「鉄」を含む四字熟語
「鉄」を含む四字熟語 — 17 件
鉄梃大尽(かなてこだいじん)
他人の意見を聞かずに、融通のきかない大富豪、資産家のこと。 「鉄梃」は鉄のてこのことで、頑固なことのたとえ。 「大尽」は財産がたくさんある人、大富豪のこと。
金城鉄壁(きんじょうてっぺき)
並外れて固い守りのこと。 金属や鉄で出来た城壁という意味から。
堅城鉄壁(けんじょうてっぺき)
並外れて守りの固い砦のこと。 鉄で出来た城壁という意味から。
斬釘截鉄(ざんていせってつ)
毅然とした態度で、強い決断力があること。 「斬」と「截」はどちらも断ち切るということ。 釘や鉄を断ち切るという意味から。 元は禅宗の言葉で、妄想や煩悩などの迷いをすっぱりと断ち切ることをいう。 「釘を斬り鉄を截(た)つ」とも読む。
心如鉄石(しんじょてっせき)
人の忠誠心が非常に強いことのたとえ。 心が鉄や石のように堅く揺るがないとの意から。 「心(こころ)、鉄石(てっせき)の如(ごと)し」とも読む。
寸鉄殺人(すんてつさつじん)
短い一言で相手の弱点や欠点をつくことのたとえ。 「寸」は長さの単位で、短い長さのたとえ。 「寸鉄」は長さの短く鋭い刃物ということから、短く的を射た言葉のこと。 急所を突けば、短い刃物でも確実に人を殺すことが出来るという意味から。 「寸鉄(すんてつ)人を殺す」とも読む。
丹書鉄契(たんしょてっけい)
功労のあった家臣に天子が与えた誓文のこと。 鉄に朱で書かれた割り符で、本人やその子孫が罪を犯したときに減免される証となった。
鉄心石腸(てっしんせきちょう)
鉄や石のように固く強い心と意志のこと。 「鉄心」は鉄のように固い心臓、「石腸」は石のように固い腸。 「心」と「腸」は内臓の心臓と腸のことから、心や意志のたとえ。
鉄中錚錚(てっちゅうのそうそう)
普通の人の中で少しだけすぐれている人のたとえ。 「錚錚」は金属の音の形容で、金や銀に比べると劣るが、鉄の中だと少し良い音がするという意味から。
鉄腸石心(てっちょうせきしん)
鉄や石のように固く強い心と意志のこと。 「鉄腸」は鉄のように固い腸。 「石心」は石のように固い心臓。 「腸」と「心」は内臓の腸と心臓のことから、心や意志のたとえ。 「石心鉄腸」ともいう。
鉄樹開花(てつじゅかいか)
将来の可能性がないこと。または、非常に珍しいこと。 「鉄樹」は鉄でできた木のことで、鉄でできた木は花が咲かないという意味から。 または、「鉄樹」は六十年に一度だけ花が咲くといわれているということから。 「開花」は花が咲くこと。
鉄網珊瑚(てつもうさんご)
珍しい品物や、素晴らしい才能をもつ人物を得るために探すこと。 海の底に鉄の網を沈めて、それに着生させ、成長したあとに引き上げて珊瑚を採取するという、唐の時代に東ローマ帝国で行われたとされる方法から。
点鉄成金(てんてつせいきん)
他人の作った平凡な文章に手を加えて素晴らしい作品にすること。 仙人の術にたとえた言葉で、鉄に手を加えて金に変えるということから。 「鉄(てつ)を点(てん)じて金(きん)と成す」とも読む。
湯池鉄城(とうちてつじょう)
城の守りが非常に固いことのたとえ。 「湯池」は熱湯で満たした堀。 「鉄城」は鉄の塀に囲まれた城。
銅牆鉄壁(どうしょうてっぺき)
守りが非常に堅いことのたとえ。 または、絶対に壊すことができないもののたとえ。 「牆」は垣根のことで、銅の垣根と鉄の壁という意味から。
銅頭鉄額(どうとうてつがく)
勇敢で強いことのたとえ。 または、槍や刀を通さない、頑丈な甲冑を身に付けた勇ましい兵士のこと。 銅の頭と鉄の額という意味から。
磨穿鉄硯(ませんてっけん)
強い意志を持ち続けて、達成するまで変えないこと。 または、休まず学問に励むこと。 「磨」はすり減らすこと、「穿」は穴をあけること。 鉄の硯(すずり)に穴を空けるほど学問に励むという意味。 「鉄硯磨穿」ともいう。
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