「割」を含む四字熟語一覧
割を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
一割之利(いっかつのり)
凡人でも、たまには役に立つこと。 鉛でできた切れ味の悪い刀でも、一度はものを断ち切ることができることから。
鉛刀一割(えんとういっかつ)
普通の人でも力を発揮する時があることのたとえ。 または、二度使うことができないことのたとえ。 切れ味の悪い鉛の刀でも、一回切るくらいは使えるという意味から。 主に少しでも力になりたいということを謙遜していうときに使う言葉。
割鶏牛刀(かっけいぎゅうとう)
ちょっとしたことに、無駄に大きな手段を使って処理すること。 牛をさばくための牛刀を使って鶏をさばくという意味から。 「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」を略した言葉。 「牛刀割鶏」ともいう。
割股啖腹(かっこたんぷく)
自分の行いによって自分を滅ぼすこと。または、目先の利益を得ようとして損をすること。 自分の股を切り取って、自分で食べることから。 民を「股」、君主を「腹」にたとえて、民を苦しめることは君主を滅ぼすことになると説いた言葉。 「啖」は食べさせること。 「股(もも)を割(さ)きて腹に食らわす」とも読む。
割席分坐(かっせきぶんざ)
友人との縁を切ること。 「席」は座るときに敷くむしろのこと。 「坐」は座ること。 一緒に座っていたむしろを裂いて席を分けること。 中国の魏の管寧と華キンが絶交したという故事から。
割臂之盟(かっぴのめい)
非公式にひっそりと結婚の約束をすること。 「割臂」は腕に傷をつけること。 「盟」は誓い、約束。 中国の春秋時代の魯の荘公が、孟任を嫁にしようとしたときに、その誓いとして荘公は自身の腕に傷をつけて、それをすすったという故事から。
牛刀割鶏(ぎゅうとうかっけい)
ちょっとしたことに、無駄に大きな手段を使って処理すること。 牛をさばくための牛刀を使って鶏をさばくという意味から。 「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」を略した言葉。 「牛刀割鶏」ともいう。
群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)
実力者たちがそれぞれ勢力を持ち、対立すること。 「群雄」は英雄や実力者たちのこと。 「割拠」は各地に拠点を構えて勢力を持つこと。 戦国時代、英雄達が各地に拠点を構えて覇を競ったことから。