「勝」を含む四字熟語一覧
勝を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
一六勝負(いちろくしょうぶ)
ばくちのこと。また、運任せの思い切った行動のこと。 「一六」はさいころの目のこと。 さいころを振って、一の目が出るか、六の目が出るかを賭けて勝負するということから。
得手勝手(えてかって)
他人のことは考えず、自分の都合ばかりを考えて好き勝手に行動すること。
勝手気儘(かってきまま)
他人のことを考えず、自分の思ったままに振る舞うこと。
我慢勝他(がまんしょうた)
他の人以上に自分の考えを押し通すこと。 または、自分は他の人よりもすぐれていると思い上がって見下すこと。 仏教の言葉で、「我慢」は七慢のうちの一つで、自負心が強いこと。 「勝他」は他の人よりもすぐれていると思うこと。
師勝資強(ししょうしきょう)
師も弟子もどちらも優れていること。 「資」は弟子のこと。 「勝」と「強」はどちらもすぐれていて立派という意味。
出奇制勝(しゅっきせいしょう)
相手が思いつかないような策略を使って勝つこと。 「奇」は相手が思いつかないような策略、奇策。 「奇を出(い)だして勝ちを制す」とも読む。
勝残去殺(しょうざんきょさつ)
残酷な人を感化し、悪行を犯さないように改善することで、死刑の必要性をなくすこと。 「残(ざん)に勝ち殺(さつ)を去(さ)る」とも読む。
真剣勝負(しんけんしょうぶ)
全力の勝負。 元は武士が木刀や竹刀などではなく、真剣で戦うことをいう。
自分勝手(じぶんかって)
自分の都合だけを考えて、他の人の迷惑などを考えずに行動すること。 「勝手」は自分の都合だけで行動すること。
自分勝手(じぶんがって)
自分の都合だけを考えて、他の人の迷惑などを考えずに行動すること。 「勝手」は自分の都合だけで行動すること。
人定勝天(じんていしょうてん)
人間の意志や努力が強ければ、自然や運命さえも超越できるということ。 「人(ひと)定(さだ)まりて天(てん)に勝つ」とも読む。
先手必勝(せんてひっしょう)
先に攻撃を仕掛ければ、必ず勝てるということ。 「先手」は先に攻撃すること。
陳勝呉広(ちんしょうごこう)
他の人よりも先に物事を行う人のこと。 または、反乱をするときの一番最初の指導者のこと。 「陳勝」と「呉広」は人の名前。 古代中国の秦の時代、楚の陳勝と呉広は、協力して秦の圧政に苦しむ人々を引き連れて反乱を起こしたが、一度は勝利したが最終的に戦いに敗れた。 そこから、各地で反乱を起こす人が現われ、秦を滅ぼしたという故事から。
手前勝手(てまえがって)
自分の都合だけを考えて、都合のよい理屈を言ったり、振る舞ったりすること。 「手前」は自身のことをいう一人称の一つ。 「勝手」は自身の都合がよいように振る舞うこと。
百戦百勝(ひゃくせんひゃくしょう)
全ての戦いで確実に勝利すること。 百回の戦いで、百回勝利するという意味から。 古代中国の兵法家の孫子は、確実に勝利する戦いよりも、戦いを起こさずに勝利することを最も善い策略とした。
無手勝流(むてかつりゅう)
策略を巡らせて、実際に戦わずに勝つことやその方法。 または、誰かに教わることなく、自身で考え出したやり方のこと。 「無手勝」は武器を何も持たずに勝利すること。 「流」は物事のやり方。 日本の戦国時代の剣客、塚原卜伝が渡し舟に乗っている時に真剣勝負を挑まれ、陸で戦おうと川の中州に誘ったあとに、そのまま舟を出して置き去りにして、「戦わずに勝つ、それが無手勝流だ」と言って相手を諫(いさ)めたという故事から。
名山勝川(めいざんしょうせん)
景色のいい山と川。 「名勝」と「山川」を組み合わせた言葉。 「名勝」は景色がよいことで有名な場所のこと。
優勝劣敗(ゆうしょうれっぱい)
能力のある者が勝ち、劣っている者が負けること。 生存競争で強者が繁栄して、弱者が滅亡すること。
連戦連勝(れんせんれんしょう)
何度も戦い、戦うたびに勝つこと。 「連戦」は何度も続けて戦うこと。 「連勝」は勝ち続けること。