「池」を含む四字熟語一覧
池を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
殃及池魚(おうきゅうちぎょ)
予想していなかった災いにあうこと。別の人の災いに巻き込まれること。 「殃」は災い、災難のこと。 「池魚」は池の中の魚。 池の水を火事の消化に使われたために水が枯れ、火事に関係のない魚に被害が及ぶことから。 「殃(わざわい)池魚(ちぎょ)に及ぶ」とも読む。
金城湯池(きんじょうとうち)
守りに優れていて、他からの攻めに非常に強い城のこと。 または、防備がしっかりしていて、簡単に入り込めない勢力範囲のこと。 「金城」は金属で作られた城壁のこと。 「湯池」は熱湯が張られている堀のこと。 一般的な土や石で作られた城壁と水が張られている堀をさらに侵入しにくくしたもの。
光禄池台(こうろくのちだい)
非常に豪華で、素晴らしい屋敷のこと。 「光禄」は中国の高級官僚の役職の光禄勲のこと。 「池台」は庭にある池の中に建っている建物のこと。 中国の前漢の時代、光禄勲の長官だった王根の屋敷が極めて立派だったということから。
酒池肉林(しゅちにくりん)
極めて贅沢で豪勢な宴会のこと。 または、性的に乱れている宴会のこと。 「酒池」は酒で満たした池のこと。 「肉林」は林の木々に肉を吊るしたもの。 殷の暴君紂王が、酒池と肉林を用意してその中を裸にした男女に追いかけ回らせるという宴会を、昼も夜もなく何日にもわたって開いたという故事から。 「肉林」の”肉”という字には文字通り”肉”の意味しかなく、原文では酒池肉林の後に「男女を裸にして追いかけ回らせる」という意味の文があるため、酒池肉林という言葉自体には「性的に乱れている宴会」という意味は含まれておらず、そのような意味での用い方は本来は誤用である。
池魚故淵(ちぎょこえん)
池の魚は生まれた池を懐かしく思うということから、故郷を懐かしく思うこと。
池魚之殃(ちぎょのわざわい)
なんの関係も無いのに、災難に巻き込まれることや巻き添えにあうこと。 語源が諸説ある言葉。 罪を犯した桓タイが逃げるときに、池に宝珠を投げ込み、それを探すために池をさらったために魚が全滅したという故事から。 または、城門の火事の消火のために池の水を使ったために、干上がって魚が全滅したという故事から。 または、城門の火事が広がり、池中魚という名前の人の家に燃え移って死んだという故事から。 「池魚之禍」とも書く。
池魚之禍(ちぎょのわざわい)
なんの関係も無いのに、災難に巻き込まれることや巻き添えにあうこと。 語源が諸説ある言葉。 罪を犯した桓タイが逃げるときに、池に宝珠を投げ込み、それを探すために池をさらったために魚が全滅したという故事から。 または、城門の火事の消火のために池の水を使ったために、干上がって魚が全滅したという故事から。 または、城門の火事が広がり、池中魚という名前の人の家に燃え移って死んだという故事から。 「池魚之禍」とも書く。
池魚籠鳥(ちぎょろうちょう)
束縛された境遇のたとえで、主に宮仕えの役人のこと。 また、不自由な暮らしのこと。 不自由な境遇を「池の魚」と「籠(かご)の鳥」にたとえたもの。
湯池鉄城(とうちてつじょう)
城の守りが非常に固いことのたとえ。 「湯池」は熱湯で満たした堀。 「鉄城」は鉄の塀に囲まれた城。
臨池学書(りんちがくしょ)
懸命に文字を書く練習をすること。 「臨池」は池の近くのこと。または、書道のこと。 中国の後漢の書家の張芝は、池のほとりで文字を書く練習に励み、池が墨で黒くなったという故事から。 「池に臨(のぞ)みて書を学ぶ」とも読む。
臨池之志(りんちのこころざし)
懸命に文字を書く練習をすること。 「臨池」は池の近くのこと。または、書道のこと。 中国の後漢の書家の張芝は、池のほとりで文字を書く練習に励み、池が墨で黒くなったという故事から。