「枯」から始まる四字熟語
「枯」から始まる四字熟語 — 9 件
枯魚銜索(こぎょかんさく)
親が生きている間に孝行すべきであるという教え。 「枯魚」は魚を干したもの。 「銜索」は縄を通すこと。 魚の干物は腐らずに長く持ちそうに見えるが、すぐに虫に食われてしまうということから、一見元気に見える親も、いつ死んでしまうか分からないということ。 「枯魚(こぎょ)索(なわ)を銜(ふく)む」とも読む。 「故魚銜索」とも書く。
枯槁之士(ここうのし)
地位や財産などを失い、痩せ衰えた人のこと。 または、隠居している人のたとえ。 「枯槁」は植物が枯れるということから、人が痩せ衰えること。
枯樹生華(こじゅせいか)
ひどく困難なことの最中に、その状況を抜け出す方法を見出すこと。 または、歳をとって衰えた老人に生気が戻ること。 枯れた木に花が咲くということから。 元は真心が相手に通じることをたとえた言葉。 「枯樹(こじゅ)華(はな)を生ず」とも読む。 「枯樹生花」とも書く。
枯木寒巌(こぼくかんがん)
世俗を超えた悟りの境地のこと。 または、冷淡で付き合いにくい態度のこと。 「巌」は岩のこと。 枯れた木と冷たい岩のことで、情念や煩悩を捨て去った悟りの境地をいう禅宗の言葉。 「寒巌枯木」ともいう。
枯木朽株(こぼくきゅうしゅ)
老人のたとえ。 または、年をとって衰えた人や、弱くなった力のたとえ。 「枯木」は枯れた木。 「朽株」は枯れてぼろぼろに朽ちた切り株。 どちらも年老いたことのたとえ。または、力が衰えたことのたとえ。
枯木枯草(こぼくこそう)
枯れた植物のこと。
枯木死灰(こぼくしかい)
煩悩や邪な欲望などがない無心のたとえ。 または、情熱や元気がないことのたとえ。 枯れ木と完全に火が消えて冷たくなった灰という意味から。
枯木逢春(こぼくほうしゅん)
辛く苦しい状況から抜け出ることのたとえ。 弱ったものや不遇な境遇にあるものが、勢いを取り戻すことのたとえ。 枯れているように見える木も、春になれば生き返るという意味から。 「枯木(こぼく)春に逢(あ)う」とも読む。
枯木竜吟(こぼくりょうぎん)
一度衰えたものが回復する。 または、苦しい状況を抜け出して生を得ること。 または、ありえないことが実現することのたとえ。 禅宗の言葉で、枯れているように見える木が風に吹かれると、竜が声を発するような勢いで音が鳴るという意味から。
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