「とう」から始まる四字熟語
「とう」から始まる四字熟語 — 89 件
桃李成蹊(とうりせいけい)
徳がある人物には、その人を慕って自然と人が集まるということ。 「蹊」は狭い道、小道。 桃やすももの花は美しく、実はおいしいために自然と人が集まり、道が出来るということから。 「桃李言わざれども下自ずから蹊を成す」という言葉を略した言葉。
党利党略(とうりとうりゃく)
自身が所属する党派や集団の利益とそのための策略。 「利」は利益、「略」は計略、策略のこと。
桃李満門(とうりまんもん)
すぐれた人材が数多く集まること。 人材を桃やすももにたとえた言葉で、味のよい桃やすももが門に満ち溢れるという意味から。 「桃李(とうり)門に満つ」とも読む。
等量斉視(とうりょうせいし)
全ての人を区別することなく、同じように扱うこと。 全てのものを同じように量り、同じように視るという意味から。 「等しく量り斉(ひと)しく視る」とも読む。
棟梁之材(とうりょうのざい)
国や集団を支えることができ、重要な任務を任せることのできる人のこと。 「棟」と「梁」は棟木と梁のことで、どちらも屋根を支えるために重要な木材ということから。
桃林処士(とうりんのしょし)
牛の別名。 「桃林」は中国の河南省にあった城塞の名前。 「処士」はすぐれた能力があるが、公の勤めについていないこと。または、桃林に住んでいる牛の名前。 中国の周の武王が二度と戦場にならないようにと、桃林に牛を放ち、その牛がそう呼ばれるようになったという故事から。
螳螂之衛(とうろうのえい)
数が少なく弱い兵力や軍備のこと。 「螳螂」はかまきりのこと。 「衛」は防衛、守備をする人のこと。 「螳螂」は「蟷螂」とも書く。
螳螂之斧(とうろうのおの)
弱者が身の程も知らずに勝ち目のない強者に立ち向かうこと。 「螳螂」はかまきりのこと。「斧」はかまきりの前足のこと。 斉の荘公の車に、かまきりが前足を振り上げて立ち向かってきたという故事から。 「蟷螂之斧」とも書く。
当路之人(とうろのひと)
重要な職務についていて、権力のある人のこと。 「当路」は交通の重要な場所にいると意味から、重要な地位について権力を持っていること。