「退」を含む四字熟語
「退」を含む四字熟語 — 18 件
一進一退(いっしんいったい)
進んだり退いたりすること。 または、物事の状況が良くなったり、悪くなったりすること。 「一進」はときには進むこと。 「一退」はときには退くこと。
怨敵退散(おんてきたいさん)
「怨むべき敵よ、退散するがよい」という意味。 降伏祈願などで唱える言葉。
急流勇退(きゅうりゅうゆうたい)
官職などを潔く辞めること。 「勇退」は勇気をもって退くという意味から、きっぱりと職を辞すること。 船が勢いのよい流れの中で引き返すという意味から、仕事の勢いがあるときに潔く辞職することをいう言葉。
挙止進退(きょししんたい)
日常生活の立ち居振る舞いのこと。 「挙止」と「進退」はどちらも立ち居振る舞いのこと。
挙措進退(きょそしんたい)
日常生活の立ち居振る舞いのこと。 「挙措」は手を上げ下げするという意味から、立ち居振る舞いのこと。 「進退」は進むことと退くことという意味から、立ち居振る舞いのこと。
具不退転(ぐふたいてん)
後ろを振り返らずに、物事を遣り通すという気持ちをもつこと。 「具」は準備するということ。 「不退転」は仏教の修行で、退歩することの段階から戻らないということから、信じて決して変えないということ。
快楽不退(けらくふたい)
尽きることのない安らかな楽しみが永久に続くこと。また、そのさま。極楽浄土における絶え間ない喜び。
三舎退避(さんしゃたいひ)
相手のことを恐れて、避けること。 「舎」は古代中国の軍隊が一日で進む距離のことで、三十里のことをいう。 軍隊が相手を恐れて、九十里の距離を空けて避けるという意味から。 「三舎を避(さ)く」とも読む。 中国の春秋時代、楚に亡命した晋の重耳は、楚の成王に厚遇され、重耳は感謝して、晋と楚が戦うようなことがあれば九十里後退させると約束した。 晋の君主になった重耳はその約束を果たしたという故事から。
坐作進退(ざさしんたい)
日常生活で行う動作の体の動かし方。立ち居振る舞い。 「坐」は座る、「作」は立つ、「進」は進む、「退」は退く。 日常生活で行う基本的な動作を並べた言葉。 「座作進退」とも書く。
出処進退(しゅっしょしんたい)
現在の職に留まるか、辞めるかという身の振り方のこと。 または、役人として国に仕えることと、役人を辞めて民間人になること。 「出」は世に出て仕えること。 「処」は公の仕事を辞めて家にいること。 「進退」は職を続けることと辞めること。身の振り方。
進寸退尺(しんすんたいしゃく)
少し前に進み、進んだよりも多く退くこと。 または、利益よりも損害のほうが多いことのたとえ。 「寸」と「尺」は距離の単位で、一尺は十寸と同じ。 一寸の距離進んで、一尺の距離退くという意味から。
進退維谷(しんたいいこく)
どうすることもできないこと。 進むことも退くこともできないということから。 「進退維(こ)れ谷(きわ)まる」とも読む。
進退去就(しんたいきょしゅう)
現在の職や地位に留まるか辞めるかなどの、身の振り方や対応方法のこと。 「進退」と「去就」はどちらも、留まることと辞めること。 似た意味の語を重ねた言葉。 「去就進退」ともいう。
進退両難(しんたいりょうなん)
どうすることもできないこと。 前に進むことも、後ろに下がることも難しいという意味から。 「進退両(ふた)つながら難(かた)し」とも読む。
十進九退(じっしんくたい)
十人に九人は諦めるほどに、仏教の修行は厳しく困難なこと。 または、悟りを得るためには十の努力をして九は無駄になるために、多くの時間が必要なこと。
寸進尺退(すんしんしゃくたい)
少し前に進み、進んだよりも多く退くこと。 または、利益よりも損害のほうが多いことのたとえ。 「寸」と「尺」は距離の単位で、一尺は十寸と同じ。 一寸の距離進んで、一尺の距離退くという意味から。
退歩返照(たいほへんしょう)
物事への執着をやめ、反省して自分自身の心を理解すること。 「退歩」は基本に立ち返ること。 「返照」は反省して自身の心を理解すること。
保守退嬰(ほしゅたいえい)
今までの考えや習慣、制度に執着して、新しいものを受け入れないこと。 「保守」は今までの考えや習慣、制度のこと。 「退嬰」はためらうこと。
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