「報」を含む四字熟語一覧
報を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
一死報国(いっしほうこく)
命をかけて国の恩に報いること。 「一死」は死ぬことを強めた言い方。 「報国」は国から受けた恩に報いること。
一飯之報(いっぱんのむくい)
ほんのわずかな恩義のこと。 一度食事をご馳走になっただけの少しだけの恩義という意味で、そのような少しの恩義でも忘れてはいけないという戒めの言葉。
以徳報怨(いとくほうえん)
憎い人に対して仕返しではなく、あえて恩恵を施すこと。 「徳(とく)を以(もっ)てか怨(うら)みに報(むく)ゆ」とも読む。
因果応報(いんがおうほう)
よい行いには必ずよい報いがあり、悪い行いには必ず悪い報いがあるということ。 「因果」は原因と結果。 「応報」は善悪に応じた報いがあること。 元は仏教語で、過去や前世の行いの善悪に応じた報いがあるという意味。 現在では、悪い行いの報いの意味で使われることが多い言葉。
因果報応(いんがほうおう)
よい行いをすれば必ずよい報いがあり、悪い行いには悪い報いがあること。 「因果」は原因と結果。 「報応」は行動の善悪にあわせた報いがあること。 もとは仏教語で、過去や前世の行いの善悪にあわせた報いを受けるという意味。 よい行いの場合には「善因善果」、悪い行いの場合には「悪因悪果」という。 現在では悪い行いの報いとして使われることが多い言葉。
陰徳陽報(いんとくようほう)
誰にも知られないように善い行いをすると、必ずよい報いがあるということ。 「陰徳」は人知れずに善い行いをすること。 「陽報」は一目でわかるよい報いのこと。 「陰徳あれば必ず陽報あり」とも読む。
応報覿面(おうほうてきめん)
悪い行いの報いを受けること。 または、悪い行いの報いが正確に現れること。 「応報」は行いの善悪に応じた報い。 「覿面」はすぐに結果が正確に現れること。
七生報国(しちしょうほうこく)
何度生まれ変わっても、国のために尽力すること。 「七」は数が多いことのたとえ。 「七生」は仏教の言葉で、何度も生まれ変わるということ。 「報国」は国から受けた恩に報いるために尽くすということ。
杓子果報(しゃくしかほう)
「杓子」は菜や汁を盛る道具、「果報」は幸せのことで、杓子に食べ物が山盛りに配られるという意味から、運に恵まれること。
尽忠報国(じんちゅうほうこく)
国に忠義を尽くして、国からの恩に報いること。 「尽忠」は誠意を込めて君主や国家に尽くすこと。 「報国」は国から受けた恩に報いること。 中国の南北朝時代の皇帝宣帝の死後、その遺言に背こうとした高官を顔之儀が諫(いさ)めたとされる言葉から。 「報国尽忠」ともいう。
断爛朝報(だんらんちょうほう)
ばらばらになって、どこがどう繋がるかわからない朝廷の記録のこと。 「断爛」はちぎれてぼろぼろになること。 「朝報」は朝廷の記録のこと。 中国の北宋の王安石が、儒教の五経の一つの『春秋』をそしったという故事から。
投桃報李(とうとうほうり)
仲の良い友人同士で、お互いに物を贈りあうこと。 または、自分が徳を施せば、必ず徳で報いるということ。 「李」は植物のスモモ。 桃を贈られれば、お返しにスモモを贈るという意味から。 「桃を投じて李(すもも)に報(むく)ゆ」とも読む。
馬鹿果報(ばかかほう)
思ってもいないことで大きな幸運が手に入ること。または、愚かな人は人から憎しみを受けることがないので、幸せな人生を送ることができるということ。
抜来報往(ばつらいほうおう)
速やかにやって来て、速やかに去っていくこと。 または、何度も行ったり来たりすること。 「抜」と「報」はどちらも速いことのたとえ。 「抜(と)く来たり報(と)く往(ゆ)く」とも読む。
報怨以徳(ほうえんいとく)
受けた怨みに対して、恩徳を持って接して恩恵を与えること。 「怨みに報(むく)ゆるに徳を以(も)ってす」とも読む。
報恩謝徳(ほうおんしゃとく)
受けた恩義や徳に対して感謝の気持ちを持ち、見合ったお返しをすること。 「報」は報いる、お返しをすること。 「謝」は礼をいうこと。
報仇雪恨(ほうきゅうせっこん)
仇を報じ恨みを雪ぐとも読み、仇討ちをして恨みを晴らすこと。 「報仇雪恨」の旗を掲げて、曹操が父親の仇の陶謙を討つために、徐州を攻めて、大虐殺したという故事から。
報仇雪恥(ほうきゅうせっち)
仇を討って、受けた屈辱を晴らすこと。 「仇」は恨みを晴らしたいと思う相手。 「雪」は汚れを落としてきれいにするという意味。 「仇(あだ)を報い恥(はじ)を雪(すす)ぐ」とも読む。
報国尽忠(ほうこくじんちゅう)
国に忠義を尽くして、国からの恩に報いること。 「尽忠」は誠意を込めて君主や国家に尽くすこと。 「報国」は国から受けた恩に報いること。 中国の南北朝時代の皇帝宣帝の死後、その遺言に背こうとした高官を顔之儀が諫(いさ)めたとされる言葉から。 「報国尽忠」ともいう。
報本反始(ほうほんはんし)
天地や祖先の恩に感謝して恩返しをすること。 「本」と「始」は物事の一番初めのもの。 「報」と「反」はふさわしい恩返しをすること。 自分自身が存在するに至った根源の全てのものに報いようとする気持ちをいう言葉。 「本(もと)に報い始めに反る」とも読む。
輪廻応報(りんねおうほう)
輪廻を繰り返すなかで、自分の行いに対する報いを受けること。 「輪廻」は車輪が回り続けるように、生と死を繰り返すということ。 「応報」は行動の善悪に応じた報いを受けること。 思いがけないことや、不条理な出来事も前世の行動による報いであるという考えのこと。 「輪回応報」とも書く。
輪回応報(りんねおうほう)
輪廻を繰り返すなかで、自分の行いに対する報いを受けること。 「輪廻」は車輪が回り続けるように、生と死を繰り返すということ。 「応報」は行動の善悪に応じた報いを受けること。 思いがけないことや、不条理な出来事も前世の行動による報いであるという考えのこと。 「輪回応報」とも書く。