「如」から始まる四字熟語
「如」から始まる四字熟語 — 14 件
如暗得灯(じょあんとくとう)
迷いのある人間が仏道に入門すること。 真っ暗な場所で先を照らす明かりを得ることから。 仏教の言葉。 「暗(あん)に灯(とう)を得(う)る如(ごと)し」とも読む。
如影従形(じょえいじゅうけい)
非常に深い関わりがあること。 影の形はそのものの形に従うことから。 「影(かげ)の形(かたち)に従(したが)うが如(ごと)し」とも読む。
如火如荼(じょかじょと)
軍隊の勢い、または情熱や意気込みが非常に盛んな様子のたとえ。 「荼」はイネ科のちがやの穂。白い色をしている。 燃え上がる火の赤さと、生い茂るちがやの白さを用いて、盛んな勢いを表した言葉。 「火(ひ)の如(ごと)し荼(と)の如(ごと)し」とも読む。
如蛾赴火(じょがふか)
自分から進んで危険を冒すこと。 蛾が明かりに引かれて火に飛び込むことから。 「蛾(が)の火(ひ)に赴(おもむ)くが如(ごと)し」とも読む。
如飢如渇(じょきじょかつ)
欲求がこの上なく強いこと。 空腹で喉が渇いているときに食べ物や飲み物を欲しがることから。 「飢(う)うるが如(ごと)し渇(かわ)くが如(ごと)し」とも読む。
如左右手(じょさゆうしゅ)
その人にとって頼りとなる存在。または、お互いに協力して助け合う様子。 「左右(さゆう)の手(て)の如(ごと)し」とも読む。
如坐針氈(じょざしんせん)
極度の不安や緊張から落ち着かない様子。 針が敷き詰められた敷物の上に座っているようであるとの意から。 「氈」は動物の毛を加工して作られた敷物。 「針氈(しんせん)に坐(ざ)するが如(ごと)し」とも読む。
如指諸掌(じょししょしょう)
極めて簡単で理解しやすいこと。 手のひらに乗せたものを指で示すほど容易との意から。 孔子が禘(てい)という祭りについて説明を求められた際、自分の手のひらを指しながら、禘について説明できる人なら天下についても簡単に説明できるだろう、と述べたという故事から。 「諸(これ)を掌(たなごころ)に指(さ)すが如(ごと)し」とも読む。
如出一轍(じょしゅついってつ)
意見や行動が似ていること。 「轍」は車の車輪の跡。 同じ轍から出てきたようであるとの意から。 「一轍(いってつ)より出(いづ)るが如(ごと)し」とも読む。
如夢初醒(じょむしょせい)
以前の誤りや気力のない状態に気づき、改善や修正をしようとすること。 ようやく夢から覚めたという意味から、新たな自覚や理解に至ったことを表す言葉。 「夢(ゆめ)初(はじ)めて醒(さ)めるが如(ごと)し」とも読む。
如狼如虎(じょろうじょこ)
勇気があって強い様子。 「狼(ろう)の如(ごと)く虎(とら)の如(ごと)く」とも読む。
如意宝珠(にょいほうじゅ)
望みをかなえるとされている宝玉のこと。 「如意」は思ったことがその通りになること。 「宝珠」は宝玉のこと。 仏や仏の教えの象徴とされている。
如是我聞(にょぜがもん)
仏教で経文の冒頭に記される定型の言葉。 「私はこのようにお聞きしました」という意味。
如法暗夜(にょほうあんや)
明かりの一切無い本当の暗闇のこと。 「如法」は本当に、文字通りという意味。 「暗夜」は月の出ない真っ暗な夜のこと。
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