「心」を含む四字熟語
「心」を含む四字熟語 — 169 件
物臭道心(ものぐさどうしん)
働いて生活をすることを嫌って僧侶になること。または、そのような僧侶のこと。 「物臭」は面倒がること。または、そのような人のこと。 「道心」は仏教を信仰する心。または、仏教を信仰している人のこと。 仏道の修行をするために僧侶になるのではなく、働きたくないので僧侶になるという気持ちで僧侶になることをいう。
野心満満(やしんまんまん)
心中が抱いている大きな望みに満ちあふれていること。 「野心」は人に知られないように抱いている大きな望み。 「満満」は満ちあふれているさま。
雄心勃勃(ゆうしんぼつぼつ)
雄々しい勇気が、溢れ出してくること。 「雄心」は雄々しい心や勇気。 「勃勃」は勢いよくわき起こること。
輸写心腹(ゆしゃしんぷく)
思ったことを全てそのまま打ち明けること。 「輸写」は心の中の全てを打ち明けること。 「心腹」は自分の心の最も深いところを明かすということ。 「心腹(しんぷく)を輸写(ゆしゃ)す」とも読む。
戮力協心(りくりょくきょうしん)
力を合わせて一致協力して物事に取り組むこと。 「戮」と「協」はどちらも合わせるという意味で、似た意味の言葉を重ねて強調した言葉。 「協心戮力」ともいう。
離心離徳(りしんりとく)
君主と国民の心が合わず、行いに釣り合いがとれないこと。 国民の心を惹き付けることができなくなり、徳に背いてゆくことをいう。
狼子野心(ろうしやしん)
凶暴な人のたとえ。 または、凶暴な人は教化するのは非常に困難ということのたとえ。 「狼子」は狼(おおかみ)の子、「野心」は野生の心という意味で、狼の子は人に飼われても、生まれついての野生の凶暴さを失わないという意味。
狼心狗肺(ろうしんこうはい)
人の心が残酷で、欲深いことのたとえ。 「狼心」は狼のように冷酷で欲深い心。 「狗」は犬のことで、卑しさや狡賢いことのたとえ。 「肺」は心の奥や心の底のこと。
老婆心切(ろうばしんせつ)
必要以上に世話を焼きすぎること。 「老婆心」は老いた女性が必要以上に子や孫の気遣いをすることから過度の親切。 「切」は非常に想いが強いこと。 元は仏教語で、師匠の僧が修行者に丁寧に教え導くこと。