「四」から始まる四字熟語
「四」から始まる四字熟語 — 35 件
四宇和平(しうわへい)
世界が平和で穏やかなこと。 「宇」は屋根のこと。 「四宇」は屋根のように世の中を覆っている空という意味から、世界のたとえ。
四海兄弟(しかいけいてい)
人と接するときにまごころと礼儀を持てば、人は兄弟のように親しくなれること。または、親しくするべきだということ。 「四海」は四つの方向の海のことから全世界という意味。
四海困窮(しかいこんきゅう)
世の中の人々が貧乏で生活に困ること。 「四海」は四方の海の内側という意味から、世の中や国内、世界のたとえ。
四海天下(しかいてんか)
世界。世の中。 「四海」は四方の海の内側という意味から、世の中や国内、世界のたとえ。 「天下」は天の下にある空間ということから、世の中や国内、世界のたとえ。
四海同胞(しかいどうほう)
人と接するときにまごころと礼儀を持てば、人は兄弟のように親しくなれること。または、親しくするべきだということ。 「四海」は四つの方向の海のことから全世界という意味。
四海波静(しかいはせい)
世の中が平和であることのたとえ。 四方の海が穏やかな状態にあるということから。 「四海(しかい)波(なみ)静(しず)か」とも読む。
四角号碼(しかくごうま)
漢字の検索方法の一つ。四隅の形に応じて0から9の番号を割り当て、四桁(最大五桁)の数字で分類する方式。
四角四面(しかくしめん)
真四角のこと。 または、物事を几帳面に考える真面目な人や、真面目すぎて融通が利かず面白みがない人のこと。 四つの角と面がはっきりとしていることから。
四衢八街(しくはちがい)
大通りがあらゆる方面に通じた大きな街のこと。 またはそのような大きな街のたとえとして用いられる。 「衢」と「街」はどちらも四方に通じる道のこと。
四苦八苦(しくはっく)
とても苦労すること。苦しむこと。 仏教語であらゆる苦しみという意味。 四苦は生、老、病、死のこと。 八苦は四苦に愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五陰盛苦の四つを加えたもの。 愛する人との別れの苦しみ、愛別離苦。 恨みや憎しみをもった人と会う苦しみ、怨憎会苦。 欲しいものを得ることができない苦しみ、求不得苦。 心身の活動だけで湧き上がる苦しみ、五陰盛苦。
四弘誓願(しぐぜいがん)
仏になろうとする修行者や菩薩が願いかなえると誓う四つのこと。 あらゆる生き物の苦しみを無くす誓願、衆生無辺誓願度。 尽きない煩悩を全て断つ誓願、煩悩無尽誓願断。 全ての法門を学び尽くす誓願、法門無量誓願学。 仏道の最高の悟りを得て成仏する誓願、仏道無上誓願成。
四絃一撥(しげんいっぱつ)
楽器の琵琶の四つの弦が同時に鳴らされること。 または、それが悲しそうな音をたてること。 「四絃」は四本の弦ということから、弦が四本ある楽器の琵琶のこと。 「一撥」は一回音を鳴らすこと。または、そのための道具のこと。 「四弦一撥」とも書く。
四荒八極(しこうはっきょく)
世界中のあらゆる場所、地域のこと。 世界の隅々までという意味。 「四荒」は北方の觚竹、南方の北戸、西方の西王母、東方の日下の四つのことで、この四方の果てにあるえびすの国のこと。 えびすは異民族の別称。 「八極」は八方の地の果てという意味。
四顧寥廓(しこりょうかく)
周りに何もなく、寂しく広がっている様子。 「四顧」は周りを見回すこと。 「寥廓」は寂しく広がっている様子。
四散五裂(しさんごれつ)
散り散りになること。ばらばらに分裂すること。
四肢五体(ししごたい)
体全体のこと。 「四肢」は両手と両足ということから、全身のたとえ。 「五体」は全身のことで、体の筋、脈、肉、骨、毛皮の五つの部分をいう。一説には、頭、頸、胸、手、足の五つや、頭と両手両足の五つとする場合もある。
四書五経(ししょごきょう)
代表的な儒教の経典のこと。 「四書」は「大学」、「中庸」、「論語」、「孟子」のこと。 「五経」は時代によって異説あるが漢以降は、「易経」、「詩経」、「書経」、「礼記」、「春秋」のこと。
四十不惑(しじゅうふわく)
孔子が生涯を述懐して語った言葉で、四十歳のときに自分の学問に自信をもって、向かう方向が妥当だと確信して迷わなくなったということから、四十歳で迷わなくなること。
四神相応(しじんそうおう)
四神に基づき、最も理想的とされる地相のこと。 「四神」は四方位を守護する神々であり、東の青竜は流水、南の朱雀は窪地、西の白虎は大道、北の玄武は丘陵を象徴する。これらの地形が揃う地相が、吉兆とされている。 この地相は、官位や福禄、無病、長寿をもたらすと信じられており、平安京はその条件を満たす地に建設されたとされている。
四塞之国(しそくのくに)
攻めにくく守りやすい四方を山や川に囲まれた地勢の国のこと。
四鳥之別(しちょうのわかれ)
親子の悲しい別れのこと。 「四鳥」は四羽の雛鳥のこと。 雛鳥が巣立つときに親鳥が悲しい声で鳴く様子から。 孔子が早朝に悲鳴のような泣き声を聞き、これはなんだろうと弟子の顔回に尋ねると、垣山にいる四羽の雛鳥が巣立とうとしていたときの悲しげな母鳥の声に似ていると答えた。 調べてみると、父親が亡くなり、貧しくて子を売ることになった母親の泣き声だったという故事から。
四鳥別離(しちょうべつり)
雛(ひな)鳥が巣立つときに親鳥が悲しい声で鳴く様子から、親子の悲しい別れのこと。 「四鳥」は四羽の雛鳥のこと。 孔子が早朝に悲鳴のような泣き声を聞き、これはなんだろうと弟子の顔回に尋ねると、垣山にいる四羽の雛鳥が巣立とうとしていたときの悲しげな母鳥の声に似ていると答えた。 調べてみると、父親が亡くなり、貧しくて子を売ることになった母親の泣き声だったという故事から。
四通八達(しつうはったつ)
四方八方に道路が広がっている様子。 または、交通網が発達していて、交通や往来が盛んでにぎやかな場所のこと。
四百四病(しひゃくしびょう)
人のかかる様々な病気のこと。 仏教で人の体を構成する四大元素、地、水、火、風の不調が原因で発生し、それぞれに百一の病があるとされていて、あわせると四百四の病があるということから。
四分五散(しぶんごさん)
国や秩序などが乱れてまとまりがなくなり、ばらばらに分裂すること。
四分五裂(しぶんごれつ)
国や秩序などが乱れてまとまりがなくなり、ばらばらに分裂すること。
四方八方(しほうはっぽう)
ありとあらゆる方向のこと。 「四方」は東、西、南、北の四方向。 「八方」は四方に、北東、北西、南東、南西を加えた八方向。
四曼不離(しまんふり)
真言密教の四種類の曼荼羅は、お互いに深く関わりあっていて分けることはできないという教義のこと。 「四曼」は四種曼荼羅を略した仏教の言葉で、梵字や立像、仏具などで悟りの境地や世界観など表現したもののこと。 「不離」は密接に結びついていて、分けることができないということ。
四無量心(しむりょうしん)
他人のために尽くそうという、推し量ることのできない四つの心のこと。 または、仏道を志す人が持つべき心構えのこと。 仏教の言葉で、世の人々に起こす四つの無量心をいう。
四面楚歌(しめんそか)
周りを敵や反対者に囲まれており、味方がいなくて孤立している状態のこと。 楚の項羽は漢の劉邦に追い詰められたときに、夜になって漢の軍の中から聞こえてきた楚の国の歌をきいて、漢に降った楚の人が多いことを嘆き、敗北を悟った故事から。
四門出遊(しもんしゅつゆう)
釈迦が太子の時に、四つの門から外に出て老人、病人、死人、修行者を見つけて、出家を決意した伝説のこと。 釈迦がまだシッダルータ太子と呼ばれ、不自由のない生活をしていたときに、城外で遊ぼうとして別々の日に別々の門の外に老人、病人、死人を見かけた。そして、人間の無常を感じ、最後に修行者に出会い出家する決意をしたといわれている。
四門遊観(しもんゆうかん)
釈迦が太子の時に、四つの門から外に出て老人、病人、死人、修行者を見つけて、出家を決意した伝説のこと。 釈迦がまだシッダルータ太子と呼ばれ、不自由のない生活をしていたときに、城外で遊ぼうとして別々の日に別々の門の外に老人、病人、死人を見かけた。 そして、人間の無常を感じ、最後に修行者に出会い出家する決意をしたといわれる。
四六時中(しろくじちゅう)
一日中・いつも・終日という意味。 「四六時」は二十四時間。四掛ける六で二十四になることから。 「中」はその間ずっとという意味。 昔使われていた「二六時中」という言葉が変化したもの。
四六駢儷(しろくべんれい)
四字句と六字句の対句を用いる、古代中国の修辞的な文体のこと。 「駢」は馬を二頭並べて車につなぐという意味から、対句という意味。 「儷」は一対になって並ぶという意味。 中国の六朝時代から唐の時代にかけて盛んに使われ、中国の美文の基本となった文体。
四方山話(よもやまばなし)
世間のさまざまな事柄について気ままに交わす話。取りとめのない雑談。世間話。
四字熟語一覧
- /
- 1ページ
- 全1件