韋駄天走とは

四字熟語 | 韋駄天走 |
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読み方 | いだてんばしり |
意味 | 極めて足の速い人。 また、速く走る様子。 「韋駄天」は僧や寺院の守護神で、足が速いことのたとえ。 |
漢検級 | 1級 |
使用されている漢字
「韋」を含む四字熟語
韋駄天走(いだてんばしり)
韋編三絶(いへんさんぜつ)
同じ書物を何度も読むこと。 または、学問に励むことのたとえ。 「韋編」は紙が出来る前の、木や竹の札をひもで綴った書籍のこと。 「三絶」は何度もひもが切れること。 「韋編三たび絶つ」とも読む。 孔子が何度もひもが切れるほど易経を読んだという故事から。
佩韋佩弦(はいいはいげん)
自分の短所の改善に努めること。 または、自分の性格を改めて人格を高めるために戒めの物を身につけること。 「佩」は身につけるという意味。 「韋」はなめし皮のこと。 「弦」は弓のつるのこと。 中国の戦国時代、西門豹は短気な性格を直そうと「ゆったりとしたなめし皮」を身に着け、春秋時代の董安于は厳格な性格に改めるために「かたい弓のつる」を身につけたという故事から。 「韋弦之佩」ともいう。
布衣韋帯(ふいいたい)
官職についていない、普通の人のこと。 「布衣」は布で作った衣服。 「韋帯」はなめし皮でできた帯。 質素な布の衣服となめし皮の帯を身につけた人ということから、貧しく身分の低い人のたとえ。
藜杖韋帯(れいじょういたい)
飾り気が無く、慎ましいことのたとえ。 「藜杖」はあかざの杖、「韋帯」はなめし皮の帯のことで、どちらも質素なものという意味から。
「駄」を含む四字熟語
「天」を含む四字熟語
天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)
皇位継承の証として、天皇が代々受け継いできた三種の神器の一つ。 草薙剣や草那芸之大刀とも呼ばれ、スサノオノミコトが八岐大蛇を倒したときに尾から出てきたとされている。 現在は、熱田神宮で神体として祭られている。
意気衝天(いきしょうてん)
気力が天を衝くほど高く充実している様子。 「意気」は気力や気概、「衝天」は天を衝くほど高いという意味。
一念通天(いちねんつうてん)
どんなことでも、一心に念じ努力し続ければ、必ず成就するということ。 「一念天に通ず」とも読む。
一天四海(いってんしかい)
全世界。 「一天」は天の下全てということから、全世界のこと。 「四海」は四方向全ての海ということから、全世界のこと。
一天万乗(いってんばんじょう)
天子や天皇のこと。 「一天」は天の下全てということから、全世界のこと。 「乗」は兵車のことや、兵車を数える場合に使う単位。 一万乗の兵車を出すことが出来る国の君主という意味から。 古代中国では、兵車一台に馬四頭と兵士百人がついていたとされている。 「一天万乗の君」を略した言葉。
雨過天晴(うかてんせい)
物事の悪い状況や状態がよい方向へ向かうこと。 雨が止み、雲がなくなり晴れ渡るという意味から。 「雨過ぎて天晴る」とも読む。 「雨過天青」とも書く。
「走」を含む四字熟語
行尸走肉(こうしそうにく)
知識や才能がなく、存在していても全く役に立たない人のこと。 「尸」は死体のこと。 歩く死体と走る肉という意味で、どちらも魂のない肉体だけの存在という意味から。 「行屍走肉」とも書く。
行屎走尿(こうしそうにょう)
いつも行う普通の生活のたとえ。 「屎」は大便、「尿」は小便。 便所で用を足すという意味から。 「行屎送尿」とも書く。
走尸行肉(そうしこうにく)
生きていても役に立たない人のこと。 そのような人を侮蔑するときに使う言葉。 走る屍骸と歩く肉という意味から。
走馬看花(そうばかんか)
表面だけ見て、本質を理解しないこと。または、物事がうまくいって、誇らしそうにすること。 中国の唐の時代に、孟郊が科挙に合格したことを喜んで詠んだ詩の一節で、合格したことを喜び、町中の花を馬に乗って見て回ったが、馬に乗りながら花を見ても、花のことは理解できないという意味から。 「馬を走らせて花を看る」とも詠む。
東行西走(とうこうせいそう)
あっちへこっちへと忙しく走り回ること。 東へ行って西へ走るという意味から。
東走西馳(とうそうせいち)
仕事や用事などの目的を果たすために、あっちへこっちへと忙しく走り回ること。 「走」と「馳」はどちらも走るという意味で、目的を果たすために、東の方向へ走ったあとに、反対方向の西の方向へ走るということから。