「かき」から始まる四字熟語
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夏癸殷辛(かきいんしん)
暴君のたとえ。 古代中国の夏王朝の桀王と殷王朝の紂王のことから。 「癸」は桀王の名前。 「辛」は紂王の名前。 桀王と紂王はどちらも暴君として有名。
和気香風(かきこうふう)
穏やかな天候で、よい香りが満ち溢れていること。 「和気」は穏やかな気候。 「香風」はよい香りや、よい香りが含まれている風のこと。
家給人足(かきゅうじんそく)
安定していて豊かな生活のこと。 「給」と「足」はどちらも満ち足りているという意味。 全ての家や人に衣食が行き渡っていて、全て人が生活に不自由しないという意味から。 「家(いえ)ごとに給(きゅう)し人ごとに足る」とも読む。
科挙圧巻(かきょあっかん)
非常にすぐれたもののこと。 または、作品の中で一番すぐれている部分のこと。 または、試験で一番すぐれた成績を出すこと。 「科挙」は古代中国で行われていた官吏の登用試験のこと。 「圧巻」の「巻」は試験の答案用紙のことで、一番すぐれた答案用紙が他の答案用紙の一番上に置かれ、他を圧していたということから、そのものの中でも最もすぐれている部分のことをいう。
河渠堙窒(かきょいんちつ)
川や水路などが塞がっていること。 「渠」は地面を掘った水路。掘り割り。用水路。 「堙」と「窒」はどちらも塞がるという意味。
下喬入幽(かきょうにゅうゆう)
よい環境から悪い環境へ移ること。 「喬」は高さの高い木。 「幽」は人里から離れた、静かな谷。 明るく高い木の上から、薄暗く静かな谷の底に移り住むということから。 孟子が陳良のことをそしったという故事。 「喬を下り幽に入る」とも読む。