「驢」を含む四字熟語一覧
驢を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
騎驢覓驢(きろべきろ)
すでに自分が持っているものを、わざわざ他のところで手に入れようとする愚かさのこと。 「驢」はろばのこと。 「覓」は手に入れるために探すこと。 仏教の言葉で、ろばに乗ってろばを探すという意味から。 「驢(ろ)に騎(き)して驢(ろ)を覓(もと)む」とも読む。
犬吠驢鳴(けんばいろめい)
くだらない文章や、聞くだけ無駄な話のたとえ。 「驢鳴」は動物のろばの鳴き声。 ろばや犬の鳴き声のように無駄な話という意味から。 「驢鳴き犬吠ゆ」とも訓読する。 「犬吠驢鳴」ともいう。
黔驢之技(けんろのぎ)
自身の力量を自覚せずに、人に見せて力量の拙さから恥をかくこと。 または、見た目がよいだけで中身のない技量のこと。 「黔」は中国の黔州という地名。 「驢」は動物のろばのこと。 ろばがいなかった黔州にろばを放すと、虎は自分よりも体の大きなろばを初めて見て恐れたが、ろばは虎を蹴るだけで、それ以外何もできないとわかると、虎はろばを食い殺したという故事から。
黔驢之技(けんろのわざ)
自身の力量を自覚せずに、人に見せて力量の拙さから恥をかくこと。 または、見た目がよいだけで中身のない技量のこと。 「黔」は中国の黔州という地名。 「驢」は動物のろばのこと。 ろばがいなかった黔州にろばを放すと、虎は自分よりも体の大きなろばを初めて見て恐れたが、ろばは虎を蹴るだけで、それ以外何もできないとわかると、虎はろばを食い殺したという故事から。
対驢撫琴(たいろぶきん)
愚かな人物に物の道理を説いても理解できないので意味はないということ。 「驢」は動物のろば。 「撫」は奏でるという意味。 ろばに琴を弾いて聞かせるという意味から。 「驢(ろ)に対して琴(こと)を撫(ぶ)す」とも読む。
灞橋驢上(はきょうろじょう)
詩を作るために優れている場所。 「灞橋」は中国の長安の東にある灞水という川にかかっている橋。 「驢上」は驢馬(ろば)の上のこと。 中国の唐の鄭綮がよい詩はできたかと尋ねられ、「詩的な美しい気持ちは灞橋風雪の中で驢馬に乗っている時にこそ湧くもので、俗事に関わっている時には生まれない」と言ったという故事から。 「詩思(しし)は灞橋(はきょう)風雪の中、驢子(ろし)の上に在り」を略した言葉。
非驢非馬(ひろひば)
どちらとも言えず、曖昧なこと。 または、正体がわからないこと。 見た目は驢馬(ろば)のようにも見えるが、馬のようにも見え、驢馬でも馬でもないという意味から。 「驢(ろ)に非ず馬に非ず」とも読む。
驢鳴犬吠(ろめいけんばい)
くだらない文章や、聞くだけ無駄な話のたとえ。 「驢鳴」は動物のろばの鳴き声。 ろばや犬の鳴き声のように無駄な話という意味から。 「驢鳴き犬吠ゆ」とも訓読する。 「犬吠驢鳴」ともいう。