濠濮間想について

四字熟語 | 濠濮間想 |
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読み方 | ごうぼくかんのおもい(ごうぼくのかんそう) |
意味 | 世間から離れて、自然の中で静かに楽しむ心のこと。 「濠」は濠水、「濮」は濮水のことで、どちらも中国の川の名前。 中国の戦国時代の荘子は、楚王からの丞相にするという招きを断り、濠水で魚が遊ぶのを見て楽しみ、濮水で魚を釣って楽しんだという故事から。 |
出典 | 『世説新語』「言語」 |
別表記 | 濠濮間想(ごうぼくのかんそう) |
類義語 | 濠梁之上(ごうりょうのうえ) |
濠梁之想(ごうりょうのおもい) |
使用されている漢字
「濠」を含む四字熟語
濠濮間想(ごうぼくかんのおもい)
「濮」を含む四字熟語
濠濮間想(ごうぼくかんのおもい)
桑間濮上(そうかんぼくじょう)
国を滅ぼすような淫乱な音楽のこと。 「濮上」は濮水という名前の川のほとり。 「桑間」はその川が流れている土地の名前。 春秋時代、衛の霊公が濮水のほとりで聞いた音楽が気に入り、晋の平公の前で披露させたところ、晋の楽官の師曠が殷を滅亡させた淫靡な音楽だといってやめさせた故事から。
桑濮之音(そうぼくのおん)
国を滅ぼすような淫乱な音楽のこと。 「桑」はその川のある土地の名前。 「濮」は河南省にある濮水という名前の川のほとり。 春秋時代、衛の霊公が濮水のほとりで聞いた音楽が気に入り、晋の平公の前で披露させたところ、晋の楽官の師曠が殷を滅亡させた淫靡な音楽だといってやめさせた故事から。
濮上之音(ぼくじょうのおん)
国を滅ぼすような淫乱な音楽のこと。 「濮上」は河南省にある濮水という名前の川のほとり。 春秋時代、衛の霊公が濮水のほとりで聞いた音楽が気に入り、晋の平公の前で披露させたところ、晋の楽官の師曠が殷を滅亡させた淫靡な音楽だといってやめさせた故事から。
「間」を含む四字熟語
有情世間(うじょうせけん)
意志や感情を持った生き物のことで、人間や動物のこと。 または、それらが存在する世界のこと。
間不容髪(かんふようはつ)
何か事が起きたときに、それに合わせた行動をすぐに行うこと。 髪の毛一本を入れる隙間もないという意味から。 「間、髪を容れず」という形で使うことが多い言葉。
屐履之間(げきりのあいだ)
非常にこまかいこと。 「屐」は木の下駄のような履物。 「履」は靴という意味。 履物を履いて歩く時間という意味から。
広厦万間(こうかばんげん)
とても広く大きな家のこと。または、貧しい人を庇って守ること。 「厦」は大きな家、「万間」は柱と柱の間が一万もあること。 唐の時代、杜甫の家の屋根が風に吹き飛ばされ、「大きな家を手に入れて貧しい人を住まわせたい」と歌った故事から。
心間手敏(しんかんしゅびん)
心と技術のどちらも習得していることのたとえ。 「心間」は心が落ち着いていること。 琴を演奏するときは、心は落ち着いているが、手は素早く思い通りに演奏できるということから。 「心間かに手敏し」とも読む。 「心閑手敏」とも書く。
人間青山(じんかんせいざん)
世の中は広く、死に場所ならどこにでもあるので、目的を果たすために、故郷を捨ててでも大いに活躍するべきであるということ。 「人間」は世の中、世間。 「青山」は墓。死に場所。 世の中は広いので、死に場所くらいはどこにでもあるという意味から。 「人間至る処青山有り」を略した言葉。
「想」を含む四字熟語
奇想天外(きそうてんがい)
通常では思いつかないような奇抜なこと。 「奇想」は奇抜な考えのこと。 「天外」は天の外という意味から、予想できない場所のたとえ。
誇大妄想(こだいもうそう)
現在の自身の地位・財産・能力などを、実際のものより大きく評価して、事実であるかのように思い込むこと。 「誇大」は大げさに言ったり、考えたりすること。 「妄想」は自分だけの勝手な基準で作られた、根拠のない信念。
神仙思想(しんせんしそう)
古代中国の思想で、俗世を超越した不老不死の仙人になろうとする考えをいう。 「神仙」は不老不死で神通力を持っている仙人のこと。 道教では、仙人になることを教義の根幹としていた。
熟思黙想(じゅくしもくそう)
心を落ち着かせて、しっかりと物事を考えること。 「熟思」はしっかりと考えること。 「黙想」は喋らずによく考えること。
痴心妄想(ちしんもうそう)
愚かな気持ちと実現できそうもない想像のこと。 「痴心」は愚かな気持ちのこと。
昼想夜夢(ちゅうそうやむ)
昼に考えていたことが、夜になって夢になること。または、いつも思い続けていることを言い表す言葉。 「昼想い、夜夢む」とも読む。