「顔」を含む四字熟語
「顔」を含む四字熟語 — 16 件
花顔柳腰(かがんりゅうよう)
美人を言い表す言葉。 「花顔」は花のように美しい顔。 「柳腰」は柳のように細く、しなやかな腰。
鶴髪童顔(かくはつどうがん)
年老いても元気な人の様子。 「鶴髪」は鶴の羽毛のような白髪のこと。 「童顔」は子どものような幼い顔。または、子どものように色つやのよい顔のこと。 「童顔鶴髪」ともいう。
汗顔無地(かんがんむち)
その場から逃げ出したいほどに恥ずかしいこと。 「汗顔」は顔に汗をかくということから、この上ないほどに恥ずかしい様子のこと。 「無地」は場所がないということから、居場所がないこと。 「汗顔(かんがん)、地無(ちな)し」とも読む。
顔回箪瓢(がんかいたんぴょう)
質素な食事のたとえ。 「箪」は竹でできた容器、わりご。 「瓢」は瓢箪でできた容器、ひさご。 わりご一杯の飯とひさご一杯の汁物だけの食事ということから。 孔子の弟子の顔回が、貧しい生活をしながらも勉学に励むのを孔子がほめた言葉から。
顔筋柳骨(がんきんりゅうこつ)
中国の唐の時代の楷書の四大書家の二人である、顔真卿と柳公権の筆法の重要な部分。 または、それらを習得していること。 「筋」は筋肉、「骨」は骨格のことで、書道のこつや骨組みのたとえ。または、力強いことのたとえ。
顔厚忸怩(がんこうじくじ)
恥ずかしいと深く感じること。 「顔厚」は厚かましいこと。 「忸怩」は自分の行いを恥ずかしいと感じること。 どれだけ厚かましい人でも恥かしいと感じるという意味から。 「顔厚にして忸怩たる有り」を略した言葉。
顔常山舌(がんじょうざんのした)
辛い処罰を受けても、君主や国への忠義を貫き通すこと。 「顔常山」は顔杲卿という人物のこと。 中国唐の顔杲卿は、反乱軍の安禄山に捕らえられても、唐への忠義を曲げず、安禄山を罵倒したため舌を切られるという処罰を受けたが、それでもなお罵倒を続けたという故事から。
顔面蒼白(がんめんそうはく)
恐怖や怪我などで動揺したり、困惑したりして血の気が失せた顔色のこと。 「蒼白」は青白いこと。
紅顔可憐(こうがんかれん)
時の流れは無常だということ。 「紅顔」は血色のよい若い青年、「可憐」は「あわれむべし」となって、気の毒ということ。 青年が時とともに老いたことを憐れに思い、同情せずにいられないという意味。
厚顔無恥(こうがんむち)
恥知らずで、遠慮がない態度のこと。 「厚顔」はあつかましいこと。 「無恥」は恥知らずなこと。 他人のことを一切考えずに、自分の思い通りに行動する態度のこと。 「無恥厚顔」ともいう。
承顔順旨(しょうがんじゅんし)
相手の顔色を窺って媚びへつらうこと。 「承顔」は相手の顔色を窺って、それに従うこと。 「順旨」は相手の気持ちや考えに従うこと。 「顔(かお)を承(う)け旨(し)に順(したが)う」とも読む。 「承顔順指」とも書く。
朝有紅顔(ちょうゆうこうがん)
人の一生は変わりやすく、儚いことのたとえ。 「紅顔」は色つやのよい顔ということから、若い人のたとえ。 「朝に紅顔有りて夕べに白骨となる」を略した言葉で、朝に若者だった人が、夕方には死んで白骨になるという意味から。
天顔咫尺(てんがんしせき)
天子の側近として仕えること。 「天顔」は天子の顔。 「咫尺」の「咫」は長さの八寸、「尺」は十寸のことから、「咫尺」は非常に近いことのたとえ。
破顔一笑(はがんいっしょう)
にっこりと微笑むこと。 「破顔」は表情を緩めること。「一笑」は軽く笑うこと。
破顔大笑(はがんたいしょう)
腹を抱えて笑いこけること。または、その様子。 「破顔」は表情を緩めること。 「大笑」は大きな声で笑うこと。
和顔愛語(わがんあいご)
仏教経典で菩薩の態度を表現する言葉で、和やかで親しみやすい態度のこと。 「和顔」はなごやかで柔らかい表情、「愛語」は親愛の気持ちのこもった言葉のこと。
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