「かし」を含む四字熟語
「かし」を含む四字熟語 — 39 件
栄華秀英(えいかしゅうえい)
草木の花の総称のこと。 「栄」は草の花、「華」は木の花、「秀」は実を結ぶが花が咲かないもの、「英」は実を結ばないが花は咲くもののこと。
花枝招展(かししょうてん)
女性が着飾っている美しい姿のたとえ。 「展」は広げること。 美しい花を咲かせた枝が風に揺れている様子を、手を広げて人を招いている女性にたとえたもの。 「花枝(かし)、招き展(の)ぶ」とも読む。
和氏之璧(かしのへき)
世に二つとない、極めて珍しい宝物のこと。 「和氏」は楚の卞和という人物のこと。 「璧」は宝玉のこと。 卞和が山中で宝玉の原石を見つけ、レイ王に献上したが、ただの石だと言われ罰として左足を切られた。 のちに武王に献上したが、同じくただの石だと言われ罰として右足を切られた。 のちに、卞和の話を聞いた文王がその原石を磨かせたところ、正真正銘の宝玉であったという故事から。
嫁娶不同(かしゅふどう)
嫁入りと嫁取りがうまくいくというやり方のこと。 自分の家よりもよい家に嫁入りさせ、自分より劣っている家から嫁取りをすると、嫁いだ家に誠意と慎みをもって仕えるのでうまくいくということ。 「嫁娶」は嫁入りと嫁取り。 「嫁娶(かしゅ)、同じからず」とも読む。
禍生於忽(かしょうおこつ)
不幸や災難は、油断が原因となって発生するということ。 「忽」は怠ること。 「禍(わざわい)は忽(こつ)より生(しょう)ず」とも読む。
禍生得意(かしょうとくい)
物事が思い通りに進んだ時にこそ、予想外の不幸が生まれるということ。 「禍(わざわい)は得意(とくい)より生(しょう)ず」とも読む。
過小評価(かしょうひょうか)
力や価値などを実際よりも低く評価すること。 「過小」は度を超して低く見ること。 「評価」は価値を判断すること。
禍生不徳(かしょうふとく)
その人自身の不徳が原因となって、不幸が起こるということ。 「禍」は災難、不幸。 「禍(わざわい)は不徳(ふとく)に生(しょう)ず」とも読む。
禍生有胎(かしょうゆうたい)
災難には前触れがあるということ。 「胎」は兆し、前触れ。 「禍(わざわい)の生(しょう)ずるは胎(たい)有(あ)り」とも読む。
華燭之典(かしょくのてん)
結婚式のこと。 「華燭」はきらびやかで美しい灯りということから、結婚式の灯りのこと。 「典」は儀式のこと。
華胥之国(かしょのくに)
良い夢のこと。 または、昼寝のこと。 「華胥」は夢の中にある理想郷。 中国の伝説の聖天子の黄帝は、昼寝をしていると華胥という国に行く夢を見た。 華胥では、人民に不満などが何も無く、理想的な政治が行われていた。 夢から覚めた黄帝は、その国を見習った政治をすると自国をうまく治めることができたという故事から。
華胥之夢(かしょのゆめ)
良い夢のこと。 または、昼寝のこと。 「華胥」は夢の中にある理想郷。 中国の伝説の聖天子の黄帝は、昼寝をしていると華胥という国に行く夢を見た。 華胥では、人民に不満などが何も無く、理想的な政治が行われていた。 夢から覚めた黄帝は、その国を見習った政治をすると、自国をうまく治めることができたという故事から。
家書万金(かしょばんきん)
一人で寂しいときに、家族から届く手紙は何よりも嬉しいということ。 「家書」は実家からの手紙。 「万金」は大金という意味から、極めて価値があることのたとえ。 旅先などで一人きりで寂しいときに家族から届く手紙は、大金のような価値があるということから。
禾黍油油(かしょゆうゆう)
植物の稲や黍が勢いよく成長している様子。 「禾」は稲のこと。 「油油」は植物などにつやがあって勢いがよい様子。
軻親断機(かしんだんき)
物事を途中で諦めたり放棄したりしてはいけないという戒めの言葉。特に学問に対して用いられる。 「軻親」は孟子(孟軻)の母親。 「断機」は織りかけの機(はた)の糸を途中で切ること。 孟子が学問を投げ出そうとした際、母親が機の糸を切り、「学問を途中でやめるのは、この織物と同じで未完成のまま無価値になる」と諭したという故事に基づく。
嘉辰令月(かしんれいげつ)
めでたい月日のこと。 「嘉辰」はめでたい日。 「令月」はめでたい月。
脚下照顧(きゃっかしょうこ)
他人の批判をする前に、自分の過去の言動を見つめ直してよく考えるべきであるという自己反省の教え。 または、身近なことこそ気をつけるべきという戒め。 もとは禅宗の言葉。 「脚下」は足もとのこと。 「照顧」は反省することや、しっかりと見ること。 「照顧脚下」ともいう。
去華就実(きょかしゅうじつ)
見た目だけを着飾ることを止めて、真面目な態度をとること。 花を捨てて実を取るという意味で、見た目よりも中身を大切にするということ。 「華(か)を去り実(じつ)に就く」とも読む。
琴歌酒賦(きんかしゅふ)
隠者の欲の無い生活のこと。 または、俗世から離れた優雅な遊びのこと。 「琴歌」は琴を弾いて歌を歌うこと。 「酒賦」は酒宴を開いて、酒を飲みながら詩を作ること。
軽諾寡信(けいだくかしん)
深く考えずに物事を簡単に引き受ける人は、約束を守ることが少ないためにあまり信用できないということ。 「軽諾」は出来るかを考えずに、軽く引き受けること、安請け合い。 「寡信」の「寡」は少ないという意味で、「寡信」は信用が少ないという意味から、信じることができないということ。 「軽諾は必ず信寡し」を略した言葉。
減価償却(げんかしょうきゃく)
会計上の手続きの一つで、使用や年数の経過で土地以外の固定資産の価値の減少を各会計年度に割り当てて、一定の方式で経費として算入すること。
黄袍加身(こうほうかしん)
臣下が皇帝を支持して、その位につかせること。 皇帝の象徴である黄色の衣服を着させることから。 「黄袍」は皇帝の象徴である黄色い衣服。 中国の五代時代、趙匡胤(ちょうきょういん)は、臣下に擁立されて皇帝に即位したという故事から。
罪魁禍首(ざいかいかしゅ)
悪人の親玉。事件の元凶。 「魁」は一番の責任者。かしら。首領。 「禍」は災難。不幸。
春花秋月(しゅんかしゅうげつ)
自然の美しさのたとえ。 「春花」は春に咲く花。 「秋月」は秋の夜空の月。 春の花、秋の月が見られる季節はきわめて美しいとされる。
春華秋実(しゅんかしゅうじつ)
人の外見の美しさと内面の優れた性質のたとえ。 春に咲く美しい花が人の外見の美しさを、秋に実る豊かな実が内面の優れた性質を表した言葉。
春夏秋冬(しゅんかしゅうとう)
春、夏、秋、冬の四つの季節、四季。 または、一年中という意味。
招揺過市(しょうようかし)
街中を目立つように歩き回ること。 「招揺」は特に目的も無く歩き回ること。または、偉ぶったり、目立つこと。 「過市」は人が多い市場を通り抜けること。 自分の財力などを自慢しながら、人のたくさんいる場所を歩き回ることをいう。 「招揺(しょうよう)して市(いち)を過(す)ぐ」とも読む。
時不可失(じふかしつ)
良い機会は逃さないようにするべきということ。 「時(とき)は失(うしな)う可(べ)からず」とも読む。
十年一昔(じゅうねんひとむかし)
世の中の変化が非常に激しいことのたとえ。 十年の年月を一区切りとして、十年という期間が過ぎれば、身の回りも変化して、もう昔のことのように感じるという意味から。
儒家者流(じゅかしゃりゅう)
孔子の学問を受け継ぐ学問の流派。
上漏下湿(じょうろうかしゅう)
貧しい家、あばら家を言い表す言葉。 屋根からは雨が漏れてきて、床から湿気が上がってくるという意味から。 「上(かみ)は漏(も)れ下(しも)は湿(しめ)る」とも読む。
枕戈寝甲(ちんかしんこう)
いつでも戦いができるように準備を怠らないこと。 「戈」はほこ、武器のこと。 「甲」はよろい、防具のこと。 武器を枕にして、防具をつけたまま寝るという意味から。 「戈(ほこ)を枕にし甲(よろい)に寝(い)ぬ」とも読む。
灯火可親(とうかかしん)
過ごしやすい秋の長い夜は、灯りの下で読書をするのにちょうどいいということ。 初秋の形容として使われる。 「灯火(とうか)親しむ可(べ)し」とも読む。
刀耕火種(とうこうかしゅ)
農業の形態の一つの焼畑農耕のこと。 山林の木々を切り倒して、草木に火をつけて焼き払い、その場所に種をまくという意味から。
洞房花燭(どうぼうかしょく)
結婚して初めての夜。新婚初夜。 「洞房」は家の奥にある女性の部屋のこと。閨房。 「花燭」は華やかなろうそくの灯りのことから、婚礼という意味。 「花燭」は「華燭」とも書く。 「花燭洞房(華燭洞房)」ともいう。
不可思議(ふかしぎ)
人間の持っている知識では理解することができない出来事やその様子。または、常識では考えることすらできないおかしな出来事やその様子。 元は仏教語で、普通の人が考えても思いつくことができないようなことや、言葉で言い表すことが出来ないことをいい、仏の知恵や神通力、悟りの境地などのことをいう言葉。 「不思議」という言葉は「不可思議」を略したもの。
紛華奢靡(ふんかしゃび)
非常に派手で煌びやかなこと。 「紛華」は派手で美しいこと。 「奢靡」は派手なこと。 花町を言い表す言葉。
文過飾非(ぶんかしょくひ)
間違いや失敗をうまく誤魔化すこと。 「文」と「飾」は取り繕うこと。 「過」と「非」は間違いや失敗のこと。 「過(あやま)ちに文(あや)し非を飾(かざ)る」とも読む。
包蔵禍心(ほうぞうかしん)
誰にも気付かれないように悪事を企むこと。 「包蔵」は包み隠すこと。 「禍心」は悪い行いをしようと計画すること。 「禍心(かしん)を包蔵(ほうぞう)す」とも読む。 「苞蔵禍心」とも書く。
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