左戚右賢について

四字熟語 | 左戚右賢 |
---|---|
読み方 | させきゆうけん |
意味 | 親族を低い地位の左側に、賢者を高い地位の右側におくこと。 卑しいものを左側、尊ぶものを右側におくという中国の漢の時代の風習。 |
出典 | 『漢書』「文帝紀」 |
類義語 | 右賢左戚(ゆうけんさせき) |
使用されている漢字
「左」を含む四字熟語
隠公左伝(いんこうさでん)
読書や勉強を続けられず、すぐに辞めてしまうこと。 「左伝」は春秋左氏伝という名前の中国の歴史書のこと。 春秋左氏伝の最初の「隠公」という記事で、読むのを辞めてしまうということから。
右往左往(うおうさおう)
多くの人が慌てふためいて、右へ行ったり、左に行ったり混乱する様子。
右顧左眄(うこさべん)
右を見たり左を見たりして周りの様子を窺うだけで、すぐに結論を出すことができないこと。 または周りが気になって、決断力が鈍ってしまうこと。 「顧」と「眄」はどちらも周りを窺うこと。
左往右往(さおううおう)
多くの人が慌てふためいて、右へ行ったり、左に行ったりして混乱する様子。
左建外易(さけんがいえき)
正しくないやり方で自身の勢力を大きくすること。 または、地方で反旗を翻すこと。 「左建」は道理にもとる方法で勢力を伸ばすこと。 「外易」は君主からの命令を勝手に変えること。
左顧右眄(さこうべん)
左を見たり右を見たりして、周りの様子を窺うだけですぐに結論を出すことができないこと。 「顧」と「眄」はどちらも周りを窺うこと。
「戚」を含む四字熟語
干戚羽旄(かんせきうぼう)
武の舞と文の舞のこと。 「干戚」は盾と斧などの武器を持って舞う、武の舞のこと。 「羽旄」は鳥の雉の羽と、牛の旄牛の尾を飾った旗を持って舞う、文の舞のこと。
左戚右賢(させきゆうけん)
右賢左戚(ゆうけんさせき)
親族を地位の低い左側に置き、賢者を地位の高い右側に置いて賢者を重んじること。 漢代では卑しいものを左側、尊ぶものを右側に置くとしていた。
「右」を含む四字熟語
右往左往(うおうさおう)
多くの人が慌てふためいて、右へ行ったり、左に行ったり混乱する様子。
右顧左眄(うこさべん)
右を見たり左を見たりして周りの様子を窺うだけで、すぐに結論を出すことができないこと。 または周りが気になって、決断力が鈍ってしまうこと。 「顧」と「眄」はどちらも周りを窺うこと。
左往右往(さおううおう)
多くの人が慌てふためいて、右へ行ったり、左に行ったりして混乱する様子。
左顧右眄(さこうべん)
左を見たり右を見たりして、周りの様子を窺うだけですぐに結論を出すことができないこと。 「顧」と「眄」はどちらも周りを窺うこと。
左支右吾(さしゆうご)
様々な手段を用いて危険を防ぐこと。または、左右のどちらにも差支えがあること。あれこれ言い逃れをして危険を回避しようとすること。 左を支えて、右を防ぐという意味から。
左程右準(さていゆうじゅん)
全ての行動が道徳的な手本の通りなこと。 「程」や「準」はどちらも物事を行う上での基準。
「賢」を含む四字熟語
見賢思斉(けんけんしせい)
賢者を実際に見て、そうなりたいと憧れること。 孔子の言葉から。 「賢を見ては斉しからんことを思う」とも読む。
賢母良妻(けんぼりょうさい)
良い妻であり、良い母であること。 または、そのような女性のこと。 家庭を守る女性を賞賛する言葉で、近代日本では女子教育の中心的理念とされた。
賢明愚昧(けんめいぐまい)
賢いことと愚かなこと。 「賢明」は賢く道理に明るいこと。 「愚昧」は愚かで道理に暗いこと。
賢良方正(けんりょうほうせい)
賢くて行いが正しいということ。 または、中国の漢や唐の時代以降に行われた、官吏を登用するときの試験の科目の名前。 「賢良」は賢くて素直なこと。 「方正」は行いが正しいという意味。
衆賢茅茹(しゅうけんぼうじょ)
知識と徳の高い賢人たちが互いに力を合わせること。 「衆賢」はたくさんの賢人。 「茅茹」は植物の茅の根が連なり絡まりあっていること。 自身だけが重用されればよいとは考えず、仲間と共にすればよい結果が得られるということ。
清聖濁賢(せいせいだくけん)
酒の異名。 「聖」は聖人、「賢」は賢者のことで、曹操が禁酒令を出したときに、清酒のことを聖人とよび、濁り酒のことを賢人とよんで、見つからないように飲んでいたという故事から。