「敵」を含む四字熟語一覧
敵を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
怨敵退散(おんてきたいさん)
「怨むべき敵よ、退散するがよい」という意味。 降伏祈願などで唱える言葉。
怨敵退散(おんできたいさん)
「怨むべき敵よ、退散するがよい」という意味。 降伏祈願などで唱える言葉。
寡不敵衆(かふてきしゅう)
少ない人数では、大勢と争っても勝ち目がないということ。 「寡」は少ない人数。 「衆」は多い人数。 「寡(か)、衆(しゅう)に敵(てき)せず」とも読む。
剣一人敵(けんはいちにんのてき)
剣術は一人の敵を相手にするための技術であるということ。 中国の秦の時代の項羽は、天下を取ろうとする人は剣術よりも兵法を学ぶべきであるといったという故事から。 「一人」は「ひとり」とも読む。
衆寡不敵(しゅうかふてき)
少数は多数には勝てないこと。 「衆」は数が多い、「寡」は数が少ない、「不敵」は敵対できないという意味で、戦争や勝負では、人数が多いほうが有利だということから。
舟中敵国(しゅうちゅうてきこく)
味方が敵になることもあることのたとえ。 行き先が同じ舟に乗っている人は利害が同じだが、状況によっては敵になるという意味から。 為政者への戒めの言葉で、周囲の敵国ばかり気にかけて、内政を怠れば、国内から反逆者が現れて滅ぼされるということ。
仁者無敵(じんしゃむてき)
人徳が備わった人には、敵になる人がいないということ。 「仁者」は仁徳が備わっている人、仁徳者。 仁徳者が君主になれば、全ての人民を平等に愛するので、敵になる人がいなくなるという意味から。 「仁者は敵無し」とも読む。
大胆不敵(だいたんふてき)
精神力が強く、決して恐れることがないこと。 「大胆」は度胸が据わっていること。 「不敵」は敵を敵とも思わないこと。
敵愾同仇(てきがいどうきゅう)
恨んでいる相手に共に立ち向かうこと。 「同仇」は同じ人物を恨むべき相手とすること。 「敵愾」は怨んでいる相手に向かっていくこと。 「敵愾同仇」ともいう。
敵前逃亡(てきぜんとうぼう)
物事に直面して責任を取らずに逃げること。 目の前にいる敵と戦わずに逃げるということから。
敵本主義(てきほんしゅぎ)
本当の目的を隠し、別の目的があるようにみせて、本当の目的を果たそうとするやり方。 安土桃山時代、明智光秀が毛利攻めを口実に出陣して、織田信長を討ったときに言った「敵は本能寺にあり」から出た言葉。
天下無敵(てんかむてき)
この世に相手になるものが存在しないほどに強いこと。 「天下」は全世界や全国のこと。 「無敵」は相手になるものが存在しないこと。 「天下に敵無し」とも読む。
同仇敵愾(どうきゅうてきがい)
恨んでいる相手に共に立ち向かうこと。 「同仇」は同じ人物を恨むべき相手とすること。 「敵愾」は怨んでいる相手に向かっていくこと。 「敵愾同仇」ともいう。
油断大敵(ゆだんたいてき)
気を緩めて注意を怠ると失敗の原因となり危険だという戒め。 「油断」は気を緩めることや注意を怠ることで、油断している状態が最も大きな敵になるという意味から。