「竜」から始まる四字熟語
「竜」から始まる四字熟語 — 29 件
竜華三会(りゅうげさんね)
弥勒菩薩が竜華樹の下で行うとされている、三度の法会のこと。 釈迦の死後、五十六億七千万年後に弥勒菩薩が人間界に現れて、想像上の巨木である竜華樹の下で悟りを開いて仏になり、三度の説法を行って世の人々を救うとされている。
竜象之力(りゅうぞうのちから)
賢者や徳の高い僧侶のたとえ。 水の中の竜や陸の上の象のように、他の生物より飛びぬけた力を持っているという意味から。 仏教語で「竜象」は、素晴らしい能力を持った象という意味から、学識や徳が人並み外れて高い僧侶のこと。
竜蛇之歳(りゅうだのとし)
十二支の辰年と巳年のこと。 または、辰年と巳年は賢者が死ぬ年とされていることから、災いの多い年、凶年のこと。 中国の後漢の学者の鄭玄は、病に伏しているときに夢の中で孔子に会い、「今年は辰年で来年は巳年だ」と言われ、その年のうちに無くなったという故事から。
竜女成仏(りゅうにょじょうぶつ)
八大竜王である娑伽羅の八歳の娘が仏となること。 古代インドでは、五障があるために女性は仏になることはできないとされていたが、『法華経』の教えを聞いて、体が男に変化して仏になることができたとされている。
竜逢比干(りゅうほうひかん)
忠義を尽くす家臣のたとえ。 「竜逢」と「比干」はどちらも人の名前。 竜逢と比干はどちらも暴君に仕え、君主をいさめたために処刑されたということから。
竜躍雲津(りゅうやくうんしん)
他の人よりも一際すぐれた才能があることのたとえ。 竜が雲の間を抜けて、勢いよく舞い上がっていくという意味から。 「竜(りゅう)雲津(うんしん)に躍(おど)る」とも読む。
竜肝豹胎(りょうかんひょうたい)
非常に珍しく、価値のある食材のたとえ。 伝説上の存在である竜の肝と、豹の胎児ということから。
竜吟虎嘯(りょうぎんこしょう)
同じ類の者はお互いに気持ちや考えが通じ合うということ。 または、人の歌声や音が響き渡ること。 「竜吟」は竜が鳴くこと、「虎嘯」は虎が吠えることで、竜が鳴けば雲が生まれ、虎が吠えれば風が生まれるといわれる。
竜駒鳳雛(りょうくほうすう)
すぐれた才能を持っている賢い少年のこと。 「竜駒」は名馬、「鳳雛」は伝説上の鳥の鳳凰のひな。 中国の晋の詩人の陸雲は幼い頃から天才と呼ばれていて、呉の大臣の呂閔鴻が陸雲を評したという言葉から。
竜興致雲(りょうこうちうん)
徳の高い天子が立つと聡明な臣下が現れることのたとえ。 竜が興ると雲を沸き起こすという意味から。
竜虎相搏(りょうこそうはく)
強い者同士が激しい戦いをすること。 竜と虎が戦うという意味。
竜舟鷁首(りょうしゅうげきしゅ)
天子や貴族などの地位の高い人が乗る船。 「鷁」は中国の想像上の水鳥で、強風の中でも難なく飛ぶことができるので、水難避けとされている。 竜や鷁の頭の彫り物を船首に飾りつけた二艘で一対の船で、平安時代から室町時代に祭礼や宮中の行事、貴族の水遊びなどで使われていたとされている。 「竜」は「りゅう」、首は「す」とも読む。
竜舟鳳艒(りょうしゅうほうぼう)
天子や高い身分の人などが乗るための見事な舟。 船首などに竜や鳳凰(ほうおう)の装飾をしているもので、竜や鳳凰は伝説上の存在であり、天子の象徴とされている。 「艒」は大きさの小さい舟。小舟。
竜章鳳姿(りょうしょうほうし)
立派で威厳のある容姿のこと。 竜のように勇ましく、鳳凰のように気品がある立派な姿ということから。 「竜」と「鳳」は竜と鳳凰のことで、どちらも伝説上の生物のこと。 「章」は模様という意味。
竜驤虎視(りょうじょうこし)
活気に溢れていて、勢いのある様子を世の中に示して威圧すること。 竜は空に躍り上がり、虎は獲物を睨むという意味から。
竜攘虎搏(りょうじょうこはく)
力量が互角の者同士が激しい戦いを繰り広げること。 「攘」は払うこと。「搏」は殴ること。 竜が払い、虎が殴るということで、竜と虎が激しい戦いをするという意味から。
竜驤麟振(りょうじょうりんしん)
勢いが非常に盛んな様子。 竜のように勢いよく天に昇り、麒麟のように勇み立つということから。 「竜」と「麟」は竜と麒麟のことで、どちらも伝説上の生物のこと。
竜戦虎争(りょうせんこそう)
同じくらいの実力のもの同士が全力で戦うこと。 実力の拮抗している竜と虎が激しい戦いをするという意味から。
竜挐虎擲(りょうだこてき)
英雄と英雄が戦うことのたとえ。 「擲」は投げつけること。 「挐」はつかみ合うこと。 虎と竜が激しく打ち合うという意味から。 「竜挐」は「りゅうだ」とも読む。 「竜挐虎擲」ともいう。
竜跳虎臥(りょうちょうこが)
筆に勢いがあり、自由でのびのびしている様子のたとえ。 筆の勢いを、竜が天に伸び上がったり、虎が地に伏したりする様子にたとえた言葉。 元は、中国の南北朝時代の梁の武帝が、晋の王羲之の書を褒め称えた言葉。
竜頭鷁首(りょうとうげきしゅ)
天子や貴族などの地位の高い人が乗る船。 「鷁」は中国の想像上の水鳥で、強風の中でも難なく飛ぶことができるので、水難避けとされている。 竜や鷁の頭の彫り物を船首に飾りつけた二艘で一対の船で、平安時代から室町時代に祭礼や宮中の行事、貴族の水遊びなどで使われていたとされている。 「竜」は「りゅう」、首は「す」とも読む。
竜闘虎争(りょうとうこそう)
同じくらいの実力のもの同士が全力で戦うこと。 実力の拮抗している竜と虎が激しい戦いをするという意味から。
竜騰虎闘(りょうとうことう)
同じくらいの実力のもの同士が全力で戦うこと。 実力の拮抗している竜と虎が激しい戦いをするという意味から。
竜頭蛇尾(りょうとうだび)
始めは盛んな勢いがあるが、終わりに近づくにつれて勢いが落ちてしまうこと。 頭は立派な竜だが、尾は弱々しい蛇という意味から。
竜瞳鳳頸(りょうどうほうけい)
非常に身分が高く、気品のある人の容貌のこと。 竜のような瞳と鳳凰のような頸のように神々しいという意味から。 中国の唐の時代の唯一の女性の帝王が、幼い頃に男と偽って人相を見てもらうと、仮に女性であっても天子になるだろうと評されたという故事から。
竜蟠蚖肆(りょうばんげんし)
聖人や賢人でも、民間に身をおいて力を発揮しないときには世の人から侮られることのたとえ。 「蟠」はとぐろを巻くこと。 「蚖」は動物のイモリのこと。 「肆」は自分勝手な振る舞い。 竜も水の中で動かずにいれば、イモリですら恐怖することなく好き放題に振る舞うという意味から。
竜蟠虎踞(りょうばんこきょ)
地形が険しく、攻めにくい地域のこと。 または、すぐれた能力のある者がとある地域を手に入れて、そこで権勢を振るうこと。 または、文章に勢いがあること。 「竜蟠」は竜がとぐろをまいてじっとしていること。 「虎踞」は虎がうずくまってじっとしていること。 「竜蟠」は「竜盤」とも書く。 「虎踞竜蟠(虎踞竜盤)」ともいう。
竜飛鳳舞(りょうひほうぶ)
山々が連なっていて立派な様子。または、文字の書き方や筆の勢いが生き生きとしていて、自在なこと。 伝説上の存在である竜が飛び上がって、鳳凰が空を舞う様子から。 「竜(りゅう)飛び鳳(ほう)舞う」とも読む。
竜躍雲津(りょうやくうんしん)
出世すること。または、才能に満ち溢れている様子。 「雲津」は銀河のこと。 竜が空へ舞い上がり、銀河まで昇っていくという意味から。 「竜(りょう)雲津(うんしん)に躍(おど)る」とも読む。
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