「歎」を含む四字熟語一覧
歎を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
一倡三歎(いっしょうさんたん)
優れた詩文を褒め称えていう言葉。 「倡」は詩文を読むこと。 「三」は何度もの意。 「歎」は感心して褒め称える、感嘆という意味。 一度読み上げる間に何度も感歎することから。 「一倡」は「一唱」、「三歎」は「三嘆」とも書く。
才難之歎(さいなんのたん)
すぐれた能力のある人材を得ることは難しいということへの嘆き。 「才難」は能力のある人材を得るのは難しいということ。 「才難之歎」とも書く。
黍離之歎(しょりのたん)
国が滅んだことへの嘆き。 「黍離」は『詩経』「王風」の詩篇の名称。 中国の東周の大夫が、西周の宮殿の跡地が荒地になっているのを見て嘆いて作った詩といわれている。 「黍離之嘆」とも書く。
積薪之歎(せきしんのたん)
後から来た人が重用されて、先にいた人が下の立場になって苦労する悩みのこと。 古い薪の上に新しい薪が積み重ねられていき、古い薪は下のままになっているという意味から。 「積薪之歎」とも書く。
川上之歎(せんじょうのたん)
時間が過ぎていくことへの嘆き。 「川上」は川のそば。 孔子が川の流れを見て、昼も夜も関係なく流れが過ぎていく、過ぎ去るとはこういうものかと嘆いたという故事から。 「川上之嘆」とも書く。
破鏡之歎(はきょうのなげき)
夫婦が離婚する時の悲しみ。 「破鏡」は鏡を半分に割ること。 結婚する時に鏡を半分に割り、それぞれを妻と夫それぞれ片方ずつもち、妻が浮気をすると、妻の持っている鏡がカササギになって夫のところへ飛んで行き、浮気が発覚して離婚したという故事から。 「破鏡之歎」とも書く。
髀肉之歎(ひにくのたん)
実力を発揮する機会がなく、功績を上げられないことを嘆くこと。 または、特にやることもなく、無駄に日々を過ごすことを嘆くこと。 「髀肉」は太ももについた贅肉。 中国の三国時代の蜀の劉備は、劉表のもとに身を寄せたが、劉表は劉備の野心を警戒して重用することなく、戦場に出る機会もなくなり、常に戦場に出て締まっていた太ももに贅肉がついたと、劉備が嘆いた故事から。 「髀肉」は「脾肉」、「嘆」は「歎」とも書く。
脾肉之歎(ひにくのたん)
実力を発揮する機会がなく、功績を上げられないことを嘆くこと。 または、特にやることもなく、無駄に日々を過ごすことを嘆くこと。 「髀肉」は太ももについた贅肉。 中国の三国時代の蜀の劉備は、劉表のもとに身を寄せたが、劉表は劉備の野心を警戒して重用することなく、戦場に出る機会もなくなり、常に戦場に出て締まっていた太ももに贅肉がついたと、劉備が嘆いた故事から。 「髀肉」は「脾肉」、「嘆」は「歎」とも書く。
風樹之歎(ふうじゅのたん)
父母が亡くなり孝行しようとしてもできない嘆きのこと。 「風樹」は風に揺れる木のこと。 風で揺れている木は、木自身が制止したいと思っても風が止まなければ制止できず、思い通りにいかないということから。 「風樹之嘆」とも書く。
北門之歎(ほくもんのたん)
仕官した先の主人が愚かな人物で、重要な地位につくことができずに嘆くこと。 「北門」は『詩経」の詩の編名。 中国の東晋の李充が家計のために、地位の低い地方官になったときに言ったとされる言葉から。 「北門之歎」とも書く。
北門之歎(ほくもんのなげき)
仕官した先の主人が愚かな人物で、重要な地位につくことができずに嘆くこと。 「北門」は『詩経」の詩の編名。 中国の東晋の李充が家計のために、地位の低い地方官になったときに言ったとされる言葉から。 「北門之歎」とも書く。