運否天賦とは

四字熟語 | 運否天賦 |
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読み方 | うんぷてんぷ(うんぴてんぷ) |
意味 | 幸運と不運は天に決められているということ。 または、運を天の意志にまかせること。 「運否」は幸運と不運、「天賦」は天から授けられること。 人の力ではどうすることもできず、成り行きに任せるときなどに使われる言葉。 |
異形 | 運否天賦(うんぴてんぷ) |
漢検級 | 準1級 |
場面用途 | ことわざ |
使用されている漢字
「運」を含む四字熟語
運斤成風(うんきんせいふう)
同じ人間とは思えないほどの素晴らしい技術。 または、そのような技術を持っている職人。 「運斤」は手斧を振るうこと。 「成風」は風を起こすこと。 手斧を振るって風を起こすという意味から。 鼻の先に塗った白土を、石という名前の大工が、風を起こすほどの勢いで手斧を振るって、傷一つつけずに白土を落としたという故事から。 「斤を運らし風を成す」とも読む。
運否天賦(うんぷてんぷ)
匠石運斤(しょうせきうんきん)
非常にすぐれた技術があり、精密なことのたとえ。 「匠石」は石という名前の大工の名人のこと。 「運斤」は斧をうまく使うこと。 中国の春秋時代、大工の名人の石は、他人の鼻の頭に薄く塗った白い土を、斧を思い切り振り回して傷つけずに削り落としたという故事から。 「匠石斤を運らす」とも読む。
世運隆替(せうんりゅうたい)
世の中の情勢が、時代の流れと共に盛んになったり、衰えたりすること。 「世運」は世の中の流れ、時代のなりゆき。 「隆替」は勢いがよくなったり、弱くなったりすること。
武運長久(ぶうんちょうきゅう)
戦いや戦場での幸運がいつまでも続くこと。 または、出征した兵士の無事がいつまでも続くこと。 「武運」は戦闘や戦場での幸運のこと。 「長久」は終わることなくいつまでも続くこと。
「否」を含む四字熟語
「天」を含む四字熟語
天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)
皇位継承の証として、天皇が代々受け継いできた三種の神器の一つ。 草薙剣や草那芸之大刀とも呼ばれ、スサノオノミコトが八岐大蛇を倒したときに尾から出てきたとされている。 現在は、熱田神宮で神体として祭られている。
意気衝天(いきしょうてん)
気力が天を衝くほど高く充実している様子。 「意気」は気力や気概、「衝天」は天を衝くほど高いという意味。
韋駄天走(いだてんばしり)
極めて足の速い人。 また、速く走る様子。 「韋駄天」は僧や寺院の守護神で、足が速いことのたとえ。
一念通天(いちねんつうてん)
どんなことでも、一心に念じ努力し続ければ、必ず成就するということ。 「一念天に通ず」とも読む。
一天四海(いってんしかい)
全世界。 「一天」は天の下全てということから、全世界のこと。 「四海」は四方向全ての海ということから、全世界のこと。
一天万乗(いってんばんじょう)
天子や天皇のこと。 「一天」は天の下全てということから、全世界のこと。 「乗」は兵車のことや、兵車を数える場合に使う単位。 一万乗の兵車を出すことが出来る国の君主という意味から。 古代中国では、兵車一台に馬四頭と兵士百人がついていたとされている。 「一天万乗の君」を略した言葉。