「落」を含む四字熟語一覧
落を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
一栄一落(いちえいいちらく)
人が繁栄したり、衰退したりすること。 「一」は"ある時は"という意味。 「栄」は繁栄すること。 「落」は衰退すること。
一落千丈(いちらくせんじょう)
地位や権威、価値などが一気に落ちること。 「丈」は高さの単位。 一度に千丈を落ちるということから。
一件落着(いっけんらくちゃく)
問題となっていた物事や事件が解決し、決着がつくこと。 「一件」は一つの物事や事件のこと。 「落着」は物事の決まりが着くこと。
栄達落魄(えいたつらくたく)
出世と落ちぶれること。繁栄と衰退。 「栄達」は出世すること。 「落魄」は落ちぶれること。
栄達落魄(えいたつらくはく)
出世と落ちぶれること。繁栄と衰退。 「栄達」は出世すること。 「落魄」は落ちぶれること。
屋梁落月(おくりょうらくげつ)
友人を思う切ない心情のこと。 「落月」は沈んでいく月のこと。 「屋梁」は屋根を支えるはり、または屋根のこと。 中国の詩人杜甫が江南に流された友人の李白を思い、「家の屋根に落ちかかる月に君の面影を見た」と詩を詠じたことから。 「屋梁落月」ともいう。
孤城落日(こじょうらくじつ)
繁栄していたものの勢いが衰えて、助けてくれるものもなく寂しい様子。 「孤城」は援軍が来ない城のこと。 「落日」は西に沈む日のこと。 孤立していて助けもなく、攻め落とされる寸前の城が夕日に照らされていてさびしい様子をいう。
金輪奈落(こんりんならく)
物事の極限のたとえ。 または、絶対にや、どこまでもということ。 「金輪」は大地の一番の深い底。 「奈落」は地獄のこと。 仏教の言葉で、仏教の世界観での三つの大輪の一つで、大地の下にあり、下から順に風輪、水輪があって、その上にあるとされている。
豪放磊落(ごうほうらいらく)
心が広く大らかで、些細なことは気にしないこと。または、そのような様子。 「豪放」と「磊落」はどちらも心が広く、小さなことにこだわらないという意味。 同じ意味の言葉を重ねて意味を強調した言葉。
傲慢磊落(ごうまんらいらく)
人を見下して偉そうな態度で、小さなことをないがしろにすること。 「傲慢」は偉そうに他者を見下す態度のこと。 「磊落」は心が広く、小さなことにこだわらないこと。
洒々落々(さいさいらくらく)
性格や言動が淡白であっさりとしていて、物事にこだわらないこと。 「洒落」はさっぱりとしていて、こだわらないという意味で、重ねて強調した言葉。
灑灑落落(さいさいらくらく)
性格や言動が淡白であっさりとしていて、物事にこだわらないこと。
灑々落々(さいさいらくらく)
性格や言動が淡白であっさりとしていて、物事にこだわらないこと。
洒洒落落(さいさいらくらく)
性格や言動が淡白であっさりとしていて、物事にこだわらないこと。 「洒落」はさっぱりとしていて、こだわらないという意味で、重ねて強調した言葉。
失魂落魄(しっこんらくはく)
とても驚き、慌てている様子。または、精神が不安定な状態になっていて奇怪な行動をすること。 天から受けた精神を司るたましいの「魂」と、地から受けた肉体を司るたましい「魄」が無くなるという意味。
失望落胆(しつぼうらくたん)
夢や希望が無くなって落ち込むこと。 「失望」は夢や希望を失うこと。 「落胆」は期待通りにならずにがっかりすること。 「落胆失望」ともいう。
洒洒落落(しゃしゃらくらく)
性格や言動が淡白であっさりとしていて、物事にこだわらないこと。 「洒落」はさっぱりとしていて、こだわらないという意味で、重ねて強調した言葉。
洒々落々(しゃしゃらくらく)
性格や言動が淡白であっさりとしていて、物事にこだわらないこと。 「洒落」はさっぱりとしていて、こだわらないという意味で、重ねて強調した言葉。
鞦韆院落(しゅうせんいんらく)
ぶらんこが設置されている中庭のこと。 「鞦韆」はぶらんこ。 「院落」は中庭。 貴族の大きな屋敷の中庭の景色をいう言葉で、昼間のにぎやかな景色とは違う、春の夜の静かで引きこまれる景色をいう。
秋風落莫(しゅうふうらくばく)
勢いが弱くなって、物寂しい様子のこと。 夏が過ぎて、秋の物寂しい風が吹くという意味から。 「落莫」は物寂しい様子。
参差錯落(しんしさくらく)
様々な不揃いなものが入り混じっている様子。 「参差」は大きさや長さが揃っていない。 「錯落」は色々のものがごちゃごちゃと交ざっていること。
身心脱落(しんじんだつらく)
体も心も全ての束縛から解き放たれること。 中国の宋の如浄禅師のもとで、道元が修行した際に得た実感を言い表した言葉。
晨星落落(しんせいらくらく)
仲のよい友人が次第に少なくなっていくこと。または、歳をとるにつれて友人が死んでいなくなっていくこと。 「晨星」は明け方の空に残っている星。 「落落」は閑散としていてさびしい様子。 夜が明けるにつれて星が一つ一つと消えていく様子から。 「落落晨星」ともいう。
水落石出(すいらくせきしゅつ)
物事の隠れていた実体がはっきりとわかるようになること。 川の水面の高さが低くなって、普段は見えない川底の石が現れるという意味から。 「水(みず)落ちて石(いし)出(い)づ」とも読む。
青松落色(せいしょうらくしょく)
交友関係が途切れそうになることのたとえ。 「青松」は常緑樹の松のこと。 「落色」は色が落ちること。 常緑樹の松が色あせるという意味から。
千村万落(せんそんばんらく)
たくさんの村落。 「千」と「万」は数が非常に多いことのたとえ。
舌頭落地(ぜっとうらくち)
仏教の真理は、言葉で全てを言い表すことはできず、それを無理に言葉で説明することは、正しい真理から外れるので危険であるということ。 必要以上に喋ると、舌が地面に落ちるという戒め。 「舌頭(ぜっとう)地に落(お)つ」とも読む。
拓落失路(たくらくしつろ)
地位を失い、出世の道が閉ざされること。 「拓落」は役人などが地位を失うこと。 「失路」は出世の道がなくなること。 「拓落(たくらく)して路(みち)を失う」とも読む。
堕落腐敗(だらくふはい)
気持ちがゆるんで、だらしない生活をするようになること。 「腐敗」と「堕落」はどちらも、行いが悪くなって生活が乱れること。 「堕落腐敗」ともいう。
朝開暮落(ちょうかいぼらく)
人の一生は儚いということのたとえ。 朝に咲いた花が夕方に散るという意味から。
沈魚落雁(ちんぎょらくがん)
他と比べることもできないほどに美しい女性のこと。 その女性を見た魚は恥らって水底に隠れ、女性を見た雁は見とれて空から落ちるということから。 元は価値観の相対性を言った言葉で、人間の基準では絶世の美女でも、魚や雁からすれば恐れて逃げる対象でしかないということから。
墜茵落溷(ついいんらくこん)
人には幸運と不運があることのたとえ。 「茵」は敷物のこと。 「溷」は便所、厠(かわや)のこと。 散った花びらが運よく敷物に落ちることもあれば、便所に落ちることもあるということから。 「茵(いん)に墜(お)ち溷(こん)に落(お)つ」とも読む。
剃髪落飾(ていはつらくしょく)
髪を剃って仏門に入ること。 特に身分の高い人が仏門に入ることをあらわす言葉。
兎起鶻落(ときこつらく)
書画や文章に勢いがあることのたとえ。 「鶻」は鳥のはやぶさのこと。 うさぎが巣から素早く飛び出したり、はやぶさが急降下しながら獲物を捕らえたりする様子にたとえた言葉。
難攻不落(なんこうふらく)
非常に攻めることが難しく、容易には陥落しないこと。 または、事が思い通りに進まないこと。 「難攻」は攻めることが難しいという意味。 「不落」は落城することがないという意味。
南山不落(なんざんふらく)
城や城塞などが堅固で陥落しないことのたとえ。 「南山」は堅固や長寿の象徴とされる中国の山、終南山のこと。
発蒙振落(はつもうしんらく)
極めて簡単なことのたとえ。 覆っているものを外して、落ち葉を払うということから。
飛花落葉(ひからくよう)
この世は常に変化しているということ。 花が風に散り、葉が落ちることから。
避坑落井(ひこうらくせい)
一つの災難を乗り越えても、次の災難がすぐにやってくるということ。 「坑」は地面に掘った穴。 地面の穴を注意深く避けて、井戸に落ちるという意味から。 「坑(こう)を避(さ)け井(せい)に落つ」とも読む。
不羈磊落(ふきらいらく)
世間の習慣やくだらないことにこだわらず、縛られない様子。 「不羈」は何ものにも縛られず、自由なこと。 「磊落」は度量が広く、くだらないにこだわらない様子。
腐敗堕落(ふはいだらく)
気持ちがゆるんで、だらしない生活をするようになること。 「腐敗」と「堕落」はどちらも、行いが悪くなって生活が乱れること。 「堕落腐敗」ともいう。
平沙落雁(へいさらくがん)
干潟に降り立つ雁の群れのこと。 中国の山水画の伝統的画材である瀟湘八景の中の一つ。 琴曲の名前などにも用いられている言葉。 「平沙」は平坦で広大な砂原のこと。 「沙」は”砂”と同じ意味。
碧落一洗(へきらくいっせん)
雨が降ったあとに、空がきれいに晴れ渡ること。 「碧落」は綺麗に晴れ渡った空。 「一洗」はすっきりと洗い流すこと。
磊磊落落(らいらいらくらく)
心がとても広く、些細なことにこだわらずさっぱりとしていること。 心が大きく小さなことを気にしないという意味の「磊落」を重ねて強調した言葉。
磊々落々(らいらいらくらく)
心がとても広く、些細なことにこだわらずさっぱりとしていること。 心が大きく小さなことを気にしないという意味の「磊落」を重ねて強調した言葉。
磊落闊達(らいらくかったつ)
心が広く、小さなことにこだわらないこと。 「磊落」と「闊達」はどちらも心が広く、取るに足らないことにこだわらないということ。
落英繽紛(らくえいひんぷん)
花びらが散り、乱れ舞う様子。 「落英」は散り落ちる花びらのこと、「繽紛」は乱れ散ること。
落月屋梁(らくげつおくりょう)
友人を思う切ない心情のこと。 「落月」は沈んでいく月のこと。 「屋梁」は屋根を支えるはり、または屋根のこと。 中国の詩人杜甫が江南に流された友人の李白を思い、「家の屋根に落ちかかる月に君の面影を見た」と詩を詠じたことから。 「屋梁落月」ともいう。
落紙雲煙(らくしうんえん)
書画の筆勢に力が満ちていて、美しい様子。 「落紙」は筆を紙におろして、文字を書くこと。 「雲煙」は書画に雲や煙が湧き上がるような、生き生きとした勢いがあること。 「落紙雲烟」とも書く。
落紙雲烟(らくしうんえん)
書画の筆勢に力が満ちていて、美しい様子。 「落紙」は筆を紙におろして、文字を書くこと。 「雲煙」は書画に雲や煙が湧き上がるような、生き生きとした勢いがあること。 「落紙雲烟」とも書く。
落穽下石(らくせいかせき)
他人の弱みや窮地を狙って追い討ちをかけること。 「穽」は落とし穴のこと。 落とし穴に落ちた人を狙って石を落とすという意味から。
落胆失望(らくたんしつぼう)
夢や希望が無くなって落ち込むこと。 「失望」は夢や希望を失うこと。 「落胆」は期待通りにならずにがっかりすること。 「落胆失望」ともいう。
落筆点蠅(らくひつてんよう)
失敗をうまく取り繕うこと。 「点蠅」は蠅(はえ)の絵を描くことで、筆を落とした際の汚れをうまく蠅の絵にするという意味。 三国時代、呉の曹不興が孫権の命で絵を描いていたときに、誤って筆を落とした際の汚れを蠅に書き換えてうまく処理した故事から。
落落晨星(らくらくしんせい)
仲のよい友人が次第に少なくなっていくこと。または、歳をとるにつれて友人が死んでいなくなっていくこと。 「晨星」は明け方の空に残っている星。 「落落」は閑散としていてさびしい様子。 夜が明けるにつれて星が一つ一つと消えていく様子から。 「落落晨星」ともいう。
落花啼鳥(らっかていちょう)
自然の風情のこと。 または、春の風情を表す言葉。
落花繽紛(らっかひんぷん)
花びらが散り乱れ舞う様子。 「落花」は散って落ちる花びらのこと。 「繽紛」は乱れ散ること。
落花流水(らっかりゅうすい)
落ちた花が流れる水に乗っていくことから、過ぎ去っていく春の景色のこと。 転じて、衰えおちぶれること。 また、男女が相思相愛にあることのたとえ。水の流れに身を任せたい落花を男、落花を浮かべて流れたい水を女にたとえて、男女の気持ちが通じ合うとの意で用いる。 「流水落花」ともいう。
落花狼藉(らっかろうぜき)
あちこちひどく散らかっていること。 花が舞い散るという意味から。 「落花」は花が散ること。 「狼藉」は狼が草を敷いて寝た後の散らかっている様子のこと。
流水落花(りゅうすいらっか)
落ちた花が流れる水に乗っていくことから、過ぎ去っていく春の景色のこと。 転じて、衰えおちぶれること。 また、男女が相思相愛にあることのたとえ。水の流れに身を任せたい落花を男、落花を浮かべて流れたい水を女にたとえて、男女の気持ちが通じ合うとの意で用いる。 「流水落花」ともいう。