苦心孤詣とは

四字熟語 | 苦心孤詣 |
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読み方 | くしんこけい |
意味 | 全力で努力して、勉学や技術、芸術に精通していること。 または、深い知識や豊かな独創性を言い表す言葉。 |
出典 | 杭世駿 |
使用されている漢字
「苦」を含む四字熟語
愛別離苦(あいべつりく)
仏教の八苦の一つで、親子や兄弟、夫婦などの愛する人との生別または死別することの悲しみや苦しみのこと。
悪因苦果(あくいんくか)
元は仏教語で、悪いことをすると必ず悪い報いがあるという意味。 「悪因」は悪い報いの原因、「苦果」は悪い結果や報いということ。 悪いことをせずに、正しいことをするべきであるという戒めの言葉。
悪戦苦闘(あくせんくとう)
困難な状況の中で強敵と決死の覚悟で戦うこと。 または、困難に打ち勝つために必死に努力すること。 「悪戦」は自分に不利な状況で戦うという意味。
一意攻苦(いちいこうく)
苦労しながら、ひたすら考えること。 「一意」はいちずに、一心にという意味。 「攻苦」は苦難、苦境とたたかうという意味から、苦労しながら勉強すること。
怨憎会苦(おんぞうえく)
自分が怨んだり憎んだりしている相手とも会わなければならない苦しみのこと。 仏教語でいう八苦のうちの一つ。 八苦とは「生」「老」「病」「死」「愛別離苦」「怨憎会苦」「求不得苦」「五陰盛苦」の八つの苦しみのこと。
艱苦辛苦(かんくしんく)
苦しみながら悩み苦労すること。 「艱」と「苦」はどちらも苦しむことや悩むこと。 「辛苦」は苦しみ悩みこと。 似た意味の言葉を重ねて強調した言葉で、人が生きる上で起こる、多くの辛い出来事に苦しみ悩むことをいう。
「心」を含む四字熟語
安心起行(あんじんきぎょう)
信仰や実践することで得られる心の安らぎのこと。 浄土宗では「南無阿弥陀仏」と誠意を込めて唱えること。
安心決定(あんじんけつじょう)
浄土宗で阿弥陀仏の誓いを信じぬき、少しの疑いももたないこと。 または、信念を得て心が決まること。 または、将来の見通しが立って、不安が全くないこと。
安心無為(あんじんむい)
信仰することで得た心の安らぎ。
安心立命(あんじんりつめい)
どんなに困難な場面に遭遇しても心を安らかな状態に保ち、どんな時にも惑わされずに天命をまっとうすること。 「安心」は仏教の語で、信仰により得ることが出来る心の安らぎの境地。 「立命」は儒教の語で、天命をまっとうすること。 「立命安心」ともいう。
以心伝心(いしんでんしん)
言葉や文字などを使うことなく、心と心で互いの意志や気持ちが通じ合うこと。 元は、文字や言葉では表現できない奥義を、師と弟子の心を通わせることで伝えることを意味した禅宗の言葉。 「心(こころ)を以(もっ)て心(こころ)に伝(つた)う」と訓読する。
異体同心(いたいどうしん)
それぞれ異なる体を持っているが、心は強く結ばれていること。 「異体」は異なる体のこと。 「同心」は心が同じであること。 おもに夫婦や親しい人間関係などの深い関係をいう言葉。
「孤」を含む四字熟語
一意孤行(いちいここう)
誰の意見も聞かずに自分の考えだけで行動すること。 「一意」は一つのことに専念すること。 「孤行」は一人で行くこと。 相手の意見に左右されない公平さのたとえとして用いることもある。 「孤行一意」ともいう。
閑雲孤鶴(かんうんこかく)
世間を離れのんびりと自由に暮らすこと。 または、隠士の心境のたとえ。 「閑雲」はのんびりと空に浮かぶ雲。 「孤鶴」は野で自由に遊ぶ鶴。
鰥寡孤独(かんかこどく)
親族が誰もいなくさびしいこと。 「鰥」は年をとって妻がいなくなった夫。 「寡」は年をとって夫がいなくなった妻。 「孤」は親がいない子ども。 「独」は子どもがいない老人。 全て身寄りのないさびしい人を言い表す言葉。 「矜寡孤独」とも書く。
僑軍孤進(きょうぐんこしん)
誰からの助けもなく、孤立した状態で進軍すること。 または、誰からも助けられることなく、一人で事に当たること。 「僑軍」は別の土地からやってきた軍隊、遠征軍のこと。
狷介孤高(けんかいここう)
意志を曲げずに、他人と協力しないこと。 「狷介」は自分の意志を固く守り、決して妥協しないこと。 「孤高」は自分一人の狭い視野だけを信じること。 「孤高狷介」ともいう。
孤雲野鶴(こうんやかく)
世間から離れた隠者のたとえ。 「孤雲」は離れて浮かんでいる雲。 「野鶴」は群れから離れて野に住んでいる鶴。 どちらも隠者をたとえた言葉。
「詣」を含む四字熟語
苦心孤詣(くしんこけい)