「復」を含む四字熟語一覧
復を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
一陽来復(いちようらいふく)
悪い傾向にあった物事がよい傾向に向かうこと。 または、冬が終わって春が来ること。または、冬至のこと。 「一陽」は冬から春になる兆しのこと。 「来復」は再びやってくること。 もとは易経の言葉で、陰と陽の二つを組合せたものからなる六十四卦で、陰暦十月は陰だけで構成され、冬至から陽が一つ含まれるようになるということから。陽が復する(戻ってくる)のは冬至からであることから。
王政復古(おうせいふっこ)
日本では、明治維新のことで、政治体制が君主制から別の体制に変わったあとに、君主制に戻ること。
廻途復妙(かいとふくみょう)
あらゆるものを認めることのできる境地。 空の見地から一度否定したものを、悟りの見地から認めるということから。仏教の言葉。
還俗復飾(げんぞくふくしょく)
僧や尼が俗世の人に戻ること。 「還俗」は僧や尼が俗世の人に戻ること。 「復飾」は髪を伸ばすこと。
克己復礼(こっきふくれい)
欲望や感情に打ち勝ち、礼儀にかなった言動をすること。 「克己」は自分の欲望、感情に打ち勝つこと。 「復礼」は礼の本質に立ち返り、礼の道に従うこと。 顔淵が師である孔子に「仁」について聞くと、「己に克ちて礼に復す」と答えたという故事から。
顧復之恩(こふくのおん)
育ててもらった親への恩のこと。 「顧復」は親が何度も振り返って、子を心配すること。
死灰復然(しかいふくねん)
火が消えて冷たくなった灰が再び燃え上がるという意味から、衰えたものが勢いを取り戻すこと。 また、解決したことが再発すること。
失地回復(しっちかいふく)
奪われた地位や権力、領地などを取り戻すことのたとえ。 「失地」は奪われた土地。 戦争などで奪われた土地を取り戻すという意味から。
文芸復興(ぶんげいふっこう)
十四世紀末のイタリアから始まった、古典古代の文化を復興しようという文化運動、「ルネサンス」の異称。 イタリアから始まり、西欧一帯に広がって近代文化の形成の源流となった。