「無能な人」に関連する四字熟語一覧
「無能な人」に関連する四字熟語の一覧です。
行尸走肉(こうしそうにく)
知識や才能がなく、存在していても全く役に立たない人のこと。 「尸」は死体のこと。 歩く死体と走る肉という意味で、どちらも魂のない肉体だけの存在という意味から。 「行屍走肉」とも書く。
呉下阿蒙(ごかのあもう)
昔から全く進歩しない人のたとえ。または、学問や知識がない人のたとえ。 「呉下」は呉の国にいること。 「阿」は親しみを込めて人の名前の前につける言葉。 「蒙」は人の名前。 呉の国にいる蒙さんという意味から。 中国の三国時代、呉の魯粛が呂蒙と久しぶりに会うと、以前とは違って学識が非常に深くなっていて驚いたという故事から。
酒甕飯嚢(しゅおうはんのう)
能力も知識もない人のこと。 「甕」は物をいれる容器のかめ、「嚢」は袋。 酒を入れる甕(かめ)と飯を入れる袋のことから、酒を飲んで飯を食うだけの何の役にも立たない人のこと。 「飯嚢酒甕」ともいう。
酒嚢飯袋(しゅのうはんたい)
能力も知識もない人のこと。 「嚢」は袋のこと。 酒を入れる袋と飯をいれる袋という意味から。 飯を食い、酒を飲むだけの何の役にも立たない人のことをいう。
冢中枯骨(ちょうちゅうここつ)
特に目立つ長所がなく、役に立たない人のこと。 「冢」は墓のこと。 墓の中の骨のような人という意味から。 中国の後漢の劉備が徐州の長官を辞退して、袁術に任せようとしたときに、孔融が袁術をあざけって言ったとされる言葉から。
樗櫟散木(ちょれきさんぼく)
役に立たない人や物のたとえ。 「樗櫟」は木のおうちとくぬぎのこと。 おうちもくぬぎも木材としては使えないという意味から。 主に自分のことを謙遜していう言葉。
無芸大食(むげいたいしょく)
特に才能や特技もない人が、食事だけは人並み以上に食べること。 または、そのような人のことを蔑んでいう言葉。 「無芸」は技術や特技を何も身につけていないこと。