「満」を含む四字熟語一覧
満を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
飲河満腹(いんかまんぷく)
自分の身の丈に合った欲望で満足するべきであるということ。 中国古代の伝説の聖天子尭帝が、許由に天下を譲ろうとすると、動物のもぐらは大きな黄河の水を飲んでも、満腹になればそれ以上は飲まないといって断ったという故事から。 「偃鼠河に飲むも満腹に過ぎず」を略した言葉。
盈満之咎(えいまんのとがめ)
「満ちれば欠ける」という道理のことをいい、物事が最高点に到達するとかえって災いを招くという戒めのこと。 「盈満」は十分に満ちること。
怨気満腹(えんきまんぷく)
恨みの感情が極めて強いこと。 恨みの感情が腹に満ちるという意味から。 「怨気(えんき)腹に満(み)つ」とも読む。
円満具足(えんまんぐそく)
何一つ欠ける事なく、満ち足りていること。 「円満」と「具足」はどちらも不足することなく、十分に備わっているという意味で、同じ意味の言葉を重ねて強調した言葉。
円満成就(えんまんじょうじゅ)
少しも欠けがなく、完全に成し遂げられること。 仏教の言葉。
快語満堂(かいごまんどう)
胸がすくような愉快な言葉を部屋に響かせること。 「快語」は痛快な言葉。 「満堂」は室内が満たされていること。
喜色満面(きしょくまんめん)
嬉しそうな表情が顔全体に溢れ出ている様子。 「喜色」は嬉しそうな表情のこと。 「満面」は顔全体のこと。
金玉満堂(きんぎょくまんどう)
豊かな才能と学識があることのたとえ。 「金玉」は黄金と宝石。 「満堂」は部屋の中が満たされていること。 「金玉(きんぎょく)堂に満(み)つ」とも読む。
群疑満腹(ぐんぎまんぷく)
疑わしいことが多くて、心の中が疑問でいっぱいになること。または、たくさんの人が疑いの心を持つこと。 「群」は多いことや多くの人、「疑」は疑いの気持ちを持つこと。 「満腹」の「腹」は腹の中ということから、心という意味で、「満腹」は心の中がいっぱいに満ちるということ。
三平二満(さんぺいじまん)
十分とはいえないが、それに満足して平穏に生活すること。 「三」と「二」は数が少ないことのたとえ。 三でも安らかで、二でも満足するという意味から。 または、「三」は額と鼻、下顎のことをいい、「二」は左右の頬をいい、「三」が平らで「二」が膨らんでいるような顔ということから、おかめ顔やおたふく顔のことをいう。
三平二満(さんぺいにまん)
十分とはいえないが、それに満足して平穏に生活すること。 「三」と「二」は数が少ないことのたとえ。 三でも安らかで、二でも満足するという意味から。 または、「三」は額と鼻、下顎のことをいい、「二」は左右の頬をいい、「三」が平らで「二」が膨らんでいるような顔ということから、おかめ顔やおたふく顔のことをいう。
志不可満(しふかまん)
願望は完全に満たすのではなく、常に何か未達成の状態に留めておく方が望ましいということ。 「志(こころざし)満(み)たす可(べ)からず」とも読む。
心満意足(しんまんいそく)
この上なく満たされた気持ちになること。 「心満」と「意足」はどちらも心が満たされるという意味。 「心(こころ)満ち意(い)足る」とも読む。
自己満足(じこまんぞく)
自身の言動に対して、自身で不満なく満たされた気持ちになること。 「満足」は望んだとおりに事が進んで、満たされた気持ちになること。 否定的な意味で使われることが多い言葉で、他人から見れば満足する水準に届いていなくても、自身が満足することをいう。
自信満満(じしんまんまん)
信が溢れている状態で、揺るぎない確信を持ち、不安の影が見えない様子。
順風満帆(じゅんぷうまんぱん)
特に問題が起きることなく、思い通りに物事が進んでいくこと。 「順風」は追い風。 「満帆」は船の帆をいっぱいに張ること。 船の帆が追い風を受けていっぱいに張り、順調に進んでいくという意味から。
草満囹圄(そうまんれいぎょ)
平和に治まっていて、よい政治が行われ、犯罪がないことのたとえ。 「草満」は草が生い茂ること。 「囹圄」は牢屋のこと。 犯罪を犯す人がいないために、牢屋が使われることなく、牢屋に草が生い茂るという意味から。 「草(くさ)囹圄(れいご)に満(み)つ」とも読む。
草満囹圄(そうまんれいご)
平和に治まっていて、よい政治が行われ、犯罪がないことのたとえ。 「草満」は草が生い茂ること。 「囹圄」は牢屋のこと。 犯罪を犯す人がいないために、牢屋が使われることなく、牢屋に草が生い茂るという意味から。 「草(くさ)囹圄(れいご)に満(み)つ」とも読む。
大兵肥満(だいひょうひまん)
体が大きく、太っている体格のこと。 または、そのような人のこと。 「大兵」はたくましくて大きい体のこと。
惰気満満(だきまんまん)
何かをする気力がなく、だらけた気分が心に満ち溢れていること。
惰気満々(だきまんまん)
何かをする気力がなく、だらけた気分が心に満ち溢れていること。
擲果満車(てきかまんしゃ)
とても人気があり評判がいいことのたとえ。 または、容姿が美しい少年のたとえ。 藩岳という人物は容姿がとても美しく、町を歩くだけで婦人たちに車が一杯になるほどの果物を投げられたという故事から。
闘志満満(とうしまんまん)
戦おうとする意欲に満ち溢れている様子。
闘志満々(とうしまんまん)
戦おうとする意欲に満ち溢れている様子。
桃李満門(とうりまんもん)
すぐれた人材が数多く集まること。 人材を桃やすももにたとえた言葉で、味のよい桃やすももが門に満ち溢れるという意味から。 「桃李(とうり)門に満つ」とも読む。
得意満面(とくいまんめん)
物事が狙い通りになって、誇らしげな様子が顔いっぱいに表れているさま。
帆腹飽満(はんぷくほうまん)
船の帆が風をいっぱいにはらんで、軽やかに進む様子。 「帆腹」は船の帆。 「飽満」は飽きるくらいに満腹になるまで食べるという意味から、帆がいっぱいに膨らむことのたとえ。
福徳円満(ふくとくえんまん)
様々なものに恵まれていて、何一つ不満がないこと。 「福徳」は幸福と財産があって、不自由しないこと。
不平不満(ふへいふまん)
思うとおりにならずに、満たされずに気持ちが落ち着かない様子。 「不平」と「不満」はどちらも満足できずに、心が落ち着かないことで、似た意味の言葉を重ねて強調した言葉。
豊年満作(ほうねんまんさく)
作物のできが非常によく、収穫も多いこと。 「豊年」は作物がよく実った年のこと。豊作の年。 「満作」は作物がよく実り、収穫が多いこと。豊作という意味。
満腔春意(まんこうしゅんい)
なごやかな気分が全身に満ちていること。人を祝う言葉。 「満腔」は胸や全身に満ちていること。 「春意」は春のような気分。
満身是胆(まんしんしたん)
強い勇気があり、何事にも恐れないことのたとえ。 体全体に胆力が満ち溢れているという意味から。 「満身」は全身。 「胆」は勇気や度胸のこと。 中国の三国時代、蜀の劉備が魏の曹操に追われて逃げたときに活躍した、部下の趙雲の勇ましさを称えたという故事から。
満身創痍(まんしんそうい)
全身傷だらけなさま。または、激しく非難されて精神的にひどく痛めつけられていること。 「満身」はからだ全体。 「創」と「痍」はどちらも傷のこと。
満場一致(まんじょういっち)
一人も反対者が出ることなく、その場にいる全ての人たちの意見が一つにまとまること。 「満場」は全体やその場にいる全ての人。 「一致」は意見が同じになること。
満城風雨(まんじょうふうう)
町全体が風雨に襲われること。 または、事件などがすぐに町中に知れ渡り、いろんな所で大騒ぎになること。 「城」は城壁に囲まれた町のこと。
満目荒涼(まんもくこうりょう)
見渡すかぎり全てが荒廃している様子。 「満目」は視認できる距離全て。 「荒涼」は荒れて寂れていること。
満目蕭条(まんもくしょうじょう)
見渡すかぎり全てがひっそりとしていて寂しい様子。 「満目」は視認できる距離全て。 「蕭条」は静かで寂しい様子。
満目蕭然(まんもくしょうぜん)
目で見える全てが物寂しい様子。 「満目」は見ることができる全て。見渡す限り。 「蕭然」はどことなく寂しい様子。
野心満満(やしんまんまん)
心中が抱いている大きな望みに満ちあふれていること。 「野心」は人に知られないように抱いている大きな望み。 「満満」は満ちあふれているさま。
野心満々(やしんまんまん)
心中が抱いている大きな望みに満ちあふれていること。 「野心」は人に知られないように抱いている大きな望み。 「満満」は満ちあふれているさま。
琳琅満目(りんろうまんもく)
美しいものが目の前にたくさんあること。 「琳琅」は美しい宝石や詩文のこと。 「琳琅(りんろう)目(め)に満(み)つ」とも読む。