闊達自在とは

四字熟語 | 闊達自在 |
---|---|
読み方 | かったつじざい |
意味 | 心が広く、小さなことにこだわらないこと。 「闊達」は心が広いこと。 「自在」は何ものにも縛られず、心のままであること。 「豁達自在」とも書く。 |
異形 | 豁達自在(かったつじざい) |
漢検級 | 1級 |
場面用途 | 大らかな性格 |
類義語 | 自由闊達(じゆうかったつ) |
使用されている漢字
「闊」を含む四字熟語
迂疎空闊(うそくうかつ)
回りくどくて実際には役に立たないこと。 または、世間の事柄についての知識や理解が不十分で役に立たないこと。 「迂疎」は間接的で役に立たないことや世情に疎いこと。 「空闊」は広々としている様子やおおざっぱなこと。
英邁闊達(えいまいかったつ)
優れた才能と知恵があり、細かいことにこだわらない大らかな心があること。 「英邁」は才能や知恵が他よりも優れていること。 「闊達」は大らかな心のこと。 「英邁豁達」とも書く。
英明闊達(えいめいかったつ)
すぐれた才能と知恵を備え持ち、小さなことにこだわらない大らかな性格の人のこと。 「英明」は才能と知恵に長けていること。 「闊達」は心が広いこと。
横行闊歩(おうこうかっぽ)
威張って自分勝手に歩き回ること。 または、自分勝手に振舞うこと。 主に悪人の振舞いのことを言う。 「横行」は身勝手に振舞うこと。 「闊歩」は堂々と偉そうに歩き回ること。
海闊天空(かいかつてんくう)
性格が大らかでさっぱりしていること。 「海闊」は広大な海のこと。 「天空」はすっきりと晴れ渡る広い空のこと。 「天空海闊」ともいう。
昂首闊歩(こうしゅかっぽ)
威張って好き勝手に振舞うこと。 「昂首」は頭を上げること。 「闊歩」は好き勝手に歩くこと。 顔を上げて、両足を広げて気ままに歩くという意味から。
「達」を含む四字熟語
栄達落魄(えいたつらくはつ)
出世と落ちぶれること。繁栄と衰退。 「栄達」は出世すること。 「落魄」は落ちぶれること。
英邁闊達(えいまいかったつ)
優れた才能と知恵があり、細かいことにこだわらない大らかな心があること。 「英邁」は才能や知恵が他よりも優れていること。 「闊達」は大らかな心のこと。 「英邁豁達」とも書く。
英明闊達(えいめいかったつ)
すぐれた才能と知恵を備え持ち、小さなことにこだわらない大らかな性格の人のこと。 「英明」は才能と知恵に長けていること。 「闊達」は心が広いこと。
下意上達(かいじょうたつ)
地位や立場が下の者の意見が、上の人にしっかりと理解されること。 「下意」は地位や立場が下の人の意見や考え。 「上達」は地位や立場が上の人に届くこと。
下学上達(かがくじょうたつ)
始めに簡単で身近にあることを学び、少しずつ難しいことを学んでいくこと。 または、簡単なことから初めて、次第に上手くなっていくこと。 「下学」はごく普通にある簡単なことを学ぶこと。 「下学して上達す」とも読む。
豁達豪放(かったつごうほう)
心が広く、大らかな性格。また、度量が大きく堂々とした様子。 「豁達」は心が広く、細かいことにこだわらないこと。 「豪放」は小さなことにこだわらず、豪快なこと。 「豁達」は「闊達」とも書く。 「豪放豁達(豪放闊達)」ともいう。
「自」を含む四字熟語
意気自如(いきじじょ)
心の持ち方がいつも通りで平静な様子。 「意気」は気力や気概、「自如」は動じない様子。
怡然自得(いぜんじとく)
心が落ち着いていて、満ち足りていること。 または、自分の心を理解し、喜び安らぐこと。 「怡然」は喜び楽しむ様子のこと。または、悩むことなく道理を理解する様子のこと。 「自得」は現在の自分に満足すること。または、自身の心の内側を自身で理解すること。 「怡然として自得す」とも訓読する。
引決自裁(いんけつじさい)
自分で責任を取ること。 または、責任を取って自殺すること。 「引決」は自身で責任を取ること。 「自裁」は自ら命を絶つこと。または、辞職などして責任を取ること。 「引訣自裁」とも書く。
隠忍自重(いんにんじちょう)
怒りや苦しみなどをぐっとこらえて、軽はずみな行動をしないこと。または、そうすべきであるという戒めの言葉。 「隠忍」は表に出すことなく、耐え忍ぶこと。 「自重」は行動を控えること。
円転自在(えんてんじざい)
言葉や行動を思うように、淀みなく行われること。 または、その様子。 「円転」は淀みなく動くこと。
鷹揚自若(おうようじじゃく)
落ち着いていて、何事にも動揺しない様子。 「鷹揚」は余裕があり、大らかなこと。 「自若」は落ち着いていて、慌てることがないこと。
「在」を含む四字熟語
意在言外(いざいげんがい)
自分の考えを意図的に曖昧にして、相手に推察させること。 または、詩文の字間や行間に自分の考えを込めること。
円転自在(えんてんじざい)
言葉や行動を思うように、淀みなく行われること。 または、その様子。 「円転」は淀みなく動くこと。
活殺自在(かっさつじざい)
他人を自分の好きなように使うこと。 「活殺」は生かすことと殺すこと。 「自在」は望み通りに出来ること。 生かすも殺すも思い通りに出来るという意味から。
緩急自在(かんきゅうじざい)
物事を思いのままに操ること。 「緩急」は程度が弱いことと強いこと。または、遅いことと早いこと。 「自在」は思ったとおりにできること。 状況に合わせて程度や速度などを思い通りに操ることをいう。
近郷近在(きんごうきんざい)
近い場所にある村。近所の村々。 または、大きな町に近い村。 「近郷」と「近在」はどちらも、近くにある村や大きな町に近い村という意味で、似た意味の言葉を重ねて強調したもの。 「近在近郷」ともいう。
擒縦自在(きんしょうじざい)
自分の好きなように人を処遇すること。 「擒」は捕まえること。 「縦」は逃がすこと。 捕まえるのも逃がすのも思いのままという意味から。
「豁」を含む四字熟語
一旦豁然(いったんかつぜん)
ふとした時にいきなり迷いがなくなり、悟りが開けること。 「一旦」はとある朝。 「豁然」は迷いがなくなって悟りが開けること。
豁達豪放(かったつごうほう)
心が広く、大らかな性格。また、度量が大きく堂々とした様子。 「豁達」は心が広く、細かいことにこだわらないこと。 「豪放」は小さなことにこだわらず、豪快なこと。 「豁達」は「闊達」とも書く。 「豪放豁達(豪放闊達)」ともいう。
豁達大度(かったつたいど)
心が広く、小さなことにこだわらないこと。 または、隠し事などなく、ありのままの性格で、包容力があること。 「豁達」と「大度」はどちらも心が広いということ。
豁然開朗(かつぜんかいろう)
目の前が明るく広がること。 または、これから先に望みの持てる見通しが立つこと。 または、悩みが解決して悟りを得ること。 「豁然」は広々と開けている様子。または、悩みなどが解決してすっきりとすること。
豁然大悟(かつぜんたいご)
迷いや疑いがなくなって真理を悟ること。 「豁然」はからっと開けるということから、迷いや疑いなどがすっきりと晴れるということ。 「大悟」は悟りを得ること。
浄潔快豁(じょうけつかいかつ)
不満や不平などが全く無く、さっぱりとしている様子。 「浄潔」は清らかで潔いこと。 「快豁」はさっぱりとしていて、大らかなこと。