと決めることができないあいまいな態度のこと。 「中途」は道の半ばのこと。 「半端」は必要なものが全てそろっていないことや、はっきりと決められないあいまいな態度のこと。
中肉中背(ちゅうにくちゅうぜい)
普通の体重で、普通の身長、普通の体格のこと。 「中肉」は太ってもいない、痩せてもいない中間の体系。 「中背」は高くもない、低くもない中間の身長。
虫臂鼠肝(ちゅうひそかん)
取るに足らない、くだらないことを言い表す言葉。 または、物事の変化は人間には予想することが難しいということのたとえ。 「虫臂」は虫の肘。 「鼠肝」は鼠の肝。 どちらも小さく、それほどのものではないと意味。
綢繆未雨(ちゅうびゅうみう)
しっかりと準備をして、災害が起こる前に防ぐこと。 「綢繆」は穴をふさぐこと。 鳥は雨が降る前に巣の穴をふさぎ雨に備えることから。 「未雨綢繆」ともいう。
知勇弁力(ちゆうべんりょく)
知恵と勇気を兼ね備え、物事を的確に判断し、適切に対応・処理する力。
昼夜兼行(ちゅうやけんこう)
一日中休まずに仕事をすること。 「昼夜」は昼と夜のことから、一日中という意味。 「兼行」は先を急ぎ、一日に二日分の距離を進むこと。
忠勇義烈(ちゅうゆうぎれつ)
正義感があり、忠義に厚く勇敢なこと。
忠勇無双(ちゅうゆうむそう)
一際、忠義心に厚く、勇気があること。 または、そのような人のこと。 「忠勇」は忠義心に厚く、勇気があること。 「無双」は比べることのできるものが存在しないこと。
中庸之道(ちゅうようのみち)
偏りがなく、過不足のない態度のこと。 儒教の中心的な思想とされ、考えや行動が中立であることをいう。
中流砥柱(ちゅうりゅうのしちゅう)
苦しく辛い状況でも動じずに節操を守る人のたとえ。 「中流」は川の流れの激しい場所。 「砥柱」は中国の黄河の中にそびえ立つ滑らかな岩の名前。 砥柱は激しい流れの川の中でも堂々と立っていることから。 「砥柱中流」ともいう。
仲連蹈海(ちゅうれんとうかい)
自身の信念を堅く守り抜くことのたとえ。 「仲連」は魯仲連という人の名前。 「蹈海」は海に飛び込んで自殺すること。 中国の春秋時代の斉の魯仲連は、趙の国で秦の軍に包囲された時に、「非道の国である秦が天下を取って悪政を行うのであれば、海に身を投げて自殺するつもりだ」と言った故事から。
沖和之気(ちゅうわのき)
天地の間にある調和されて穏やかな気のこと。 「沖和」はやすらかなこと。 陰と陽が交わるところにあるものとされ、人間そのものを言い表す言葉。 「冲和之気」とも書く。
黜陟幽明(ちゅっちょくゆうめい)
功績に合わせて人材を評価、登用すること。 「黜陟」は人材を評価し、それに合わせて待遇を決めること。 「幽明」は功績の無い愚者と功績のある賢者。 愚者を退けて賢者を登用するということから。 「幽明(ゆうめい)を黜陟(ちゅっちょく)す」とも読む。