「しじ」から始まる四字熟語
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舐痔得車(しじとくしゃ)
自分を卑しめることまでして大きな利益を手に入れること。 「舐痔」は痔を舐めること。 「得車」は車を得ること。 中国宋の曹商は使者として秦に行き、大きな車を与えられて帰国した。 これに対して荘子は「痔を患っている秦王の患部を舐めてその車をもらったのだろう」と揶揄したという故事から。
死児之齢(しじのよわい)
どうにもならないことを今さら悔やむこと。 「死児の齢を数う」の略で、亡くなった子が今生きていれば何歳だと数えて悲しむという意味。
刺字漫滅(しじまんめつ)
「刺字」は名刺の文字のことで、それがすれて読めなくなるという意味から、長い間、人を訪問していないこと。
四十不惑(しじゅうふわく)
孔子が生涯を述懐して語った言葉で、四十歳のときに自分の学問に自信をもって、向かう方向が妥当だと確信して迷わなくなったということから、四十歳で迷わなくなること。
史上空前(しじょうくうぜん)
過去に一度もないほどに珍しいこと。 「史上」は歴史として記録されている範囲内ということ。 「空前」は今までに一度もないということ。
紙上談兵(しじょうだんぺい)
「談兵」は戦術を議論することで、紙の上で戦術の議論をするという意味から、理屈だけの論議では実際に役に立つことはないという意味。
至上命令(しじょうめいれい)
絶対に従わなければならない命令のこと。 「至上」はもっとも上、最高という意味。
歯如瓠犀(しじょこさい)
歯が白色で綺麗にそろっていて美しいこと。 「瓠犀」はひさご(ヒョウタン・ユウガオ・トウガンなどの総称)の種のこと。白く美しく並んだ美人の歯のたとえ。 「歯(は)は瓠犀(こさい)の如(ごと)し」とも読む。
詩人蛻骨(しじんぜいこつ)
上質な茶をたたえる言葉。 「蛻」は抜きかえる、または、ぬけがらという意味。 素晴らしいお茶は詩人の感性さえも素晴らしいものにかえるということから。
四神相応(しじんそうおう)
四神に応じていてこの上なくよいとされる地相のこと。 「四神」は四方向を司る神で、東の青竜は流水、西の白虎は大道、南の朱雀は窪地、北の玄武には丘陵があるのが地相がよいとされていてる。 官位、福禄、無病、長寿をあわせ持った地相とされ、平安京はそれにあった土地とされている。