金屋貯嬌について

四字熟語 | 金屋貯嬌 |
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読み方 | きんおくちょきょう |
意味 | 妻とは別に扶養する女性をもつこと。妾。側室。 「金屋」は立派な建物のことで、宮中のこと。 「嬌」は若く美しい女性。 「金屋に嬌を貯う」とも読む。 中国の漢の武帝が皇太子の時に、長公主から嫁をとる気はないかと尋ねられたという故事から。 |
出典 | 『漢武故事』 |
使用されている漢字
「金」を含む四字熟語
石部金吉(いしべきんきち)
物堅くて融通のきかない人のたとえ。 堅い物として有名な「石」と「金」を人の名前のようにした言葉。
一字千金(いちじせんきん)
筆跡や詩文がすぐれていることのたとえ。 「一字」は文字の一つ、「千金」は多額の金銭のたとえで、一つ一つの文字に大金のような価値があるという意味から。 『呂氏春秋』を完成させたときに、都の門の前に並べて、一文字でも添削できれば千金を与えようと言って、出来映えを誇ったという故事から。
一諾千金(いちだくせんきん)
決して裏切らない、一度約束したことは守らなければならないというたとえ。 一度引き受けた約束には、千金同様の重みがあるということ。 「一諾」は一度承知して、引き受けること。 「千金」は大金のたとえ。 中国楚の季布は、一度承知して引き受けたことは違えることなく確実に果たしたため、季布に約束を引き受けてもらうことは千金を得るよりも価値があると言われていたという故事から。
一攫千金(いっかくせんきん)
苦労することなく、一度の機会で大金を手に入れること。 「一攫」は一度つかむこと。 「千金」は大金のこと。 現在では「一獲千金」とも書くが、本来は誤用。
一刻千金(いっこくせんきん)
ほんのわずかな時間が千金にも値するということ。 「一刻」の「刻」は時間の単位のことで、わずかな時間のたとえ。 「千金」は多額の金銭のことから、価値があることのたとえ。 楽しい時間や季節などがあっという間に過ぎ去っていくことを惜しんでいう言葉。 また、少しの時間でも大切にするべきだという戒め。 出典は「春宵一刻値千金」という言葉で、春の夜は素晴らしく非常に価値があるという意味。
一壺千金(いっこせんきん)
価値がないと思えるものでも、時と場合によっては非常に役に立つこと。 「壺」はひょうたんのこと。 「千金」はきわめて大きな価値という意味。 普段は価値のないひょうたんも、溺れそうになったときには浮き袋の代わりとなり、はかれないほどの大きな価値になるということから。
「屋」を含む四字熟語
愛屋及烏(あいおくきゅうう)
溺愛、盲愛のたとえ。 その人を愛するあまり、その人に関わるもの全て、その人の家の屋根にとまっている烏(からす)さえも愛おしくなるということから。 「屋を愛して烏に及ぶ」とも読む。
愛及屋烏(あいきゅうおくう)
溺愛、盲愛のたとえ。 「屋烏」は屋根にとまっている烏(からす)のこと。 その人を愛するあまり、その人に関わるもの全て、その人の家の屋根に止まっている烏さえも愛おしくなるということから。
屋烏之愛(おくうのあい)
溺愛、盲愛のたとえ。 「屋烏」は屋根にとまっている烏(からす)のこと。 その人を愛するあまり、その人に関わるもの全て、その人の家の屋根にとまっている烏さえも愛おしくなること。
屋上架屋(おくじょうかおく)
無駄なことを繰り返すことのたとえ。 または、独創性のないことのたとえ。 「屋上」は屋根の上。 「架屋」は屋根を架けること。 屋根の上に屋根を架けるという意味から。
屋梁落月(おくりょうらくげつ)
友人を思う切ない心情のこと。 「屋梁」は屋根を支えるはり、または、屋根のこと。 「落月」は沈んでいく月のこと。 中国の詩人杜甫が江南に流された友人の李白を思い、「家の屋根に落ちかかる月に君の面影を見た」と詩を詠じたことから。
窮閻漏屋(きゅうえんろうおく)
大通りの裏にある荒れ果てた家のこと。 「窮閻」は貧しい町の中。 「漏屋」は雨が漏れる家、荒れ果てた家。
「貯」を含む四字熟語
金屋貯嬌(きんおくちょきょう)
備荒貯蓄(びこうちょちく)
農作物の不作の年のために、作物や金銭をためて準備しておくこと。 または、そのたくわえ。 「備荒」は農作物の不作の年や、天災に対する準備をしておくこと。
「嬌」を含む四字熟語
金屋貯嬌(きんおくちょきょう)