「き」で終わる四字熟語
「き」で終わる四字熟語 — 254 件
用和為貴(ようわいき)
人と人が仲良く協力しあうことが最も大切であるということ。 聖徳太子が作ったとされる「十七条憲法」の第一条にある言葉。 「和を用て貴しと為す」と読むのが一般的な言葉。
雷轟電撃(らいごうでんげき)
「雷轟」は雷が鳴り響くこと、「電撃」は稲光が走るという意味から、勢いが非常に激しいこと。
落穽下石(らくせいかせき)
他人の弱みや窮地を狙って追い討ちをかけること。 「穽」は落とし穴のこと。 落とし穴に落ちた人を狙って石を落とすという意味から。
落花狼藉(らっかろうぜき)
あちこちひどく散らかっていること。 花が舞い散るという意味から。 「落花」は花が散ること。 「狼藉」は狼が草を敷いて寝た後の散らかっている様子のこと。
乱暴狼藉(らんぼうろうぜき)
法に背くような荒々しい振る舞いのこと。 どちらも法に背くような穏やかでない行動をすること。 「狼藉」の本来の意味は狼が草を敷いて寝た後の散らかっている様子のことだが、ここでは荒々しい振る舞いという意味。 似ている意味のものを重ねて強調した言葉。
流金鑠石(りゅうきんしゃくせき)
金属や石が全て溶けて流れるほどの猛烈な暑さのこと。 「鑠」は溶かすという意味から、熱さや火力のたとえ。 十個の太陽が同時に昇って金属や石を全て溶かしたという古代中国の伝説から。
劉伶之鍤(りゅうれいのすき)
気の向くままに酒を飲んで気ままに生きること。 「鍤」は農具の名前で、田畑を耕すためのもの。 中国の晋の国の劉伶は、鹿が引く車に乗り、酒と鍤を持った従者を常にそばに置き、自分が死んだらその場で鍤を使って穴を掘って埋めてくれと言っていたという故事から。
竜挐虎擲(りょうだこてき)
英雄と英雄が戦うことのたとえ。 「擲」は投げつけること。 「挐」はつかみ合うこと。 虎と竜が激しく打ち合うという意味から。 「竜挐」は「りゅうだ」とも読む。 「竜挐虎擲」ともいう。
林下風気(りんかのふうき)
品があり、物静かな女性の立ち居振る舞いを言い表す言葉。または、中国六朝の時代に山林に隠居していた、竹林の七賢のような上品で優美な趣のこと。 「林下」は林の中。 「風気」は性質や趣のこと。 もとは晋の王の王凝之の妻である、謝道ウンを評して言った言葉。
累卵之危(るいらんのき)
「累卵」は積み重ねた卵のことで、卵を積み重ねるとすぐに崩れ落ちることから、非常に危険な状況のたとえ。
連城之璧(れんじょうのへき)
世にも珍しい宝物のこと。 「璧」は宝のこと。 卞和が山中で見つけた宝玉の原石を、レイ王に献じるとただの石と言われ罰として左足を切られ、武王に献じるとただの石と言われ罰として右足を切られた。 その後、悔しさで泣き続ける卞和のことを聞いた文王が使者にその原石を磨かせると、天下の宝玉だったという故事から。
老驥伏櫪(ろうきふくれき)
老いても昔と同じように大志を抱き続けること。 「老驥」は老いた駿馬のこと。 「櫪」はくぬぎの木。床下の横木に使うことから馬屋のこと。 三国志の曹操の詩の一節で、若い頃に千里を駆けた駿馬が老いて馬屋に伏していても、千里を駆ける志を捨てないということから。
廊廟之器(ろうびょうのき)
政府で政治を行うのに相応しい才能のこと。または、首相や大臣に相応しい才能や、その才能がある人のこと。 「廊廟」は政務をとるための建物。 「器」は才能のこと。
漏脯充飢(ろうほじゅうき)
目の前の利益だけを求めて、その後のことを気に掛けないことのたとえ。 「漏脯」は腐った干し肉。 飢えをしのぐために、腐臭を放っている干し肉を食べるということから。 「漏脯(ろうほ)飢(う)えを充(みた)す」とも読む。 「漏脯充饑」とも書く。