「ばい」から始まる四字熟語
「ばい」から始まる四字熟語 — 7 件
売剣買牛(ばいけんばいぎゅう)
戦争を止め、武器を売り農業を活発にすること。 前漢の宣帝の時代に、民に倹約と農業を奨励して、武器を売って牛を買うことをすすめた。 民は農耕に精を出し、その結果収穫量があがり、税収も増えて役人も民も皆が豊かになったという故事から。
梅妻鶴子(ばいさいかくし)
俗世を離れた清らかで風流な隠遁生活のこと。 妻のかわりに梅の木を、子のかわりに鶴を愛でて、一人で清らかに風雅に暮らしたという故事から。
買妻恥醮(ばいさいちしょう)
夫を見限って離婚した女性が、その後の結婚を恥だと思うこと。 「買妻」は中国の漢の朱買臣の妻のこと。 「醮」は嫁ぐこと。 朱買臣は貧しいながらも勉学に励み、十年後には出世し金持ちになると言っていたが、妻は貧しさに耐えきれずに離婚した。 十年後に朱買臣は出世して金持ちになり、工事人の夫と再婚していた元妻を見つけ、夫婦ともに連れて帰り食事の世話をしたが、その一か月後に元妻は自殺したという故事から。
倍称之息(ばいしょうのそく)
とても高額な利息のこと。 「倍称」は借りたお金の二倍の金額を返すという意味。
倍日并行(ばいじつへいこう)
昼も夜もかまわずに先を急ぐこと。 「倍日」は一日でその倍の二日分のことをすること、「并行」は合わせるという意味で、一日で二日分の行程を進むという意味から。 「倍日併行」とも書く。
買櫝還珠(ばいとくかんしゅ)
見た目が立派なだけで実質のないものを価値があるものとして扱うこと。または、重要なことをないがしろにして、本筋から外れたことを重要視すること。また、取捨選択を間違えること。 「櫝」は蓋のついた箱のこと。 見た目の立派な箱を買い、その中に入っていた珠玉を相手に返してしまったことから。 「櫝(とく)を買いて珠(たま)を返す」とも読む。
梅林止渇(ばいりんしかつ)
別のものを使って、その場をしのぐこと。 魏の曹操の軍が道に迷って、兵士たちが喉の渇きを訴え始めると、曹操が先の梅の林に多くの甘酸っぱい実がなっていると言うと、口の中に唾液がでて、渇きをしのいだという故事から。
四字熟語一覧
- /
- 1ページ
- 全1件